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【今どきゲーム事情】杉山淳一:不況に負けるな!Eスポーツ大会を堪能せよ!〜AGC2009、zi-games、WarCraft3 JapanCup、AX_|2on2CA 2009、TGN参戦&観戦ガイド〜

ゲームビジネス その他

【今どきゲーム事情】杉山淳一:不況に負けるな!Eスポーツ大会を堪能せよ!〜AGC2009、zi-games、WarCraft3 JapanCup、AX_|2on2CA 2009、TGN参戦&観戦ガイド〜
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■金融不況の影響はEスポーツ界にも

国際Eスポーツ大会、Electronic Sports World Cup(ESWC)の開催が危ぶまれています。ESWCはフランスのGames-Services社が運営していました。しかし同社は経営が行き詰まり、3月30日にパリの商事裁判所で精算が決定しました。これによりESWCの開催はいったん白紙に戻りました。

今後はGames-Services社の経営資産を売却して債権者に返済するようです。その資産にはESWCも当然含まれます。あらたな主催者が権利を取得すれば、今年のESWCは開催される希望があります。現在、韓国で開催予定の『ESWC Asia Masters of Cheonan』は予定どおり開催されるそうです。

Games-Services社のWebサイト



英語とフランス語で精算が開始されたことを告知しています。

ESWCのオフィシャルサイト



3月23日に2009年の大会延期を表明していました。「世界的経済不況」が理由と説明しています。

ESWCは毎年40か国以上で開催されており、今年で8年目になる大会です。ESWCは世界50カ国以上で商標登録されており、欧米を中心として世界のゲームプレイヤー、ゲームメーカー、パブリッシャーに認知されています。その価値を評価し、運営を引き継いでくれる事業者が現れることを願って止みません。なにしろ、World Cyber Games(WCG)と並び、日本予選が開催されるEスポーツの数少ない国際大会です。

昨年はCPLがすべてのイベントを休止し、運営主体をアラブの投資組合が買収するという出来事もありました。新制CPLは2009年に2つの大規模イベントを開催するとアナウンスしていましたが、続報がありません。

その間、欧米ではIT系企業のEスポーツ系イベントからの撤退が相次いでいます。Eスポーツチームのサポートから手を引く企業もあり、チームの解散もいくつか伝え聞きます。この背景には、米国のサブプライムローン破綻による金融不況の影響があります。

銀行が破綻し、株価が下がり、企業の収支が悪化して、多くの企業が支出の引き締めを図りました。その結果、企業の広告予算の見直しが行われました。メジャーなEスポーツ大会は、IT企業からの資金援助や広告予算に多くを依存しており、資金が引き揚げられると成立しません。WCGでは以前から、サムスングループの協賛規模縮小の影響が出ていました。今年もおそらく、参加できない国や参加種目を絞る国が出ると思われます。

しかし、メジャーな大会がなくなったからといって、Eスポーツが終わったわけではありません。ゲームはレジャー全体のなかでは低予算で楽しめる分野です。家族で温泉旅館に一泊する予算でゲーム機が買えます。レストランで食事する予算でゲームソフトが買えます。しかも、一宿一飯だけではなく、もっと長い間遊べます。これは体を使うスポーツも同様ですね。ほとんどのスポーツはウェアとシューズと道具代で楽しめます。ゲーム、つまりEスポーツも同じです。

国際大会がなくたってEスポーツは楽しめる。国内にはプレイヤー有志が自主的に運営するゲーム大会がいくつもあります。今回は、そんなEスポーツ大会をいくつかピックアップして、試合の参加方法と観戦方法を紹介します。この春、ぜひ身近なところからゲーム競技に参加してみませんか?

■『ヘイロー3』の国内リーグ戦! 「Athlete Gamers Cup(AGC2009)」

Xbox360のFPS、『ヘイロー3』を種目として開催されるAGC。主催はクランRound4です。「海外のMLG(メジャー・リーグ・ゲーミング)プロシーンの盛り上がりを日本へ、そして日本HALOプレイヤーのレベルの高さを世界へ知らせていきたい」という心意気です。昨年は6月から10月にかけて予選リーグと決勝トーナメントが開催されました。4vs4のリーグ戦で、8チームが参加しています。少数精鋭チームが約半年間かけて戦うというあたり、プロスポーツを意識した企画のようです。自主運営とはいえ、賞品を用意しているとのこと。昨年は入賞記念クランタグやMicrosoftpointなどの賞品が提供されました。

Athlete Gamers Cup




今年は昨年のプレイクォリティを維持しつつ、あらたなチャレンジャーを迎えるため、2クラス制になりました。DivisioN-1は昨年のリーグを継承し、2008年シーズンの参加実績が4戦以上のメンバーが3人以上で結成されたチームが参加条件です。DivisioN-2は参加希望のプレイヤー5〜10名でチームを構成すればOKとのこと。

どちらのクラスも4月から6月までを第2シーズン、7月から9月までを第2シーズンとし、両シーズンの上位チームがグランドファイナルに進出して2009年の最優秀チームを競います。どちらのシーズンも決勝トーナメントの前にクラス入れ替え戦を実施します。D-1の下位2チームとD-2の上位2チームが戦い、勝者がD-1クラスで戦うことになります。

