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フロムソフトウェアとじゃらんが「旅行」をテーマにゲーム開発をする変わったインターンシップをスタート

ゲームビジネス 開発

フロムソフトウェアとじゃらんが「旅行」をテーマにゲーム開発をする変わったインターンシップをスタート
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フロムソフトウェアは、リクルートと共同で「旅行」をテーマにしたゲーム制作体験型インターンシップを実施しています。

参加者は企画者とプログラマーの2人組になり、PSP『アドベンチャープレイヤー』を使ったPSPゲームの制作に挑戦します。それぞれ50名以上の応募の中から選ばれた16人は、大学1年生~大学院2年生まで年齢は様々。将来はゲーム業界も視野にする若者たちがどのようなゲームを作るのでしょうか。



毎年、実践的なインターンシップを実施しているフロムソフトウェアですが、今回はリクルートの旅行カンパニーの中にあって、旅行に関する調査・研究などを行っている、じゃらんリサーチセンターと共同での開催となり、「旅行」をテーマにしたゲーム作りに挑戦します。

平成21年度版の「観光白書」によれば、20代の国内宿泊旅行回数を平成19年度と比較すると、0回(旅行に行かない)という回答が、20歳代前半で7.8%、後半で14.1%も増加していて、国内旅行離れが進んでいることが分かっています。インターンシップでは、この若者の旅行離れを食い止めるようなゲームを若者の視点で作り上げることを目的としています。

インターンシップは計9日間の出社日を定め、約1か月の間でゲームを完成させます。8月10日からスタートしたばかりで、初日はフロムソフトウェアの開発者から企画のについての講義があり、2日目はじゃらんリサーチセンターの担当者から旅行についての講義がありました。

「旅行とコンテンツの関係について」というタイトルで講演したじゃらんリサーチセンターの加藤氏は、"旅行する人が増えると、どんないいことがありますか?"という問いかけから講義をスタートしました。学生から寄せられた意見は「人と人とのリアルな触れ合いが増える」「多くを知り感性が磨かれる」「観光地にお金が落ちて活性化につながる」といったもの。いずれも正しい意見と加藤氏は言います。

そして現在、特に最後の理由から国策として観光が推進されているという事例を紹介しました。現在、日本の地方自治体の4割以上は過疎と呼ばれる状態になっていて、人口の減少、それに伴う産業の衰退、高齢化の進行といった問題が発生しています。それに対して観光を推進することで、定住人口の減少を、交流人口で補うという施策がとられています(定住人口1人の経済効果を、日帰り客ならxx人、宿泊客ならxx人で補うという考え方)。旅行者が増えることは観光業のみならず、ガソリンスタンドやコンビニなど地域に根差す広い産業を潤す、引いては地域のムードの改善、活性化につながっていくと考えられます。

こうした内需の拡大のみでなく、政府は観光立国推進基本法を制定し、観光庁を発足、「ようこそJAPANキャンペーン」などを通じて外国からの観光客の増加を推進しています。積極的な取り組みがなされる一方で、リーマンショック以降の円高や、鳥インフルエンザ、石油価格の高騰など悪条件が続き、目に見える成果は上がっていません。

20代の旅行者は減少最近のまとめ


そうした状況の中、じゃらんがゲーム作りをサポートするのは、旅行が多くの人にとって、多様化するレジャーの中に埋没し、数ある選択肢の一つでしかなくなっている状況に危機感を持ってのことのようです。調査では、国内旅行に行きたいという人が約9割に上る一方で、そのきっかけとなるのは「友達や家族の誘い」であったり「そろそろ行きたいと思った」というような漠然とした曖昧なものになっています。お伊勢参りが国民全員の憧れであった時代も数百年前にはありましたが、そうした状況でない以上、ゲームなどで旅行の楽しさや面白さを普及し、そのきっかけにしてもらう取り組みが求められています。

中でも旅行から遠ざかる若者の世代のインターンシップ生たちが、旅行意欲を喚起するようなゲーム作りに挑戦します。2日目の現時点では、まだどのようなゲームが出来上がるのかは見えない状況ですが、インターンシップ生達は加藤氏に積極的に質問をし、観光についての理解を深めていました。1か月後の9月8日の最終日にはインターンシップ生からフロムソフトウェアの開発チームへのプレゼンが待っています。ゲーム会社とじゃらんという異色の組み合わせで、どのような物が生まれるか興味深いですね。

ちなみに、少しヒントとなりそうな取り組みとして若者の間でブームになっているのが"聖地巡礼"があります。アニメやゲームで舞台になった実在の場所を探して訪問するというもので、「らき☆すた」の埼玉県春日部市や、「ひぐらし」の岐阜県大野郡、「けいおん」の京都市などが挙げられます。

インサイドでは9月8日の様子もレポートする予定です。お楽しみに。
《土本学》

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