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【TGS 2012】アークシステムワークスの新作発表ステージレポート・・・『BLAZBLUE』森Pへのインタビューも

アークシステムワークスは、東京ゲームショウ2012のステージにて、未発表作を含む、新作タイトル4作品を発表しました。『BLAZBLUE』の森利道プロデューサーへのインタビューもあわせてお伝えします。

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アークシステムワークスは、東京ゲームショウ2012のステージにて、未発表作を含む、新作タイトル4作品を発表しました。『BLAZBLUE』の森利道プロデューサーへのインタビューもあわせてお伝えします。

まずイベントステージで最初に発表になったのはアーケードゲーム『BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA』です。



人気シリーズの新作となる本作では、すでに公開されている情報を含め、森プロデューサーからゲームの詳しい解説がありました。

「システムが複雑なので、間口を広くした」という本作では、引き続き「スタイリッシュモード」が搭載されます。「『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』を制作した経験をふまえ、システムを根本から見直した」ということで、初心者でもゲームの楽しさを味わえるようなシステム設計にしてあるそうです。2012年冬の稼働予定で、現在鋭意制作中とのこと。

なお、本日に富士見書房から発売された「BLAZBLUE‐ブレイブルー‐ フェイズシフト4」を読んでからプレイするとより一層楽しめるそうです。
ファンなら併せてチェックしましょう。

2番目に紹介されたタイトルは『XBLAZE(仮題)』です。




アドベンチャーProject第1弾と銘打たれた本作は、森プロデューサーが原作とプロットを、シナリオはあかほりさとる氏が主宰するSATZが担当するアドベンチャーゲームになっています。BGMではダブステップが流れるなど、制作陣、キャストも『BLAZBLUE』シリーズとは違った、若い力がメインになって制作が進められているということです。キャストは明らかにされませんでしたが、一番若い声優で10代とのことです。

ゲーム内容も、プロモーションビデオの中では触れられませんでしたが、随所に「窯」「蒼」「スサノオ」といった言葉が登場し、映像の最後は「対象の殲滅を開始します」と締めくくられるなど『BLAZBLUE』ファンは何とも勘ぐりたくなるような内容になっています。気になる主題歌はBLAZBLUEシリーズでもお馴染みの『ランティス』にて鋭意製作中とのこと。XBLAZE(仮題)の世界をどのように表現するのか期待が高まります。
アドベンチャーゲーム『XBLAZE(仮題)』は2013年の初春発売予定です。

続いて紹介されたのは『月英学園』というビジュアルノベルゲームです。



ご存知の方もいるとは思いますが、声優の杉田智和さんとシナリオライター熊川秋人(熊川貴族)氏の企画で立ち上がった、同人小説が原作の同人ビジュアルノベルゲームが、アークシステムワークスによってコンシューマーゲームとして発売されることが決定しました。

シナリオは熊川氏と根岸和哉氏が担当し、音楽はロマンシング サ・ガでもお馴染みの伊藤賢治氏が同人版に引き続き担当するということで、非常に豪華な制作陣になっています。同じく声優陣についても、森プロデューサーが「杉田さんの希望通り」という非常に豪華なキャスティングになっているようです。

また、杉田さんのビデオメッセージが公開され、今までは声優としてゲームに携わってきたが、「視点変えることで気付くことがあるのではないか。」といった思いや、森利道氏への大恩がアークシステムワークスとのタッグで作品を発表するきっかけになったといったエピソードが、杉田さんらしい語り口で語られました。

杉田さん曰く「進行度は8%、まだ開発が決まったばかり」ということですが、「杉田ワールド全開」という『月英学園』は2013年2013年初春に発売予定です。

そして最後に紹介されたのが、今秋にMobageで公開予定の対戦型ソーシャルゲーム『ダマスカスギヤ』です。



今までのソーシャルゲームのように、何となくクリックして進められるような設計ではなく、コアゲーマーにも受け入れられるような、骨太なタイトルになっているということです。

本作はカードバトル式ではなく、ロボットをカスタマイズして、戦闘を行っていく作品になっているということです。戦闘シーンにもかなり力を入れているということですが、スキップ可能なオートバトルになっています。なお、ロボットのカスタマイズについては、全て戦闘シーンに反映されるほか、色のカスタマイズなどもバリエーションも豊富になっています。

