まずは、その大きさにただただ、驚くばかり。店舗面積は29万3905平方メートルで、日本の主要百貨店の面積と比較すると、現時点で最も広い面積なのが松坂屋名古屋店で8万6758平方メートル。東京では、東武百貨店池袋本店が8万3000平方メートル。2013年に大阪でリニューアルオープン予定の「あべのハルカス近鉄本店」で10万平方メートルと、およそ日本の百貨店の3倍程度という計算になります。ちなみに、日本最大のショッピングセンターであるイオンレイクタウンの店舗面積が24万5000平方メートルですので、単純比較はできませんが、その大きさがどれほどのものか、すこし想像して頂けるのではないでしょうか。
早速売り場の様子ですが、最初に発見したのはSCE、マイクロソフト、そしてPCのパッケージゲームを販売する区画でした。CDショップと併設されており、店舗入口では先日発表された新型PS3が宣伝されていました。中を覗くと、ゲームを販売するコーナーは高さ2メートル、幅1.7メートル程度の棚1つのみ。
まず、目を引くのがPS3やPS VitaといったSCEのハードです。そして棚上段にはPCゲーム、下段にはPS3のソフトがずらり。基本的には日本メーカーのものは数が少なく、ざっと見て確認できたのは『Pro Evolution Soccer 2013』(『ワールドサッカー ウイニングイレブン 2013』の欧州名)のPC版くらいでした。Xbox360のソフトは、PSのゲームに追いやられるような形で陳列されていました。
ここで気になるのが、任天堂製品の取り扱い。見渡しても、見つからず、店員さんに尋ねようかと思ったところ、日本の玩具(ガンプラやアニメ関連グッズ)売り場の裏側でひっそりと販売されていました。プッシュされていたゲームはニンテンドーDSソフト『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』とニンテンドー3DSソフト『nintendogs + cats』。他にはWiiソフトの『JUST DANCE 2』のプロモーション映像が放映されていました。とはいえ、何かもの悲しい雰囲気で、「ニンテンドーDSアクセサリー」と称されたコーナーには「ワンピース」のサンジの手配書が貼られている始末。せっかく若い女性が来たかと思えば、近くの「黒執事」グッズを手に取り歓声を上げていました。
世界最大のデパートでのゲームの取り扱いということで、少し期待をして行ってみたものの、日本の百貨店と同様か、それ以下、といった印象をうけました。やはり、日本との市場規模の差も大いに影響しているように思います。そんななかで各ハードメーカー、とりわけニンテンドー3DSや『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』などのタイトルを積極的に展開する任天堂がどのような結果を残せるのか、注目です。
編集部おすすめの記事
特集
その他 アクセスランキング
-
世界を救う道中には付き物!?プレイする中でついついやってしまうRPGあるある10選【特集】
-
GWにプレイしたいおすすめRPG5選―長期休暇こそ新しいゲームに手を出そう!直近に発売された“圧倒的に好評”な作品を紹介
-
『モンハンライズ』マルチプレイで押さえておきたい6つのポイントーみんなで集まって遊んだ日々が帰ってくる!
-
神秘的な海のロマンあふれるおすすめゲーム5選―美しくも厳しい海中世界を大冒険しよう!
-
『モンハンライズ』人気武器No.1はどれだ! 1,600人以上の読者が選んだ投票結果ー選ばれたのは?
-
『SEKIRO』読者が一番愛用する義手忍具はこれ! 仕込み傘・手裏剣・爆竹が三つ巴─“有用”から“かっこいい”までコメントも多彩【アンケート】
-
『ポケカ』新弾「Pokémon GO」に驚きの仕掛け―表面のシールを剥がせば…「メタモン」だー!
-
公式Xが投稿の『ポケモン』を信楽焼で表現した作品がすごすぎる!リザードンやロコンなど、ほのおタイプのポケモンが温かみと迫力のある造形に
-
最も人気の高い『ペルソナ』ナンバリングはこれだ! 上位3作が約3%差の熾烈な争い─派生作もジャンル別で激突【アンケ結果発表】
-
PS4版『FF7 リメイク』からPS5版へのアップグレードってどうするの? その手順を分かりやすく紹介! 無料DLCやセーブデータ移行時の注意点もチェック