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大前弘樹氏が語るPlayStation MobileとUnityの関係・・・SIG-Indie第10回勉強会

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大前弘樹氏が語るPlayStation MobileとUnityの関係・・・SIG-Indie第10回勉強会
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1日、IGDA日本の同人・インディーゲーム部会(SIG-Indie)が主催する第10回研究会が開かれました。「PlayStation Mobileの現状と可能性」と題された勉強会には、開発者や研究者とともにSCEのスタッフと共にミドルウェア提供会社も参加しました

本勉強会で、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの大前弘樹氏はPlayStation Mobile(以下PSM)とUnityについての報告を行いました。今年の3月22日にSCEとユニティ・テクノロジーズは戦略的提携を結び、今後、PSMを含めたPlayStationプラットフォームではUnityを使用したゲームをリリースすることが可能です。

ここ一年間でもはや説明する必要がないほど普及度と知名度が高まったUnityですが、PSMの開発環境としても採用されたことは、インディーデベロッパーにとっても大きな魅力になるでしょう。実際にUnityは、インディーデベロッパーがほぼ無料で使用できる統合開発環境であり、すでに数多くのインディーゲームが開発されてきました。

大前氏は2012年のGame Developer Choice Awardのベストモバイルゲームにも選ばれたFireproof Gamesの『The Room』、アングリーバードで有名なRovioの『Bad Piggies』といったUnityが採用されているインディーゲームを紹介しました。その他、日本ではサイバーコネクトツーが開発した『ギルティドラゴン』やセガネットワークスが開発した『デーモントライブ』などが紹介されました。また先日、クラウドファンディングサービスのCAMPFIREにて資金調達に成功した『モンケン』にもUnityは使用されています。

秋葉原の書店でも技術書の特設コーナーが設けられるほど、現在、爆発的に普及しているUnity。基本無料で使用可能であるため、インディーデベロッパーやアマチュアがゲーム制作するには、最適であることは確かです。しかしながら、PSMには専用の開発環境であるPlayStation Mobile SDKが用意されています。こちらも無料のデベロッパー登録を行えば、誰でも使用可能であるため、Unityとの関係が気になるところです。

本報告の段階ではPlayStation向けのUnityは「絶賛開発中」であるため、詳細はまだ決まっていないと、大前氏は打ち明けながらも、いくつかの重要なポイントが説明されました。まず市販のVitaでもUnityを使ってゲームを開発できるのかという質問に対しては「YES!」とのこと。さらにPSMのSDKとUnityの関係は、現在、SCEと協議中ではありますが、基本的には併存するそうです。大前氏は社交ダンスのイメージ画像を引き合いに出しながら、お互いの技術が足を引っ張りあわないように、うまく協調できることを目指していると述べました。

他方、一番気になる有料か無料かという点に関しては可愛らしい猫の画像でお茶を濁しました。先日、インディー向けにはiOSとAndroidの機能を完全無料にしたUnityだけに、開発者側としてはなんとか頑張って無償化してほしいところです。

さらに付け加えとして、Unityを利用することでXbox Liveなどで配信されていたXNA製のゲームをPSMで動かせることができるそうです。そのため、XNAを使用してきた開発者はUnityを利用することで、PSMでもゲームをリリースすることが可能になります。またuWebKitを使用すれば、Unityで作ったプロジェクトの中にHTML5などのWebコンテンツを組み込めるなど、発想次第で様々な試みが可能であると大前氏は期待しております。

PSM向けUnityは、まだまだ絶賛開発中であるため、大前氏のプレゼンテーションは短時間で終わりました。残りの時間を利用して、開発者の方々からPSMについて期待していることを聞いてみたいと、大前氏はフロアに質問を投げかけました。Mac OSでPSM向けUnityは使用可能であるのかという基本的な質問から、プラットフォームによってインプットの割り当てがバラバラなのでどうにかしてほしいとUnity自体への要望まで、様々な要望や質問が上がりました。

PlayStationの生みの親である久夛良木健氏の肖像画の下に「Cell」の字が刻まれたTシャツを着た大前氏は、それらの質問に明るく前向きに応えていました。この後、行われたパネルディスカッションでも、大前氏は積極的に場を盛り上げ、インディー開発者コミュニティの活性化に尽力する姿勢を見せていました。
《今井晋》

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