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【インプレッション】ゼルダの伝説 4つの剣+(GC)

任天堂 その他

任天堂が提案する「コネクティビティー」を前面に押し出した、人気シリーズ最新作『ゼルダの伝説 4つの剣+』。ゼルダコレクション目当てで買う、という人が多そうに思いますが、(知っての通り、クラブニンテンドーでの引き換えのポイントが500から150になる)多分それは「多人数プレイが基本らしいから、1人でやっても面白くなさそう」と思っている人が多いからだろうと思います。では、実際のところ1人プレイはどのような感じなのか、有明のニンテンドーゲームフロントで体験してきました。

(間違った認識をしてしまっている部分もあるかもしれません。もしそういうところがあっても勘弁してください。)

■ハイラルアドベンチャー
この「ハイラルアドベンチャー」は、据え置き機で実に13年ぶりとなる2Dゼルダです。端的に言ってしまえば、GBA版『4つの剣』のバージョンアップ版、ということになりますが、ただのバージョンアップと思ってしまうのはもったいないです。一人でやると、リンクが4人になったこと、そしてGBAを使うことで謎解きの幅が増えた2Dゼルダ新作という感じとなっています。プレイしてきたのは、1-1(ハイリア湖畔)と2-3(東の神殿)の途中までです。

・操作

十字キー リンクの移動
Aボタン アイテムを使う
Bボタン 剣を振る・もぐる(水中、5秒間ほど)
Lボタン フォーメーションチェンジ(後述)
Rボタン 持ち上げる・(+十字キーで)引く・(移動中に)前転
セレクト 解散(1人のリンクのみ操作になる、後述)
スタート ポーズ(コレクト画面になる)


アクションはどちらかというと3Dゼルダに近いです。前転しつつ進んだ方が歩くより早いとか。1度でもゼルダをやったことがある人なら、少し触ってみれば違和感なくプレイすることが出来るはずです。以上基本操作以外に、剣技として以下のものがあります。

ジャンプ切り・・・十字キー+B(同時押し)
回転切り・・・B長押し>離す or 十字キーを一回転+B
(公式サイトには下突きも書かれていましたが、確認できませんでした)

・フォーメーション
4人いるリンクを1人で操る際に重要になるのが、この「フォーメーション」です。基本的に謎解きには使われる感じです。リンクを1列に並べて大きな岩を押したり、スイッチの形とフォーメーションを一緒にして踏んだりする仕掛けがありました。フォーメーションを変化させるには、以下のように操作します。

各種フォーメーション(クロス・ワイド・ロング・ボックス)
  Lボタン+選択 ↑↓ Lボタン
パレードモード(リーダーを操作し、その他3人は後ろについていく)
 セレクトボタン ↓↑ Lボタン(離れていたリンクもリーダーのもとに集まる)
解散(1人のリンクのみ操作。さらにセレクトで操作するリンクをチェンジ)

・画面
パッと見は普通の2Dですが、実際動いているのを見ると、SFCやGBAでは実現できないようなきれいな表現がいろいろとなされています。スムーズなズームイン・アウトや、周りがゆらゆらゆれて見える火の明かり、きれいな滝の水しぶき、大量に現れる敵など、普通の2Dゲームにはない「おおっ」という表現が随所に見られます。つまり、任天堂的に言えば2.5Dということでしょうか。また、GCコントローラだけでもプレイはできますが、1人プレイでもぜひGBAをつなげてやってほしいと思います。GBA画面では、GC画面のような表現による驚きはないですが、やはりGCとGBAがつながっている面白さを感じることが出来ます。GC画面からリンクが消え、「あれどこだ?」と思うとGBA画面に映っていたり、と、GC画面とGBA画面をきょろきょろ見ながらプレイするのは始めてやるとなかなか新鮮です。GBA画面から撃った弾がGC画面に飛び出してくる、という仕掛けもあってもう笑ってしまいました。

・違い
これまでのシリーズとはだいぶ違うところもあります。たとえばアイテムです。普通なら、爆弾・弓矢など、アイテムは複数持つことができ、ポーズ画面でアイテムボタンに割り当てるアイテムを選ぶ、という感じですが、この「ハイラルアドベンチャー」はそれはできず、常にアイテムは1個しかもつことができません。ステージ上にアイテムが置いてある場合に、それを拾うとかわりに持っていたアイテムを置いていくことになります(多人数プレイの場合には、それぞれの人が違うアイテムを持つことはできるようですが)。プレイした限りで、アイテムがおいてあったら持ち替えていくようにすれば先に進めるようになっているようでした。まあ、場合によってはアイテムを持ち替えるためにに戻る、といったようなプレイが求められるかもしれません。後、爆弾の数やパチンコの弾数がなくなる、と言うのもないようです。いくらでも置けるし、いくらでも撃てます。

また、これも結構重要な違いですが、ダンジョンマップ・コンパスはないようです。スタートボタンを押してもコレクト画面しか表示されないので、多分そういう概念はないのだと思われます。1-1は最初のステージということもあってか一本道だったので問題はなかったのですが、2-3は"東の神殿"という名前のステージで、誰がどう見てもダンジョンなのにマップがないので迷いまくりました。まあそれも醍醐味といえばそうかもしれませんが。

そして、これまでと一番違うのはステージ制になっていることでしょう。世界がいくつかのレベルに分かれており、さらにそのそれぞれが数ステージに分かれています。なので、通常のゼルダにあるようなワールドマップは存在せず(強いて言えばレベル選択がそれに当たるとも言えるでしょうか)、これまでの「広い世界を股にかけ冒険する」というようなプレイ感覚とは違ったものになると思います。

