人生にゲームをプラスするメディア

【特集】なぜ今、Xbox Oneで新作STGをリリースするのか…『雷電V』開発者が語るSTGの過去と未来と変化について

シューティングの過去も振り返りつつ、なぜ今Xbox Oneでシューティングなのか、その核心に迫る『雷電V』のインタビューをお届けしよう。

マイクロソフト Xbox One
【特集】なぜ今、Xbox Oneで新作STGをリリースするのか…『雷電V』開発者が語るSTGの過去と未来と変化について
  • 【特集】なぜ今、Xbox Oneで新作STGをリリースするのか…『雷電V』開発者が語るSTGの過去と未来と変化について
  • 【特集】なぜ今、Xbox Oneで新作STGをリリースするのか…『雷電V』開発者が語るSTGの過去と未来と変化について
◆シューティング初心者への配慮もした上で、上級者がスコア争いで熱くなれる



──『雷電』シリーズというとハードなシューターご用達ゲーム、という雰囲気もあると思いますが、『雷電V』はシューティング初心者の方でも入っていけるのでしょうか。

星野:アーケードだと良くも悪くもインカムという命題がありますので、難易度を低めに調整しても、プレイ時間が長くなればお店からは敬遠されてしまう部分があります。でもコンシューマなら買ってもらった時点で何回でも遊んでもらえますし、今回はステージも8あって道中も長めに作っていますし、ステージ1もほぼ練習ステージみたいな感じで難易度も低く作っていて、そこから緩やかに難易度があがっていく感じになっています。あと画面左側の情報スペースにヘルプ的なものも入れていて、そこでボスとの戦い方を理解できたりもしますので、初心者の方にはプレイしながら学んでいってもらえるようになっています。

──逆にコアなシューティングファンが楽しむ部分としてはどうでしょうか。

星野:まず、発売日にパッチを当てることで追加になるボスミッションモードがあります。これはボスをいかに早く倒すかっていうタイムタックのようになっているんですが、中にはVERY HARDでは「30秒以内でボスを倒せ」みたいな凄く難しいミッションもあります。

──先日の体験会でも話題になっていたモードですね。これは確かに上級者のランキング争いが白熱しそうです。

星野:あとマニアックな部分ですが、今までのシリーズにもあった、敵が画面に出てからすぐ倒すことで得点倍率がかかるフラッシュショットを更に改良しました。今回はフラッシュショットを溜めるとランクが上がっていきます。逆に減衰もするんですけど、減衰しないように溜めることで初期状態では2.0で限界だったのが3.0、4.0……と上がっていくようになっています。それをいかにつないで稼ぐかっていう、シンプルだけど熱くなれるシステムが入っています。

──おお!!

星野:なので今までの『雷電』シリーズを楽しんでいたシューターの方も、シリーズ同様の感覚で攻略やスコア争いをしてもらえると思います。あと、CHEERは他のプレイヤーからいかに「イイネ!」が来るかっていう他力本願な部分があるんですよ。

初心者の方には嬉しい仕様なのですが、全国一位のスコアを目指す人にとっては、結局スコアはCHEERがあるかないかに依存する運任せなの?って思われてしまうと思うんです。ですが、CHEERを使ってボスを速攻で倒してしまったりするとフラッシュショットのランクが急激に下がってしまうんです。なので1000点、2000点と刻んでいってハイスコアを目指すプレイをするにはCHEERを抑えてストイックにボスと戦うことが求められます。



──運に左右されずにスコアアタックができるので、上級者の方も熱くなりそうですね。ちなみにストーリーモードのスコアランキングもネットランキングがあるんでしょうか。

星野:そこは当然入っています。しかも『雷電V』では画面左側に表示されるスコアグラフで全国一位の方のスコアのグラフと自分のスコアのグラフを比べることができるんです。今までならゲームが終わってスコア登録が終った段階で、一位のスコアに何点足りなかった、だけだったんです。でも今回は、各ステージごとにスコアの伸び方がグラフでわかるので、最終結果だけじゃなくてゲーム途中でもわかるようになっています。それを見ることで、ここではもっと稼げるんだな、っていうのがわかってくるようになっています。

──ハイスコアを狙うにはすごく参考になる仕様ですね。

星野:スコアラーの方はスコアへのこだわりがすごいですからね(笑)。

次ページ:『雷電』1作目がヒットしていた時代、Xbox 360でシューティングが盛り上がった時代、そして今──

《風のイオナ(シティコネクション)》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

マイクロソフト アクセスランキング

  1. 【E3 2010】これが新型Xbox360、スリムで静かに

    【E3 2010】これが新型Xbox360、スリムで静かに

アクセスランキングをもっと見る