人生にゲームをプラスするメディア

【GDC 2013】オートデスク、GAMEWAREの新バージョンを公開

オートデスクはGame Developers Conferenceに合わせて、ゲーム開発向けのミドルウェア「GAMEWARE」についても最新バージョンを公開しました。

ゲームビジネス その他
【GDC 2013】オートデスク、GAMEWAREの新バージョンを公開
  • 【GDC 2013】オートデスク、GAMEWAREの新バージョンを公開
オートデスクはGame Developers Conferenceに合わせて、ゲーム開発向けのミドルウェア「GAMEWARE」についても最新バージョンを公開しました。

■Autodesk Scaleform 4.3

Adobe Flashでのユーザーインターフェースの開発をサポートするミドルウェア。新機能としてはActionScript 3 APIクラスの追加サポート、サードパーティ/コミュニティで開発された多くのエクステンションをScaleform内で直接利用できるようにするためのAdobe AIR用エクステンションなど。また、Flashのブレンド機能への対応を向上。カラーやシェイプを今まで以上の種類で利用できるようになりました。Unity 4との互換性の追加、Windows 8への対応も行われました。

■Autodesk Gameware Navigation 2014

これまで「Kynapse」と呼ばれていたAI(人工知能)のミドルウェアが「Gameware Navigation」と改称。複雑なゲーム環境における自動的なNavMesh生成、パスファインディング、パスフォローイングなどが可能なほか、キャラクターや障害物の回避、動的なNavMesh、入れ替え可能なセクター、Unreal Engine 3のサポートなど多彩な機能でAI開発を容易にします。

■Autodesk Beast 2014

ライティングエフェクトを向上させるミドルウェア。最新バージョンでは、より自然なライティングを実現するための物理ベースのレンダリングが追加されたほか、Open Shading Languageへのサポートによりマテリアルのプロパティを作成する際の柔軟性を高め、より現実に近い高精度なレンダリングのプレビューが可能になっています。

■Autodesk HumanIK 2014

キャラクターアニメーションを行うミドルウェア。新バージョンでは、フルボディIK(inverse kinematics)やリアルタイムのリターゲティング技術により、キャラクター同士のインタラクションや実行時のゲーム環境にプロシージャルに適応することが可能に。HumanIK 2014では、大規模なキャラクターグループの同時進行のアニメーションを作成できるよう最適化されていて、モバイルプラットフォームへの対応も改善され、首や脊椎の“スカッシュ アンド ストレッチ”による変形の簡単なコントロール、四肢アニメーションへの対応強化などが含まれています。
《土本学》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. なぜ「アイカツ」のライブ映像は、ユーザーを魅了するのか…製作の裏側をサムライピクチャーズ谷口氏が語る

    なぜ「アイカツ」のライブ映像は、ユーザーを魅了するのか…製作の裏側をサムライピクチャーズ谷口氏が語る

  2. 【CEDEC 2016】技術から語る『龍が如く』の10年──特殊エフェクトや物理エンジンの取り組み

    【CEDEC 2016】技術から語る『龍が如く』の10年──特殊エフェクトや物理エンジンの取り組み

  3. 「日本と海外におけるゲーマーにとってのリージョン制限」・・・イバイ・アメストイ「ゲームウォーズ 海外VS日本」第22回

    「日本と海外におけるゲーマーにとってのリージョン制限」・・・イバイ・アメストイ「ゲームウォーズ 海外VS日本」第22回

  4. 【ゲーム×法律】子どもがゲームに高額課金、親は取り戻せるのか?

  5. ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が米国任天堂らを提訴

  6. 任天堂ミュージアムに行ってきました!

  7. それは“絶望の一週間”―『シノアリス』のエンジニアがサービスイン時の混乱を語る【CEDEC 2018】

  8. 令和に新作ファミコンカセットを自作!その知られざるテクニック&80年代カルチャーを「桃井はるこ」「なぞなぞ鈴木」らが語る【インタビュー】

  9. シンガポールが新しいゲームレーティング制度を導入

  10. 海外パブリッシャー向けの営業とは・・・IGDA日本グローカリゼーション部会 特別セミナー

アクセスランキングをもっと見る