システムにも今までのゲームとは異なるシステムになっていると語ったのはプロデューサーの原口氏。例えば、「ミッションモード」を進めてパーツを手に入れたり、能力を強化することができますが、体力ゲージがゼロになるとミッションに挑戦できないどころか「ユーザーがしっぺ返し」をくうような設定になっています。本作の売りとなっている「ランキングモード」では単に勝敗だけでランク付けされるのではなく、勝負するユーザーの勝敗を予想し、賭けることができます。やりようによっては「自分が戦闘しなてもランキング上位になれる」といった、まさに今までのソーシャルゲームの概念を覆すようなしかけが満載です。

1クリックの重みを出し、リッチ化を図ったソーシャルゲーム『ダマスカスギヤ』は今秋からMobageで配信予定で、アークシステムワークスブースでは実機でのプレイができるので、ぜひ遊んでみてください。

新作発表の終了後は、新作を発表した制作陣や、ステージを彩ったコンパニオンとのフォトセッションが行われました。



ここからはステージ終了後に行われた、森利道プロデューサーへの新作タイトルについてのインタビューの模様をお伝えします。

―――『XBLAZE』の紹介映像では、『BLAZBLUE』シリーズとの関連を匂わせる映像が流れましたが、関連性あるのでしょうか?また、シリーズキャラの登場はありますか?
森:キャラについては秘密です(笑)、いくつかの関連はありますが、初めてプレイするユーザーが楽しめる内容にしています。もちろん、『BLAZBLUE』シリーズファンにも喜んでもらえる要素もありますよ。

―――『BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA』には3人の新キャラが登場しますが、お気に入りのキャラを教えてください

森:やはりプレイしていて楽しいのは「バレット」ですね。CT(『BLAZBLUE -CALAMITY TRIGGER-』)でやりたかった「投げコンボ」ができるので非常に面白いです。あとは、「アズラエル」です。プレイしていても楽しいのはもちろんなんですが、CVをお願いした安元洋貴さんの声が素晴らしくて、ドMでもドSでもいける!というくらいにベストマッチしています(笑)

―――それでは最後にファンの皆さんに一言お願いします。
森:そうですね。『CHRONOPHANTASMA』なんですが、コンシューマ向けで発売するという噂がでて、メールとか問い合わせを頂いたりもするんですが、まずはアーケードの稼働が1番ですからね。年内には100%、いや120%出ませんので(笑)

あと、22日(パブリックデイ1日目の土曜日)にステージ(『BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA』スペシャルトークショー)をやるんですが、『GUILTY GEAR』の石渡(石渡太輔氏)が皆さんにもお話ししたいことがあるようなので、ぜひ楽しみにしていてください。

―――貴重なお話ありがとうございました

なお、アークシステムワークスブースでは、『BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA』や『GUILTY GEAR』最新作などの試遊ができます。



一般公開となるパブリックデイでは「TGSスタンプラリー」と題したスペシャルイベントが展開されます。ゲームの試遊やステージ観覧ではオリジナルカードが配布され、全7個のスタンプがたまると、先着100名に約60種のオリジナルカードが挿入されたカードホルダーがプレゼントされます。カードには『BLAZBLUE』など人気タイトルのキャラクターがイラストされているだけでなく、『GUILTY GEAR』カードの背面には石渡太輔氏描き下ろしのイラストがデザインされており、非常に貴重なカードになっています。
さらにはここでしか手に入らない『くにおくん』の激レアカードも封入されています。
今週末お越しの方は、貴重なアイテムをゲットすべくアークシステムワークスブースへ足を運んでみてはいかがでしょうか。

《宮崎 紘輔》

タンクトップおじさん 宮崎 紘輔

Game*Spark、インサイドを運営するイードのゲームメディア及びアニメメディアの事業責任者でもあるただのニンゲン。 日本の新卒一括採用システムに反旗を翻すべく、一日18時間くらいゲームをしてアニメを見るというささやかな抵抗を6年続けていたが、親には勘当されそうになるし、バイト先の社長は逮捕されるしでインサイド編集部に無気力バイトとして転がり込む。 偶然も重なって2017年にゲームメディアの統括となり、ポジションが空位になっていたGame*Sparkの編集長的ポジションに就くも、ちょっとしたハプニングもあって2022年7月をもって編集長の席を譲る。 夢はイードのゲームメディア群を日本のゲーム業界で一目置かれる存在にすること、ゲームやアニメを自分達で出すこと(ウィザードリィでちょっと実現)、日本武道館でライブすること、グラストンベリーのヘッドライナーになること……など。

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