『プチコンmkII』は、2011年3月に配信されて話題になった『プチコン』の後継ソフトです。コンピューターゲーム黎明期に多くのPCで採用されたプログラム言語「BASIC」を用いて、ニンテンドーDSi(ニンテンドー3DS)上でプログラムを編集・再生することができます。
「日経ソフトウェア」誌で記事で連載がされるなど、手軽な環境で「BASIC」のプログラミングが楽しめることが注目されている『プチコン』に新バージョンが登場。初代『プチコン』から様々な点が改良され、新しい機能も多数搭載されています。
■QRコード読み込み機能
前作でネックとなっていたプログラムの共有手段ですが、プログラムリストを手動で入力する労力や1対1での無線通信の機会を作る手間を省くために、新たにQRコード読み込み機能が搭載されました。『プチコンmkII』ではSDカードに保存したデータを、PCとブラウザを経由してQRコード形式の画像データとして出力することができます。これにより、ブログや写真共有サービスでユーザー間で手軽にプログラムのやりとりを出来るようになりました。
■MML再生機能
BASIC言語上で多く使われた音楽の記録・再生言語で、アルファベットの構文によって音楽を記述できる「MML(Music Macro Language)をサポート。音色として基本128種類+ドラム68種類+PSG(デューティー比)8パターン+ユーザー定義波形32パターン+ノイズと多様な音源を収録しているほか、ループやコマンドを制御するMML用変数などの機能を搭載。8チャンネル同時再生が可能です。
■音声合成機能
上記MML再生機能に加えて、音声合成機能を別途用意。老若男女など12種類の声質や、喜怒哀楽など17種類の感情表現が可能で、アクセントや簡易的な「歌」に対応するピッチ調整など多くの設定に対応しています。
■サンプルプログラム・ユーティリティプログラムの拡充
機能サンプルプログラム13種類、ゲーム6種類、キャラクター画像作成ツール、背景用マップエディター、グラフィックツール2種類など、付属サンプルプログラムやユーティリティプログラムの拡充が行われています。
前作から大幅に機能を追加している本作。「BASIC」でプログラムを打ち込んで遊びたい人はもちろん、さまざまな機能で人が作ったプログラムでも遊び易くなっている点にも大注目です。
『プチコンmkII』は、3月14日配信開始予定で価格は800DSiポイントです。
(C)2012 SmileBoom Co.Ltd.
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