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【そそれぽ】第48回:シュートが外れるとつい頭を抱えちゃう!『ポケットサッカーリーグ カルチョビット』をプレイしたよ!

インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート、第48回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

任天堂 3DS
インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート、第48回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

いよいよ本格的な夏が近づいてきました。夏以降は大作ゲームの発売ラッシュ。今から何を遊ぼうか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。かく言う筆者も実はかなり悩んでいます(笑)。そんな悩ましいゲームタイトル選びの参考に【そそれぽ】が少しでもお手伝いできたら幸いです!

というわけで、今回プレイするのは任天堂のニンテンドー3DSソフト『ポケットサッカーリーグ カルチョビット』です。

サッカーへの興味・感心が人並み程度な筆者ですが、意外にもスポーツ系の経営シミュレーションが好きだったりします。サッカークラブ経営ゲームはもちろん、本作を制作したパリティビットの代表作でもある『ダビスタ』シリーズもそこそこにプレイしてきました。しかし初代『カルチョビット』は未プレイ。薗部博之氏が手掛けるサッカーチーム経営シミュレーションとは一体どんなものなのでしょうか。それでは、早速プレイしていきましょう。

※画像はiPhoneで無理矢理ニンテンドー3DS本体画面を撮影したものです。

■東京世田谷エゥーゴ、チーム発足
『ニンテンドーeショップ』では、発売前から本作の「体験版」が配信されていて、最初のリーグである「フレッシュリーグ」を優勝するか、2年目のシーズン終了までを、たっぷり楽しむことができます。ゲームの基本的な内容がプレイできるのはもちろん、この体験版で育てたチームは製品版に引き継げるとのことなのでプレイしないテはありません!筆者も発売前から体験版でプレイをスタートしました。

地元は東京に設定。23区から選べないのは残念だけど、チーム名に無理矢理ねじ込む形で「東京世田谷エゥーゴ」に決定。大勢をひっくり返す組織的なサッカーを目指します。ユニフォームのカラーは・・・ホームはホワイトを基調にブルーを、アウェーはイエロー系、キーパーはやっぱりあずき色系ですかね。エゥーゴですもんね。


■試合で見つかる「課題」、克服のための「特訓」
練習試合、公式戦問わず、スタジアムで「試合」を行うとほぼ確実に「課題」が見つかります。クラブハウスではそれに応じて克服するための「特訓」ができるようになり、特訓によって選手の能力を伸ばしていきます。選手の育成の基本はこの繰り返しですが、試合に出場したり、フォーメーションをイジったり、さまざまな要素でチームの強さが決まっていくので、選手が強力だから勝てるというだけではなさそうです。うーん、シンプルなのに奥深い。


■フレッシュリーグの制するものは体験版を制す
そそそ監督率いる、東京世田谷エゥーゴ。公式戦の合間はとにかく練習試合を数多くこなし、数多くの特訓をこなし、疲労の「シグナル」を青で保てるギリギリでスケジュールを乗り切っていきます。そして迎えた1年目のフレッシュリーグ最終節。ウチのチームが勝って1位のチームが負ければウチのチームが優勝で、それ以外では優勝に届きません。絶対に負けられない戦い。

攻撃的なウチのチームは勝利を収め、気になる1位チームは・・・負け。つまりウチのチームが優勝!やったー!!!・・・体験版はここまでです。うわっ!1年目で意図せず優勝してしまった!!(笑)もっとガンガン育てたいのに!発売日早く来ーい!!


■そして始めた製品版
体験版のデータを製品版へと無事に引き継ぎ、いよいよ製品版を本格スタート。基本的には続きをプレイすることになるのですが、体験版との大きな違いは、なんと言っても「ネットランキング」です。


■ネットで目指すガチ日本一
ネットを通じて、地域代表をかけて他のプレイヤーが育てたチームと試合することができます。自分が手掛けた愛着あるチームの真の実力が問われます。通常の試合とは異なり、試合中の采配もある程度傾向を設定できる以外はオート。なので非常に気軽です。


■3DS関係なしに楽しめる「日刊カルチョビットweb」
自分はもちろん、日本中で展開されている本作の「ネットランキング」対戦。最近の試合結果、ランキングなどなど、ほぼ最新の情報は、特設ウェブサイト「日刊カルチョビットweb」でいつでもチェックすることができます。ニンテンドー3DSでソフトを起動しなくても気軽に自分のチームの勝敗などをチェックできるので、非常に便利。TwitterやFacebookとの相性も非常に良さそうなので、ソーシャルゲーム的に本作を楽しむこともできそうです。