選手として参加する場合は、各クラスの公式サイトで参加手続きを実施しまするただし、第1シーズンはどちらも参加枠が決定してしまいました。これから参加を検討する人は、腕を磨いて第2シーズンに備えましょう。

この大会の模様はD-1クラスのみ動画共有サイト「zoome」で配信されるとのことです。現在は昨年の試合のMVP動画とAGS2009のプロモーションビデオを公開中です。今年はニュース形式の動画「Round4エクストラ」を配信するとのこと。各選手、各チームの情報や、動画配信のないD-2選手にスポットを当てるなど、運営陣本人が出演し大会をさまざまな視点からニュース形式で動画配信していくそうです。

■PC主要5タイトルを網羅「zi-games」

PCの人気対戦ゲーム5タイトルで競われる国内リーグ戦「zi-games(zipang-games)」が設立されました。種目は『カウンターストライク:ソース』『チームフォートレス2』『コール・オブ・デューティ4』『ウォークラフト3』『クェイク』です。伝統的なタイトルばかりでファンにはたまらない布陣です。

運営スタッフは海外経験も豊富でプロゲームチームの実績もあるuNleashed氏、SteelSeriesのマーケティングマネージャや国内LANゲームパーティの運営経験もあるskaNK氏、そしてオランダからtechnics氏を迎え入れました。technics氏はESWCのコメンテーターやプロゲームチームのマネジメントも手がけたとのことで、強力なバートナーといえそうです。

zi-games




zi-gamesは昨年夏から企画を立ち上げ、コミュニティへのアンケート実施など入念な準備をしていました。種目については『カウンターストライク1.6』もやりたかったそうですが、運営サポート役が見つからずに見送りとなったそうです。

しかし、5種目の同時進行でさえたいへんなことだと思います。今回のシーズンが「Spring Alpha」と名づけられた理由は「zi-gamesの目指す、安定した競技ゲーミングプラットフォームの確立への小さな最初の一歩」とのことでした。日本の常設リーグとして期待したいところです。

zi-gamesの競技に参加するには、公式サイトで参加登録するだけです。「Spring Alpha」シーズン参加者が確定し、予選が始まっています。決勝トーナメントは4月25日からとのこと。この3種目に参加したい人は次のシーズンのアナウンスを待ちましょう。

競技を観戦したい人のために、ストリーミング配信と、ゲームでの観戦モードの配信を予定しています。今のところ観戦に関する情報はありませんので、おそらく決勝トーナメントで実施されるのではないかと思います。主催者によると、各ゲームのデモファイルや、可能であればリプレイ動画などもアップロードしていきたいとのこと。楽しみです。

■毎週開催のアクティブなトーナメント大会 「WarCraft3 JapanCup」

『ウォークラフト3』は日本の販売代理店契約が切れてしまい、日本での入手が難しくなっています。しかし、現在は秋葉原や通販で平行輸入版を入手できるようです。世界的にも人気が持続しているタイトルの1つで、日本でもアクティブなプレイヤーがコミュニティを支えています。「WarCraft3 JapanCup(WC3JC)」は、2008年の秋以降、ほぼ毎週のように開催されている『ウォークラフト3』のトーナメント大会です。

そのルーツは2006年開催の「Ag WC3 1on1トーナメント」で、自主開催リーグとしては歴史がありますね。主催者のsurapop氏は学生さんとのことで、現在は2010年までの開催がアナウンスされています。

WarCraft3 JapanCup




最大参加枠は32名分ですが、毎週の参加者実績を見ると最高で29名。平均して13名前後でしょうか。参加するチャンスは多そうですね。協議に参加するにはトーナメント表サイト「Castle(http://www7a.biglobe.ne.jp/~snickersknee/tourmng.html)」のリストから、希望する大会ナンバーをクリックするだけです。

観戦したい場合は、当日の試合前にIRCの「#WC3JC」にジョインしてください。観戦モードでゲームにログインする方法が告知されるそうです。ストリーミング配信はPeercastというシステムを使って行われているとのことです。「イエローページは[kp] ジャンルは[RTS] チャンネル名は[surapop ch]で検索すれば出ます」とのこと。

デモファイルは「Live Station」からタウンロード可能。決勝大会のみ、後日、主催者surapop氏の実況解説付きでニコニコ動画にアップされる予定そうです。実況解説付きだと初心者にも参考になりますね。また、動画を観るだけでも楽しいと思います。

■オープンソースゲーム 『Warsow』の大会 「AX_|2on2CA 2009」

『Warsow』はオープンソースプロジェクトで開発されたFPSで、実質無料で遊べます。PCの必要スペックもさほど高くないため、世界的に見ると人気のあるタイトルです。日本では2007年まで開催されたEスポーツスタジアムの競技種目になっており、それがきっかけで始めたプレイヤーも多いのではないでしょうか。

Eスポーツスタジアムは終わってしまいましたが、『Warsow』のクランAX_ETMBが自主的にさまざまなオンラインイベントを仕掛けています。AX_|2on2CAもその1つ。今年の第2回開催は4月18日です。

