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【TGS2009】「EA SHOWCASE TOKYO」期待の新作プレゼンテーション

エレクトロニック・アーツは23日午後より、東京ゲームショウ2009の開幕に先駆けて、プライベートイベント「EA SHOWCASE TOKYO」を開催しました。

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【TGS2009】EA SHOWCASE TOKYO
  • 【TGS2009】EA SHOWCASE TOKYO
  • FIFA 10
  • FIFA 10 Wii
  • ぼくとシムのまち エージェント DS
  • デッドスペース エクストラクション
  • ぼくとシムのまち エージェント Wii
  • ニード・フォー・スピード ナイトロ DS
  • Army Of Two: The 40th Day
エレクトロニック・アーツは23日午後より、東京ゲームショウ2009の開幕に先駆けて、プライベートイベント「EA SHOWCASE TOKYO」を開催しました。

残念ながらゲームショウには出展しないEAですが、本国から各タイトルのプロデューサークラスが来日、期待の最新作をじっくり触れる機会となりました。

イベントは各タイトルのプレゼンテーションからスタート。EAジャパンのゼネラルマネージャーであるRex Ishibashi氏が最初に登壇。「『少年鬼忍伝 ツムジ』のような日本で作っているタイトルから、世界最高峰のタイトルまで数多くを揃えました。最後まで楽しんでいってください」と開幕を宣言。

最初のタイトルは『FIFA 10』です。EAカナダで本作のエグゼクティブプロデューサーを務めるKaz Makita氏は日本人。日本のゲームメーカーに勤めた後、カナダへ。10年間「FIFA」フランチャイズに関わり続けてきました。「FIFAが世界一になるまで日本には帰れない」と誓い、今日本へ。最新作の『FIFA 10』ではオンラインの『FIFA ONLINE』でのユーザーの実に3億7500万回にも及ぶプレイデータを解析し、ゲームエンジンを改善しています。ドリブル、フィジカル、ポジション、ゴールキーピングなどあらゆる部分に改良を加えています。さらに、「Manager Mode」や「Live Season」「Virtual Pro」といったモードも強化されています。発売は日本国内で10月22日、北米では10月20日、欧州では10月2日となります。

上段: PS3/Xbox360版 下段:Wii版

『Army Of Two: The 40th Day』を説明したのはレベルデザイナー/ディレクターを務めるBenoit Richer氏。本作で強化されたポイントは協力プレイ。二人のプレイヤーがコミュニケーションで戦略を立て、戦場で敵に立ち向かっていきます。相手のプレイヤーを持ち上げて、一人がフェンスを越え、もう一人が援護するような場面もあるようです。Richer氏は「破壊がされる前や、破壊し尽くされた戦場ではなく、現在進行形で破壊が進んでいるような大惨事の真っただ中にプレイヤーを置きたい」というのがゲームの一つのポイントだったと説明。期待できそうです。


10月1日の国内発売が迫っている『デッドスペース エクストラクション』はインサイドでもインタビューを掲載した、エグゼクティブプロデューサーのSteve Papoutsis氏が説明。「前作は日本で発売できずに、やっと『バイオハザード』や『サイレントヒル』の故郷に来ることができて光栄です」どうやら『デッドスペース』はサバイバルホラーの歴史を紐解きながら、新しい一捻りあるホラー、ということで開発が進められたそうです。Wii版はその前段階のストーリーを描いた作品ですが、Wiiを最大限に活かし、部位破壊などの特徴的なフィーチャーは前作を踏襲、他のWiiゲームにはない緊張感を実現できたということです。


同じく10月1日に発売される『ぼくとシムのまち エージェント』はシニアプロデューサーのMitch Ueno氏から。「ぼくシム」の世界観を活かしながら、アドベンチャーゲームとなったのが本作。プレイヤーはスペシャルエージェントとなって、邪悪な計画を企む企業のCEOを阻止するというもの。犬を探したり、鍵をこじ開けたり、コンピューターをハックしたり、様々なアクションが用意されています。ゲームが進めば、相棒を連れてきて一緒に仕事をすることもできるそうです。また、DSiウェアでは『ぼくとシムのまちカメラ』も配信決定。こちらはカメラを使ってプリクラのように遊べるアプリです。


ニード・フォー・スピードフランチャイズのもう一つの進化系が『ニード・フォー・スピード ナイトロ』です。Joe Boothプロデューサーは「ゲーム離れに対応し、新しいユーザー層を開拓する」という任天堂の数年の戦略に触れ、本作もそうした挑戦をしたニード・フォー・スピードであると説明してくれました。おばあちゃんでもゲーマーでも遊べるレースゲームというチャレンジは満足のいくものになったとコメントしていました。


前作をベースに新たな高みを目指す『Left 4 Dead 2』はValveでレベルデザイナーを務めるKim Swift氏が説明。「ゲームで描かれる緊張感を更なる高みに」というテーマで作られた作品だそうで、5つのキャンペーンモードを含むなど、前作と比較して大きくボリュームアップしているようです。Xbox 360とPCで発売予定ですが、ゲームショウではXbox 360版をプレイできるようです(マイクロソフトブース?)。


『ダンテズ・インフェルノ』はダンテの描いた「神曲」第一部を元に開発されているアクションゲームです。Jonathan Knightプロデューサーは、今までに公開されていない「愛欲の地獄」(Lust)のステージを紹介してくれました。本作では9つのレベルで5つの地獄が描かれ、これまでにLimbo、Anger、Heresyなどがイベントの度に公開されてきました。愛欲の地獄は数ある地獄の中でも最もショッキングな地獄だそうで、ボスとして愛欲の罰を受けて地獄に落ちたクレオパトラが登場します。ゲームでは(1)正義のアクション(2)神話のボス(3)パズル要素 という3つの特徴が織り込まれていて、この愛欲の地獄でも、パズルを解いて、稲妻を誘導、クレオパトラを破壊する必要があります。地獄にはそれぞれ独自のアートワークが使用されていて、その点も見どころになりそうです。欧米では2月の発売です。


本発表のトリにして、圧倒的なグラフィックを見せつけたのが『バトルフィールド: バッドカンパニー2』。開発元のEA DICEからエグゼクティブプロデューサーのKarl-Magnus Troedsson氏、そしてシニアプロデューサーのPatrick Bach氏が登場しました。本作の特徴は"Destraction 2.0"と称された破壊の表現。前作では"Frostbite"エンジンを用いて、広大なフィールドにおける破壊が実現しましたが、今回はその"2.0"により、完全に建物を破壊したり、敵が隠れている建物を徐々に破壊しながら追い詰めるといった、戦術的なプレイを可能とする破壊が実現しています。また、プレイヤーカスタマイズが増強されているほか、DICEの得意とするビークルの乗り心地などが大幅に改善されているとのこと。二人は本作について「The Ultimate All-out-war experience」(究極の全面戦争体験)と表現していました。


プレゼンテーションはここまでで、その後はフリープレイやパーティが行われました。各タイトルの詳しい内容は追ってお伝えします。
《土本学》
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