Unityはマルチプラットフォームでの開発に対応した統合開発環境(ゲームエンジン)で、特にスマートフォン向けの開発で利用が拡大しています。同社は「ゲーム開発の民主化」を掲げ、個人で非商用であれば無償から利用できるライセンス体系で利用者やコミュニティを広げています。
2010年末時点での登録デベロッパーは25万人でしたが、2011年末には75万人、そして4月には100万人を達成しました。また累計でのダウンロード数は600万を超えているとのこと。うち、Unityを長時間使っている開発者は約3割で、月あたりの登録デベロッパーの総利用時間は2500万時間にもなるとのこと。
同社のDavid Helgason CEOは「わたしたちが 2005 年に Unity 1.0 をリリースしたときには、こんな数字は夢にも思っていなかった。ただ Unityを使ってくれる数百の顧客のために、素晴らしいツールとなれることだけを思って始めたんです。わたしたちの目標は今でも変わりません。この驚くべき成功を基に製品を改善し、さらなる高みを目指します。まだ始まったばかりです!」とコメントを寄せています。
ちなみにウェブブラウザでUnityで開発されたゲームを遊ぶためのプラグイン「Unity Web Player」のインストール数も1億2500万に到達し、毎月500万以上が増えているとのこと。
ゲーム開発のための環境でありながら100万人を超えるユーザーに利用されているというのは過去の同様のツールでは考えられない規模です。また、Unityではのこの利用者の規模を活かせるようなコミュニティが充実していて、プロからアマまで幅広い世界を作り上げています。
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