■手応えがあるのに攻略法が見つからない「薗部ワールド」
これは薗部博之氏が手掛けるゲームの特徴だと思っています(笑)。育成の手応え、確かに強くなった選手やチーム、自分の経営手腕も上達している感覚、それらがはっきりあるのに、「どうすれば勝てるのか」といった決まった攻略法は基本的にありません。だからこそ、試合は「絶対に勝てそうな相手」であっても「絶対に負けそうな相手」であっても、毎回結果が読めずにドキドキします。プレイヤーができることは、「自分なりに万全を期する」だけ。このもどかしさが面白さに直結していると思います。自分を信じて更なる高みを目指すのみ!

ちなみに筆者は、本記事を書いている時点で2年目のシーズンを終了、ステップリーグ3位という結果でした。まだまだ長く楽しめそうです。


■試合シーンのカット設定はあるべきか論争
・・・が巻き起こりそうな気がします(笑)。ひと試合の時間はそこそこに長いのですが(10分弱程度)、カットはできません。これを不便に感じるかどうかは人それぞれ。

筆者の場合は、実際にテレビでサッカー中継を見るような感覚で試合を楽しむので、実は「ながら」プレイも多かったりします。ただし、テレビ中継同様にヤバいシーン、あるいはチャンスのシーンでは歓声やどよめきが一際大きくなるので、その瞬間はパっと3DSに目を向けます(笑)。カットなしだからこそ、そういったところまでを含めた「リアルさ」や「ワクワク感」「ドキドキ感」なのではないかなぁと思っています。


■総評:気付いたらシュート外れたときに「うわー!」って頭を抱えてた
本作の見所は本当に沢山あるのですが、やはり自分のチームが試合に負けても楽しいということが一番印象的です。もちろん悔しさがバネとなり、次の試合へつなげていきたくなるのですが、強いチームと戦ったときこそより見えてくるチームの「課題」は、チームを強くするのに必要不可欠な「特訓」へとつながり、試合をすることが作業的でなく、純粋に楽しく感じられる作りになっているように感じました。

また、「リアルさ」は決してグラフィックを緻密に描くことだけではないということを痛感。試合中、ドット風のカワイイ選手たちの挙動は脳内でリアルなものに補完され、テレビでサッカーを観戦しているのと同じ感覚を覚え、自分のチームの試合を観戦しているときは本当にドキドキさせられます。何をもって「リアル」なのか本気で考えなきゃいけないですよ。決定的な場面で外れたシュートに、思わず「うわー!」って言いながら頭を抱えます(笑)。

ネットとの連動「日刊カルチョビットweb」も、なかなか充実していて、直感的でわかりやすいです。ゲームの外側でも楽しめるという意味では、ソーシャル的な楽しみ方も見つけられそうです。

サッカーファン、スポーツチーム経営シミュレーションが好きな方には間違いなくオススメ。テレビなどにおけるサッカー観戦の経験程度の知識で全然楽しめるシンプルでわかりやすい内容です。また、ソーシャルゲーム的に友達同士で楽しみたい方にもオススメです。専門的な知識がなくても十分「サッカー選手育ててる!サッカーチーム経営してる!」という感覚を味わうことができ、内容もお手軽なのに深いです。個人的には、近年稀に見る快適・優秀「ながらプレイ」ゲームだと思っているので、テレビを見る感覚でほかのことをしながらプレイするのもオススメですよ。

いや~しかししかし、ネットランキング。東京は超激戦区でほかのプレイヤーのチームが強くて、早くもボコボコにされてます(笑)。強いチームに育てたいっす。頑張れ、ウチの選手たち(笑)。


【そそれぽ】第48回、いかがでしたでしょうか?日中部屋にこもって作業している筆者は、パソコン熱で早くも夏バテ気味。水分を取って暑い季節を乗り切りましょう。次回もどうぞお楽しみに!


『ポケットサッカーリーグ カルチョビット』は、好評発売中で価格は4,800円(税込)です。

(C)2006-2012 ParityBit (C)2012 Nintendo


■筆者プロフィール
津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ
愛内里菜らに楽曲提供をし、VOCALOID音楽のクリエイターとしても有名な作・編曲家。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略SLGから格ゲーまで、幅広いジャンルのゲームをプレイする。
Twitter:@sososo291
ブログ:sososo activity
《津久井箇人 a.k.a. そそそ》
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