・その他
誰もが気になっているであろうボリュームについてですが、1-1(ハイリア湖畔)は最初のステージということもあり25分弱でクリアできましたが、2-3(東の神殿)は途中でつまってしまい、1時間かけてもクリアできませんでした。まあ私が下手だというのもあるんでしょうが。その時点でフォースがクリア目標の半分ぐらいしか集まっていなかったので、まだまだ先があるだろうことを考えると、結構ステージは長そうです。どれだけ謎解きに悩むかにもよって変わるとは思いますが、一通りクリアするにはそれなりに時間がかかりそうで、結構なボリュームがあるといっていいんじゃないでしょうか。

ちょっとした不満点をいくつか。リンクが4人になって画面的ににぎやかになったのですが、逆に言えばちょっと見難いかもしれません。特にパレードモードにしているとき、残りの3人が(見難いと言う意味で)邪魔に思うかもしれません。あと、GCコンではどう思うかわかりませんが、GBAでジャンプ切りや回転切り(Bタメでない方)をでやるのはちょっと感覚的に戸惑いがあるかもしれません。まあ一番の不満点は私が下手すぎるということなのですが。

・まとめ?
"4人のリンク"というところから、どうしてもパーティーゲームだと思われてしまうかもしれませんが、そういうわけでもありません。"4人のリンク"という要素は、多人数プレイでは競争というプレイ要素になりますが、1人プレイだと新しい謎解きという要素になるわけです。フォーメーションチェンジも、そこまでめんどくさくはないので、さくさくプレイできると思います。たとえて言うなら、アイテムボタンに別のアイテムをセットしなおすのと同じ手間ぐらいに思ってもらえるといいです。

そのほかの部分は、間違いなくゼルダらしいゼルダ、「つまったよ先に進めないよ」であり、「やっぱウィズローブ強い・・・」であるような、いつもの手触りのゼルダでした。難易度的には、アクション部分では結構ハートがたくさん出てくる(特にツボの中から)ので楽かもしれませんが、謎解き部分は結構歯ごたえがあるように私は思いました。ステージ制なので、プレイの自由度とか広い世界とか、そういう部分は失われてるかもしれませんが、そのかわり中盤でだれるといったことはないでしょう。謎を解き敵を倒し進んでいく、というある意味ゼルダの原点が強調されており、それを存分に味わえると思います。

■ナビトラッカーズ
テトラ等がナビゲーターとしてGC画面に登場し、プレイヤーはGC画面から情報を得ながらGBA画面で海賊たちからメダルをゲットしていきます。

基本的に一人プレイと多人数プレイで遊び方の違いはあまりないと思います。1人プレイでは対戦相手をチンクルにする(50%チンクル<->150%チンクルまで強さを選べます)か、タイムアタックをプレイすることが出来ます。

・操作

十字キー リンクの移動
Aボタン ジャンプ(ロック鳥の羽が必要)
Bボタン ハンマー(マジックハンマーが必要)
Lボタン セットしたアイテムを使う
Rボタン 走る(ペガサスの靴が必要)


・ゲームプレイ
初めにミニゲームをプレイし、使えるアイテムやルピーを手に入れます。ちゃんとペガサスの靴などを手に入れておかないと後々厳しいことになると思います。まあ、難度が高いミニゲームではないので落ち着いて手に入れることができます。そのあとは、言わなくてもわかってる方が多いと思いますが、GC画面から上手く情報を得ながらGBA画面を駆け回ります。

ゲーム終了後にはスコアが集計されます。メダルが主ですが、残ったルピーの数等ほかの要素も加算されて最終的なスコアとなります。また、ステージごとのスコアランキングもあるので、ハイスコアを目指すこともできます。ちなみに「6000点を越えたら一流」と言っていたような記憶がありましたが、私は対80%チンクルと2回やってだいたい2500点と3500点でした。

プレイして一番最初に感じたのは、「これってゼルダじゃなくてもいいんじゃないか?」ということです。悪い意味で言っているわけでなく、ゲームとして完全に完成されているので、ゼルダの世界観がなくても十分に成立するのではということです。別に剣を振って敵を倒すわけでもないですし、走った状態で壁にぶつかると跳ね返ってタイムロスになったりと操作感も違うので。まあ『タクト』でおなじみのキャラクターがしゃべりまくってくれるのは単純にうれしいです。ゲーム自体は、短い1回毎のプレイ時間の中で非常に濃く楽しむことができ、たぶん慣れれば慣れるほどさらに濃いプレイが出来るようになると思います。多人数の方が面白そうなのは確かですが、一人でもスコアアタックで極めるのはなかなか楽しそうです。それ以上に、テレビをちらちら見ながら、あるいは聞きながらGBA画面を遊ぶ、という体験は是非一度やってみることをオススメします。これはコネクティビティーあってこその体験でしょう。

■最後に
今回一人で体験したので「シャドウバトル」はプレイしていませんが、「ハイラル」も「ナビ」も、どちらもコネクティビティーの面白さをうまく引き出しており、1人プレイでもその面白さを存分に味わうことができました。まさにコネクティビティーの集大成ともいえるつくりになっています。ぜひGBAをつなげてプレイしてください。「ゼルダコレクション」目当てなんていうのはもったいないですよ。「ハイラル」はまんま新作2Dゼルダですし、やらないと損です。そして、当たり前ですが、GBAをもっている友人とGBAケーブルがそろっているという環境があるのなら、多人数プレイをしないことほどもったいないことはありません。ぜひつながる遊びを存分に味わってください。

GC『ゼルダの伝説 4つの剣+』は、3月18日発売予定で、価格は5800円です(GBAケーブル同梱)。
《OKOK》

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