売上高は、前年同期比17.4%減少の1兆8,229億円。2011年10月に発生したタイの洪水の影響、先進国における市場環境の悪化、ならびに円高が影響した。
事業別に見るとコンスーマープロダクツ&サービス(CPS)分野では売上高が前期比マイナス24.4%の9,965億円、営業赤字が857億円で全体業績の足を引っ張った。ソニーが保有するSLCD持分の減損634億円の計上、及びタイの洪水の影響などによるデジタルカメラなどのデジタルイメージング製品やPCの売上の減少による。
またプロフェッショナル・デバイス&ソリューション(PDS)分野は売上高は前期比20.7%の3,041億円。営業赤字は148億円となった。 製品カテゴリーとしてのコンポーネント及び半導体の減収やタイの洪水に起因する法人顧客からの需要減の影響を受けたこと、及び電池やストレージメディアに対して東日本大震災の影響が残っていることなどが減収の要因。
映画分野は1,606億円の売上に対して7億円の営業黒字となった。映像ソフト収入は、「スマーフ」の売上が好調だったものの、前年同期と比較して当四半期に発売された大型作品数が少なかったことにより減少しました。テレビ収入は、当四半期において米国のネットワーク向けに制作した番組の収入が増加したことが要因。
音楽分野は、前年同期比11.7%減少の1,234億円の売上で、営業利益は、前年同期に比べ42億円減少し、153億円。前年同期と比較して当四半期において発売した主要作品数が少なかったこと及び円高の影響などが減収の要因。
金融分野は、前年同期比5.2%増の売上高2,201億円で営業利益は前年同期に比べ66億円増の326億円。金融ビジネス収入は、主にソニー生命の増収により、加の2,201億円となりました。ソニー生命が好調で、保有契約高が堅調に拡大したことによる保険料収入の増加に加え、一般勘定における有価証券売却益の増加などによる。
通期の見通しは売上高6兆4,000億円、営業損益は950億円の赤字となる見込みで、税引き後の最終損益は2200億円に達すると予想している。
ソニー、第3四半期決算は917億円の営業赤字! 通期見通しも2200億円の赤字に
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