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今どきゲーム事情■杉山淳一:もうすぐ夏休み。ゲームで社会科見学しませんか?〜『ぼくは航空管制官3』プレイインプレッション〜

■空港の展望デッキの眺めってみんな好きだよね

ゲームビジネス その他
今どきゲーム事情■杉山淳一:もうすぐ夏休み。ゲームで社会科見学しませんか?〜『ぼくは航空管制官3』プレイインプレッション〜
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■空港の展望デッキの眺めってみんな好きだよね

私の趣味は、鉄道が主で、旅客機はジャンボ以外はどれも同じに見えてしまいます。そんな素人でも飛行機の姿は魅力的です。新しいカメラを買うと、試し撮りのために羽田空港か空港のそばの公園に出かけることもあります。羽田空港の展望デッキは、送迎のついでに飛行機を眺める人も多く、デートと思わしき男女も見かけます。電車を眺めて喜ぶ人は鉄道ファンや男の子くらいでしょうけれど、飛行機を眺めて楽しいと思う人はもっと多いのではないでしょうか。大きな飛行機が空から降りてくる姿、そしてゆっくりと機種を上げて大空へ飛び立ち、空の向こうに消えていく姿。そこには、遠い目的地や空の旅へと思いを馳せたり、出会いや別れの物語を思い浮かべたり、ロマンにあふれています。飛行機ファンならずとも、空港の雰囲気が好きだという人は多いことでしょう。

ところで、展望デッキから滑走路を眺めていると、妙なことが気になりませんか?

 「今日は左から右へ飛行機が飛んでいくけれど、この前に来たときは逆向きじゃなかったっけ」
 「電車の上り線や下り線のように方向が決まっているのではないのかな」
 「時間帯によって違うのかな。そうだとしたら、方向の切替の時に飛行機がぶつかったりしないんだろうか」
 「空港が混んでいるので着陸が遅れるとアナウンスがあったけど、空港が混むってどういうことなんだ。自動車の渋滞とは違うだろうし」


『ぼくは航空管制官3』は空港の景色を楽しむゲーム


実は、そんな疑問をすっきり解消してくれるゲームがあります。テクノブレインのWindows対応ゲーム『ぼくは航空管制官3』です。これは航空管制官の仕事を題材としたユニークなゲームです。パイロットは自分で滑走路を選べるわけではないんですね。すべては航空管制官が指示し、パイロットはそれに従います。管制官が飛来する飛行機に着陸許可を出し、滑走路から駐機場まで誘導します。出発する飛行機にも許可を出し、滑走路を指示し、離陸許可を与えます。

…といっても、ゲームの操作は「飛行機を選択し、表示されたボタンから最適なものをクリックする」だけです。難しい航空用語を覚える必要はありません。

このゲームは実際の航空管制を模したシステムで、指示を与えるたびにポイントが加算され、制限時間終了時に目標の点数に達していればステージクリアです。言葉で書くと難しそうですが、実際は飛行機の交通整理をするゲームです。飛躍した例えかもしれませんが、「テトリスのピースが飛行機になった」ようなゲームシステムです。

チュートリアルモードで練習できます


飛行機が動く様子がジオラマ模型のように楽しく、命令に応じて航空無線が聞けるなど雰囲気作りもよくできています。自分がパイロットたちに命令し、彼らがその通りに動くという“王様気分”もいい感じ。無事にシナリオを終えたときの満足感も得られます。そしてなによりも、「空港で飛行機を眺める気分」が自宅で楽しめます。これが飛行機好き、旅行好きには嬉しくなります。

このゲームの特徴は、遊んでいくうちに航空管制のしくみやルールが身に付くところ。そんな知識を身につけてどうするの?と、思うかもしれませんが、ちょっとした知識があるだけで空港ウォッチングは楽しくなります。飛行機の小さな窓から見える情報はとても少ないけれど、このゲームのおかげで「いま自分の飛行機がどんな状況か」を想像できるようになりました。実利はなくても何か知識を得ることは、本来、とても楽しいことなんだと気づかされます。

以下の疑問と理由は、僕が『ぼくは航空管制官3』を遊んで学んだことです。本を読んだだけの知識ではなく、実際にゲームで体験しているので、とてもよく理解できました。

■滑走路のルールは「風」が決める

《杉山淳一》
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