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【E3 2012】P-51ムスタングの実機展示をひっさげてWARGAMING.NETが巨大ブースを展開

ゲームビジネス 開発

コンソールゲームにおされて、すっかり肩身の狭くなったPCゲーム。E3でもPCゲームの出展は年々、減少傾向にあります。E3は流通向けの商談会なので、パッケージ流通離れが進むPCゲーム市場では、高いブース代金を払って出展するメリットがない。それだけの宣伝効果も見込めない・・・。わかる話です。

そんな中で昨年、ウエストホールの正面という「特等席」で実際の戦車を展示するなど、大きな注目を集めていたWARGAMING.NET社。1998年に起業し、今やロシアのベラルーシに本社を構え、ロンドンやシンガポールなど世界各地にオフィスを構えるまでに成長した、一大オンラインゲームメーカーです。

その同社は今年も新作MMOフライトアクション『WORLD OF WARPLANES』の宣伝をかねて、ムスタングP-51の実機を展示。サウスホールに構えたブースでは敷地面積10000平方フィートという巨大ブースを構えました。これ、セガ、カプコン、コナミ、テイクツーとほぼ同規模ブースなので、力の入れ具合がわかるというものです。

今年はウエストホール正面にP-51ムスタングを展示昨年はホール正面とブース内に全3台の戦車を展示していた


ブースは2つのエリアに分かれ、片方ではサービス中のゲーム『WORLD OF TANKS』向けPCを21台設置。もう片方では2012年にサービス予定で、クロースドβ中の『WORLD OF WARPLANES』向けPCを28台設置。ローカルネットワークではなく、インターネット上でプレイされていました。

ゲームは2チームに分かれて対戦するリアルタイムアクションで、1チームが約20台(機)程度、合計で約40人程度が一度に参加できます。ビジネスモデルは基本プレイ無料のアイテム課金モデルで、最初にガレージで好きな戦車や機体を選び、搭載する弾丸やアイテムを選択します。当然ながら、お金を突っ込めば有利に戦いを進められます。

登場する戦車や機体は第2次世界大戦のものが中心です。『TANKS』では軽戦車・中戦車・重戦車に分かれており、米英仏ソ中の5カ国で合計156種類。戦車と自走砲で分類が別になっているのもマニア心をくすぐります。

プレイ感はWASZキーで移動し、マウスで照準を定めるカジュアル仕様。一方でグラフィックはリアル志向で、このあたりが人気の秘密かもしれません。一発撃つと再蒼天までに時間がかかり、キャタピラを破壊されると動けなくなるなど、部位ごとの損傷判定も取り入れられています。総じて内容はシンプルで、英語が分からなくてもサクサクと進められます。

■新作『WARPLANES』はジョイスティック操作でも楽しめる本格派
一方で『WARPLANES』では戦闘機・重戦闘機・攻撃機のカテゴリーに分かれ、戦闘機ではムスタングやメッサーシュミット、ヘルキャットなどに加えて、母国からI-17やLa-5なども登場。さらにはF86セイバーなど朝鮮戦争で活躍したジェット機も選択できるほか、「フライング・パンケーキ」の相性を持つアメリカ空軍の試作戦闘機XF5U-1なども選択できました。

ただし日本軍の機体は皆無だったのが残念。『TANKS』では頼まれても九七式中戦車 一式中戦車なんか操作したくありませんが(まあ、実際に選択できませんが)、やっぱり『WARPLANES』では零戦を操作したくなりますよね。

こちらのプレイ感はラダー・エレベータ・エルロンの操作が必要な本格派。各台ごとにジョイスティックが設置されていたほどです。とはいえ、どんな無茶な操縦をしても、絶対に墜落することはなかったので、初心者でも安心です。フライトシミュレータや『エースコンバット』シリーズなどを遊んだことがあれば、すぐに理解できるでしょう。

もっとも、ロックオンすれば勝手にミサイルが飛んで言ってくれる現代戦と違って、レシプロ機での空中戦では、ちゃんと機体を操る必要があります。宙返りや旋回を繰り返して敵機の背後をとり、進行方向を見越して射撃する必要があるため、慣れなければ結構イライラするかも・・・。ま、そこが楽しいんですけどね。

ちなみに敵機の進行方向上に、偏差射撃を行う上での目印となるアイコンが表示されるため、そこに照準をあわせてトリガーを引けばOK。このほか攻撃機を選ぶと爆弾を落とすこともできます。サービスイン後は戦闘機と攻撃機で編隊を組んで爆撃ミッションなども予定されているとのことです。

んでもって、もらったプレスキットをチェックしていると、最新作で2013年にリリース予定の『WORLD OF BATTLESHIP』で唯一、富士山をバックに戦艦大和のスクリーンショットが1枚だけ入っていました。公式サイトのスクリーンショットには各国の戦艦も存在しますが、なぜにこちらでは戦艦大和だけ? なにはともあれ、早く46センチ砲をぶっ放してみたいところです。続報を期待しましょう。
《小野憲史》

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