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【GDC 2009】岩田聡・任天堂社長が3年ぶりGDCのキーノートに立つ―詳しくお届けします! 

米国サンフランシスコのモスコーニセンターで開催中のゲームデベロッパーズカンファレンスの3日目(水曜)現地時間午前9時より任天堂の岩田聡社長による基調講演「Discovering New Development Opprtunity」(新しい開発の機会を発見する)が行われました。会場には1時間以上前から長蛇の列ができ、注目度の高さを感じさせました。

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■サードパーティが成功するため

ユーザー層の拡大によって任天堂は大きな成功を収めましたが、一方で岩田氏は「広がった新しいユーザー層は確かに重要だが、それは一部で、情熱や時間をゲームに注いでくれるゲーマーも大切にしないといけない」と言います。

新規ユーザーは多くても一部女性の比率が上がってきている
初期から目玉を積極的に投入バーチャルコンソールも充実


そして「プラットフォームホルダーとして任天堂の使命はハードを成長させることで、そのために初期から主力IPを次々に投入したり、バーチャルコンソールのような施策を行ってきた」と説明。今後は、その機会をサードパーティ各社が活かして欲しいと岩田氏は言いました。

サードパーティタイトルは売れている米国でのWiiミリオンセラーは7社


任天堂の用意した「機会」の一つにデジタルディストリビューションのWiiウェアがあります。岩田氏は「会場の皆さんとパートナーシップを築くのを楽しみにしています。アイデアを実現させて欲しい」と呼びかけました。

Wiiウェアはサードパーティが大半


それに付随して、Wiiウェアやバーチャルコンソールのソフトを保存するためのWiiの本体内蔵メモリが十分ではないという指摘を受けていたことに対する回答として、SDカードのサポートを拡充することが発表されました。

新しい「Wiiバージョン4.0」を紹介したのは任天堂オブアメリカで宮本氏の通訳などをすることでファンに知られている人気者ビル・トリネン氏です。久々の登場が「ゲームじゃなくてメニューの紹介」だというのが残念そうなトリネン氏ですが、「4.0」の最大の特徴であるSDカード機能の拡充について説明してくれました。

久々のビル氏しかし紹介するのはメニュー


既にお伝えしている通りですが、「4.0」ではSDカードのアイコンがWiiメニューの本体設定のアイコンの隣に追加され、開くと、普通のWiiメニューのように、SDカード内のWiiウェアやバーチャルコンソールにアクセスすることができます。気になる速度も快適でした。また、容量もSD-HCに対応し、最大32GBとなり、かなり余裕のあるものになりました。「4.0」は既にアップデート可能になっています。

SDカードを直接参照沢山のゲームが保存できます4.0は既に配信済み


具体的なタイトルについてのアナウンスはほとんどありませんでしたが、スクウェア・エニックスから、『小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』の続編である『My Life as a Darklord FINAL FANTSY CRYSTAL CHRONICLES』と、携帯電話向けに配信されている『ファイナルファンタジー4 ジ・アフター』が2009年中にWiiウェアで、『ファイナルファンタジー』シリーズが5月からバーチャルコンソールに登場することが明らかにされました。

バーチャルコンソールアーケード6タイトルでスタート済みです


加えて、Wiiウェアで興味深いタイトルとして『Rock N' Roll Climber』(任天堂)が紹介されました。これはバランスWiiボードとリモコン+ヌンチャクを使いながら、ロッククライミングをしていきます。デモが行われましたが、プレイヤーと画面上のキャラクターが一致して動いてリアルな感覚がありそうでした。登り終えると崖の上で演奏するという演出もあるようです。

バランスボードも使用ロッククライミングロックです


■あのタイトルの続編がDSに!


《土本学》
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