鵜之澤会長は「ハードやプラットフォームの進化で、どこまでがコンソールか、どこまでがネットワークゲームか、という区別は意味が無くなってきた」と説明。守安共同会長も「垣根を超えてユーザーさんに安心・安全にゲームを提供するためには一緒に活動を行っていった方が効率的で自然だ」と合併の理由について語りました。
CESAは主に家庭用ゲーム関連企業で作る業界団体。
JASGAはソーシャルゲーム関連企業で作る業界団体。JASGAは2012年11月に発足し、ディー・エヌ・エー、グリーやサイバーエージェント、ミクシィなどソーシャルゲームプラットフォームホルダーが中心となり、コンプガチャを代表とする高額課金や未成年者対策、カスタマーサポート向上など当時高まっていたソーシャルゲームに対する社会的批判に対応していく事が掲げられました。
しかし、市場がブラウザのソーシャルゲームプラットフォームから、App StoreやGoogle Playを舞台にしたネイティブゲームに移行する中で、市場を抑えているプラットフォームホルダーが手を組み、そこにゲームを提供する事業者が足並みを揃えてゲームの提供内容を改善していく、という形が必ずしも機能しなくなってきたと考えられます。
CESAとJASGAは当初から協力関係にあり、CESAの鵜之澤会長もJASGAの理事として加わっていました。一方、JASGAの守安・田中両共同会長もCESAの理事に加わっていました。
今後はJASGAが行っていた啓発活動やカスタマーサポート向上活動についてCESAが引き続き行っていくとのこと。CESAとJASGAの会員で重複していない会員社は56社あり、JASGAとしてはCESAへの加盟を奨めているとのこと。オフィスは統合され、新たに西新宿に拠点を設置するとのこと。
記事提供元: GameBusiness.jp
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