「Touchable Holography」はホログラフィー(立体映像)と超音波、そしてWiiリモコンを組み合わせた「さわれる立体映像」。手の動きをWiiリモコンが検知し、ホログラフィーが接触した場所に超音波を当てることで、まるで立体映像が現実に存在しているかのような触感を生み出します。
任天堂のWii Motion Plus、マイクロソフトのProject Natal、ソニーのコントロールワンドなどモーションコントロールが大流行ですが、この「Touchable Holography」は新たな可能性を秘めています。
触感は、ゲームシーンにおいては振動コントローラーを除いてほぼ未踏の領域。
「Touchable Holography」は任意の場所に触感を発生させられます。この技術が進歩すれば、ゲームと組み合わせることで様々な使い方ができるのではないでしょうか。
例えば、医療ゲームで患者の脈を取るようなシーンも「Touchable Holography」を応用すればより臨場感ある演出が可能になりそうです。ホラーゲームで何かぐにょりとしたものを触ってしまった、というシーンも触感付きで演出されるかも知れません。ボクシングゲームなら頬に殴られた感触を作り出すことでリアルさがアップ。「ドラゴンボール」のゲームなら元気玉が手のひらに出現し、じわじわと大きくなっていく……なんてシーンもできるかも。24年前に発売された『ファミリーコンピューター ロボット』では現実のロボットが実体のブロックを運びましたが、「Touchable Holography」を応用すれば、人間が立体映像のブロックを運ぶといったゲームも可能となるかも知れません。
ゲームは感情を操作する娯楽であり、触感はインパクトがあります。両者が結びつくことで強力な演出を作り出せるでしょう。喜びと触感、恐怖と触感、悲しみと触感、いずれも大きな可能性です。ここ数年の残虐描写の進化を見ても分かるように、ゲームの演出はより過激な方向へいきがちですので、触感をゲームに応用するのであれば、レーティングと組み合わせた形で慎重に進められる必要があるのかも知れません。
規制が先行することで本来問題ない描写がやり玉に挙げられることも、規制が遅れることで本来あってはならない描写が放置されることも、どちらも起こってはならないのではないでしょうか。
編集部おすすめの記事
その他 アクセスランキング
-
公式Xが投稿の『ポケモン』を信楽焼で表現した作品がすごすぎる!リザードンやロコンなど、ほのおタイプのポケモンが温かみと迫力のある造形に
-
『FE 風花雪月』最推しコンビorカップリング投票結果発表─第3位の“ヒルマリ”を制した第2位、第1位は…!
-
神秘的な海のロマンあふれるおすすめゲーム5選―美しくも厳しい海中世界を大冒険しよう!
-
PS4版『FF7 リメイク』からPS5版へのアップグレードってどうするの? その手順を分かりやすく紹介! 無料DLCやセーブデータ移行時の注意点もチェック
-
【特集】ゲームを遊びながら食べるのにピッタリなお菓子11選、最強の“ゲームおやつ”は…!
-
『FF7 リメイク』「神羅カンパニーでこの上司だけは勘弁」と感じた1,452人の声が辛辣極まる!上位は宝条・ハイデッカー・スカーレットの三つ巴【アンケート】
-
2,000人の読者が選んだ“『FF7 リメイク』ヒロイン”ベスト10を発表! バレットがまさかの7位、女装クラウドの順位は?【アンケート】
-
『モンハンライズ』マルチプレイで押さえておきたい6つのポイントーみんなで集まって遊んだ日々が帰ってくる!
-
『アニポケ』でニャオハが立ちそう…本日3月29日放送回で進化を匂わせ、懐かしの「ニャオハ立つな」が再び盛り上がる
-
『真・女神転生V』“美人&美少女”悪魔のオンパレード! お預け小悪魔からチラ見せ美女までお届け【フォトレポ】