2on2は2人対2人の戦いで、CAはClan Arenaの略。チーム戦で、自分が倒された場合に、チーム全員が全滅するまで再登場できません。1on1では広いマップで選手同士が出会う確率が少なくなりますが、2on2は相対する回数が増え、アイテムを取る戦略も必要になることでしょう。2on2では、相手を1人倒せば優位になりますから、チームの連携も重要です。

AX_|2on2CA 2009





試合に参加する場合は、パートナーを見つけて試合当日にIRCの「#AX_ev」にジョインします。1人でジョインし、その場で相手を探してもいいかもしれませんね。ここで参加表明すればエントリー完了です。観戦者向けには観戦用サーバを用意してくれるそうです。

『Warsow』のゲームソフトで試合をリアルタイムに観戦できます。接続方法は「#AX_ev」で説明されるとのこと。主催者のqwee氏から「まったくプレイしたことのない人もぜひ観戦に来ていただき、『Warsow』ならではのスピード感溢れるハイレベルなプレイを楽しんでいただければと思います」とのことです。試合後にハイライトシーンを集めたムービーを作ることもあるそうです。ニコニコ動画には過去の試合から作られた「【Warsow】2vs2 CAやらないか」というタイトルがありました。これを観て雰囲気をつかんでみましょう。

『Warsow』はこの他にWarsow JP Forum(http://bb2.atbb.jp/jp_wsw/index.php)が運営する1on1のラダーリーグ(勝抜戦)も開催されています。PCさえあれば無料で始められますから、ぜひチャレンジしてみてください。

■PCFPSと格闘ゲームの2本立て 「Tokyo Game Night」

今回の最後に紹介するイベントは「Tokyo Game Night」です。PCを持ち込んで遊ぶLANゲームパーティですが、このなかでオフライン大会が開催されます。ほぼ2か月に1度の間隔で開催され、1泊2日の日程です。しかし前回は2泊3日のロングランイベントになりました。ゲーム競技はPCのFPSの部と、コンシューマ機による格闘ゲームの部があります。選手全員の顔が見える会場で、観客と選手が一体となって盛り上がります。

Tokyo Game Night




競技大会の種目はその都度変わります。人気のあるゲームや、注目度の高い最新ゲームが選ばれるようです。

PCゲームでは『チームフォートレス2』『レフト4デッド』『カウンターストライク1.6』『ペーパーマン』『セクロス』が開催されました。競技に参加する場合は、LANゲームパーティに参加してくださいとのことです。

LANゲームパーティは短時間のビジター入場もできますが、競技はLANゲームパーティ参加者が優先のようです。競技会を協賛する会社が多く、豪華な賞品が用意されています。上位に入賞すれば、参加費の何倍もの賞品が手に入るとのこと。腕に自信のある人はぜひ。

競技を観戦する場合は、当日会場に足を運ぶ他に、自宅でストリーム中継を楽しめます。オフィシャルサイトでストリーム配信を実施しているとのこと。毎回、同時接続で1000人程度、一晩で1万人を超える観客が接続しているそうです。しかし、もし現地に行けるなら、現場の盛り上がりを楽しみたいですね。

「闘宴決義」と名づけられた格闘ゲーム部門の競技種目は『デッドオアアライブ4』『ソウルキャリバー4』です。どちらも家庭用ゲーム機で実施されます。担当者によると、海外ではどちらも家庭用ゲーム機版が大人気ですが、日本はアーケードゲームで遊ぶ人が多く、家庭用ゲーム機版の競技人口は少ないそうです。

TGNではあえて家庭用ゲーム機版にスポットを当てて、世界大会に通用するプレイヤーを生み出したいとのことでした。競技に参加する場合はWebサイトで参加登録した上で、当日LANゲームパーティに参加するか、ビジターで入場してください。

観戦する場合はPCFPSと同様に会場に足を運ぶか、ストリーミング配信を利用できます。また、公式サイトにリプレイ動画をアップするとのことです。「対戦会や格闘ゲームを通しての交流にも主軸を置いています。格闘ゲームを覚えたいという方、大会を見てみたいという方、有名プレイヤーとお話ししてみたいという方もぜひ足を運んでいただきたいと思います」とのことです。

次回開催は未定とのことですが、夜通し遊ぶというコンセプトのため、ゴールデンウィークや夏休みなどに開催されることでしょう。公式サイトの情報に注目してください。


■まだまだ、あると思います!

今回はEスポーツ情報サイト「Negitaku.org」で開催を発表しているイベントを中心に紹介しました。他にも『Age of Empire』や「オープンソースFPS『Nexuiz』」、格闘ゲームのオンライン大会などを自主的に運営している方もいらっしゃると思います。全部載せきれなくてごめんなさい。自主運営イベントに絞った情報ポータルが欲しいなと思いつつ、じゃあ思い付いたオレがやればいいんじゃん、とも思いつつ、なかなか手が回らない状況です。次の機会にご紹介したいので、ぜひ、筆者まで情報をお寄せください。

ゲームの主役はプレイヤーです。不景気なんかにゃ負けないぜ!
がんばろー!
《杉山淳一》

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