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【CEDEC 2008】5年後のゲーム開発現場を考える 〜ゲーム会社技術開発の現場から2〜

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【CEDEC 2008】5年後のゲーム開発現場を考える 〜ゲーム会社技術開発の現場から2〜
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激動の次世代機時代も趨勢が定まりつつありますが、5年後のゲーム業界はどのような現場で開発を行っているのでしょうか。CEDEC2日目14:50〜は、一流ゲームメーカーの研究開発系に所属する5人を講師に招き、「5年後のゲーム開発現場を考える」というディスカッションが行われました。出席者は株式会社コナミデジタルエンタテインメントの植原 一充氏、株式会社コーエーの津田 順平氏、株式会社スクウェア・エニックスの吉岡 直人氏、株式会社セガの安藤 隆氏、株式会社バンダイナムコゲームスの大森 靖氏。5人ともゲーム開発に用いる技術を作り出すことが仕事です。

会場では、聴講者が講師の発言にリアルタイムでコメントをつけられる「ニコニコ動画」風のシステムを構築。講師が発言したことに聴講者が反応し、それを見て講師が更に議論を深めるというインタラクティブ性のある空間が形成されました。

5年後のゲームプラットフォームはメニーコア化を含めた高機能化が避けられず、1080pの環境でゲームを作ることが標準化。据え置き機と携帯機で役割分担が進むがどちらの路線もなくなることなく続き、ゲーム機としての本質は変わっていないだろう……とするのが講師5名の予測。

短期的技術トレンドとしてはCEDEC2008でも注目を集めたプロシージャル(自動生成)技術が流行。テクスチャやアニメーションなどを自動生成することでクリエイターの負担を減らすが同時にデバッグが複雑化し新たな課題に。
更なる進歩として並列プログラミングなど新技術の萌芽が見られるとしています。

プログラミングに必要となるのが言語ですが、プログラマのスキルの違いが顕在化する現行のC++ではなく、誰が書いても同じ結果を出せる言語が必要になるも、言語の習得難度を下げることにより「ひどいコード」が出てくる可能性も顕著に。デバッグのしやすさを考慮して設計された言語の必要性が増してくることが予想されています。

プログラムの開発手法そのものは現在と同様で、人件費の考え方が存在しないゲーム業界ならではの「根性」によるものが続行。現在主流となりつつあるゲームスクール系の人材は「コンピューターを知らずに入ってくる場合が多い」ため、新人教育の重要度が増大。基礎学力の向上など広範な対策が必要であり、これは企業の範疇を越えて国のレベルで行われなければならないとするところで意見がまとまりました。
《水口真》

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