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【ゲームニュース一週間】「さわれる立体映像」がゲームに何をもたらすか

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今週は東大が発表した「Touchable Holography」の動画が興味深い話題を提供してくれました。

「Touchable Holography」はホログラフィー(立体映像)と超音波、そしてWiiリモコンを組み合わせた「さわれる立体映像」。手の動きをWiiリモコンが検知し、ホログラフィーが接触した場所に超音波を当てることで、まるで立体映像が現実に存在しているかのような触感を生み出します。

任天堂のWii Motion Plus、マイクロソフトのProject Natal、ソニーのコントロールワンドなどモーションコントロールが大流行ですが、この「Touchable Holography」は新たな可能性を秘めています。

触感は、ゲームシーンにおいては振動コントローラーを除いてほぼ未踏の領域。

「Touchable Holography」は任意の場所に触感を発生させられます。この技術が進歩すれば、ゲームと組み合わせることで様々な使い方ができるのではないでしょうか。

例えば、医療ゲームで患者の脈を取るようなシーンも「Touchable Holography」を応用すればより臨場感ある演出が可能になりそうです。ホラーゲームで何かぐにょりとしたものを触ってしまった、というシーンも触感付きで演出されるかも知れません。ボクシングゲームなら頬に殴られた感触を作り出すことでリアルさがアップ。「ドラゴンボール」のゲームなら元気玉が手のひらに出現し、じわじわと大きくなっていく……なんてシーンもできるかも。24年前に発売された『ファミリーコンピューター ロボット』では現実のロボットが実体のブロックを運びましたが、「Touchable Holography」を応用すれば、人間が立体映像のブロックを運ぶといったゲームも可能となるかも知れません。

ゲームは感情を操作する娯楽であり、触感はインパクトがあります。両者が結びつくことで強力な演出を作り出せるでしょう。喜びと触感、恐怖と触感、悲しみと触感、いずれも大きな可能性です。ここ数年の残虐描写の進化を見ても分かるように、ゲームの演出はより過激な方向へいきがちですので、触感をゲームに応用するのであれば、レーティングと組み合わせた形で慎重に進められる必要があるのかも知れません。

規制が先行することで本来問題ない描写がやり玉に挙げられることも、規制が遅れることで本来あってはならない描写が放置されることも、どちらも起こってはならないのではないでしょうか。
《水口真》

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