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『GTA』に隠し性的表現で米国でも大騒動に

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PC/PS2/Xboxで発売された『Grand Theft Auto: San Andreas』に露骨な性表現が含まれているとして問題になっていた問題で、当初これをハッカーによる改造によるものと否定していた発売元のテイク・ツーは、これを撤回してこの表現が元々含まれていた事を認めました。米格付機関のESRBは「M(17歳以上対象)」から「AO(成人向け)」に変更する異例の措置を取りました。

これは全米家族メディア研究所が発表して明らかになったもので、インターネット上で出回っている改造プログラムを使用することで現れるようになっていました。先週からESRBが調査を行ってきました。格付が変更されたことで、販売するには表記を訂正しなければならず、殆どの小売店は販売を見送ると見られていて、テイク・ツーも生産を停止したことを明らかにしています。

「AO」のレーティングのゲームを扱うショップは限られており、今回の決定を受けてTargetとBest Buyは商品の取り扱いを中止、GameSpotも同様の決定をしたと伝えられています。また世界最大の小売店Wal-Martも「AO」のゲームは取り扱わないとCNN/MONEYで明言しています。

米国のアナリストはテイク・ツーは今後、連邦取引委員会や連邦証券取引委員会の調査を受けることになり、これによる損害は4000万ドルにも登るだろうとしています。政治を巻き込んだ論争となっていて、1200万本売れたゲームを交換するように要求する政治家まで居るそうです。アナリストも集団訴訟の対象となるのは「避けられない」と話しています。

更に同じアナリストは「COOのGary Lewisを含むテイク・ツーの数人のインサイダーが同時期に株式を売却しています。Lewisは7月13日に2万株を、19日に4万株を売っています。SEC(連邦証券取引委員会)は調査を始めることになるでしょう」としています。

また今回の騒動が今後のGTAシリーズの行方に影響を与えるのは避けられないでしょう。次回作は2006年10月に発売が予定されていますが、多方面から圧力を受けることになるでしょう。秋に発売予定だった日本版も益々遠くなってしまいそうな感じです。

ESRBは今回の事件を受けて、今後は実際にアクセス可能かどうかも含めて全ての情報を提供するようにパブリッシャーに呼びかけています。
《土本学》

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