現在は議員をやめ、フリーターになったところをセガの細田プロデューサーから声をかけられて作ったのが、マイルストーンから発売になる『大仁田厚の政治クイズDS』です。セガブースでは氏を招きイベントが開催されました。
その勢いたるや、まさにプロレス会場のノリ。会場では拳が突き上がり、おなじみの「ファイアー!」のかけ声でスタート。イベントそのものは司会のお姉さんがゲームに挑み、大仁田氏がコメントするのですが、実に爆弾発言が多かったです。さすがレスラー現役時代は金網デスマッチや某アナウンサーへの絡みで有名なだけあります。
大仁田氏の立場は監修となっており、この仕事を引き受けた理由は「儲かりそうだから」とのことですが、氏によれば「一本売れるに付き20円、これじゃ儲からねーよ!」と早速ぶっちゃけトーク。しかし、この発言、今の多くの人から見たゲーム業界観と、その利益率などのギャップを窺い知ることもできそうです。
さらにトークのきわどさは加速し、政治の話題にも。おなじ長崎の久間氏(「原爆投下はしょうがない」発言で辞任)について「彼も馬鹿だねー」とばっさり。おなじ小泉チルドレンの杉村氏については、期待しているものの、大仁田氏は機械オンチであるためか「ブログなんか見られねーよ」とのこと。ちなみに現在国会議事録はネット配信されており、それに付いての問題が出されるも「何で俺が知らない問題が出題されているんだ?」等、聞いているお客さんの方がハラハラするぐらいの勢いでした。
なお、大仁田氏は、政治の「悪口」を書いた本も執筆しており、ちょうどTGS最終日と重なった自民党総裁選にも触れました。「安部ちゃんはやっぱりお坊ちゃん。アイツが首相になったから俺議員辞めたんだ。その点小泉さんは凄かった、『人生いろいろ』発言は彼しかできないぜ」「もし、俺が今回総裁選に出られるとしても、麻生さんか福田さんか迷うから、俺は棄権しただろう。でも、麻生さんは政治を良くするだろうし、福田さんは自民党を良くするだろう(注:福田氏が当選)」と話していました。
そんなぶっちゃけトークを続けましたが、結局は「国民の皆様のフォーローがあっての政治です、皆さんよろしくお願いします」ときっちり締めてくれました。ちなみに大仁田氏、今度はお笑いのM-1グランプリに出るそうです。
最後は、記者団を招いた「囲み取材」を行い、さしづめ一試合終えたレスラーのようでした。ここではさらにディープな話も。そのディープな話題は執筆中の「永田町デスマッチ」に書かれているとのこと。