人生にゲームをプラスするメディア

【China Joy 2012】中国最大のSNS「人人網」の新しいゲーム戦略

フェイスブックやツイッターが接続できない中国において、ナンバーワンの地位を占めるSNSが「人人網」(RenRen)です。当初はPC向けのサービスでしたが、中国でのスマートフォンの爆発的な普及により主戦場をスマートフォンに移し、ゲーム分野にも積極的に投資します。

ゲームビジネス 市場
【China Joy 2012】中国最大のSNS「人人網」の新しいゲーム戦略
  • 【China Joy 2012】中国最大のSNS「人人網」の新しいゲーム戦略
  • 【China Joy 2012】中国最大のSNS「人人網」の新しいゲーム戦略
  • 【China Joy 2012】中国最大のSNS「人人網」の新しいゲーム戦略
  • 【China Joy 2012】中国最大のSNS「人人網」の新しいゲーム戦略
  • 【China Joy 2012】中国最大のSNS「人人網」の新しいゲーム戦略
  • 【China Joy 2012】中国最大のSNS「人人網」の新しいゲーム戦略
  • 【China Joy 2012】中国最大のSNS「人人網」の新しいゲーム戦略
  • 【China Joy 2012】中国最大のSNS「人人網」の新しいゲーム戦略
フェイスブックやツイッターが接続できない中国において、ナンバーワンの地位を占めるSNSが「人人網」(RenRen)です。当初はPC向けのサービスでしたが、中国でのスマートフォンの爆発的な普及により主戦場をスマートフォンに移し、ゲーム分野にも積極的に投資します。

「人人遊戯」(RenRen Games)と呼ばれるゲーム部門は北京を本拠地として、数百名の開発体制を持ち、年間40タイトルをリリースします。当初はPCのブラウザゲームが主流でしたが、現在ではスマートフォンやタブレット向けに注力します。海外展開も進め、東京・ソウル・台北・サンフランシスコに拠点を持ちます。各国向けの開発体制も整えつつあり、日本向けのスタジオも中国国内にあるそうです。日本法人は昨年秋の設立から既に約10タイトルをテストマーケティング的にリリースしています。

その経緯からブラウザとスマートフォンの両方にタイトルをリリースするケースが多く、プレイヤーは双方のプラットフォームでプレイすることができます。Adobeとの技術提携により、クロスプラットフォームの開発環境が整備されていて、数週間で複数のプラットフォームでリリースすることが可能になっているとのこと。

これまでは自社開発に資源を集中してきましたが、今後はパートナーシップを活用し、共同開発・共同パブリッシングも展開していくとのこと。既に日本の大手コンシューマーゲームメーカーやソーシャルゲームデベロッパーとの提携が決定しているそうです。中国市場への進出には困難が伴いますが、中国最大のSNSと自社の広告ネットワーク「Ader」を持つ人人遊戯のマーケティング能力は大きな武器となりそうです。

先日国内でスマートフォン向けの第一弾として『乱世キング』をリリースした人人遊戯。今後も国内で多数のタイトルを提供していく計画ですが、単にデベロッパーとしてだけではなく、プラットフォームホルダーとしても注目を集めることになりそうです。
《土本学》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. USJのVRジェットコースター「XRライド」がヤバ過ぎる…レールのない空間を走り、前振りなく急落下する

    USJのVRジェットコースター「XRライド」がヤバ過ぎる…レールのない空間を走り、前振りなく急落下する

  2. 令和に新作ファミコンカセットを自作!その知られざるテクニック&80年代カルチャーを「桃井はるこ」「なぞなぞ鈴木」らが語る【インタビュー】

    令和に新作ファミコンカセットを自作!その知られざるテクニック&80年代カルチャーを「桃井はるこ」「なぞなぞ鈴木」らが語る【インタビュー】

  3. シフトがWW向け新作アクションRPGを開発中と明らかに!『ゴッドイーター』や『フリーダムウォーズ』を手掛けたスタジオ

    シフトがWW向け新作アクションRPGを開発中と明らかに!『ゴッドイーター』や『フリーダムウォーズ』を手掛けたスタジオ

  4. 【GTMF2013】ヤマハによるアミューズメント向け次世代 GPU と開発環境

  5. 7月14日オープンの「VR ZONE SHINJUKU」詳細発表! 『マリオカート』や「攻殻」のアクティビティも─気になる料金は?

  6. 「キミの心の応援団長」バーチャルYouTuber富士葵が込める想いとはーーキーマンインタビュー

  7. 【めざせクリエイター! Shadeで始める3DCG】第7回:3Dモデリングを教わってみた:Shade11実践編

  8. 「日本と海外におけるゲーマーにとってのリージョン制限」・・・イバイ・アメストイ「ゲームウォーズ 海外VS日本」第22回

  9. 当時の姿のまま中古ビル内に放棄されていた90年代ゲーセン

  10. 『バンジョーとカズーイの大冒険〜グランティの復讐』が携帯向けに国内初上陸

アクセスランキングをもっと見る