まず、上期の販売実績を確認してみると、PS3/Xbox360ソフト『BIOHAZARD 6』が全世界で370万本、同機種で発売された『ドラゴンズドグマ』が120万本の売上げを記録しています。ここで注目すべきデータは、日本での販売本数は大きく落ち込んでいるにもかかわらず、北米では3倍弱、欧州でも同等の売上増加がみられるということです。また、『ドラゴンズドグマ』『バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ』においては、DLCの好調な販売も増収に寄与したということです。
そして気になるのは2013年度下期の戦略です。まず販売目標ですが、『BIOHAZARD 6』が全世界600万本、2013年1月17日発売予定のPS3/Xbox360ソフト『DmC Devil May Cry』が全世界で200万本、そして大きな注目を集めるニンテンドー3DSソフト『モンスターハンター4』は日本(アジア含む)で200万本の売上を見込んでいます。
また、上記の主力大型タイトルの発売に加え、『BIOHAZARD 6』『ドラゴンズドグマ』などの大型タイトルでは積極的に追加DLCを投入していくことも明らかにされています。さらに、一般のパッケージ販売より利益率の高いとされるゲーム本編の「ダウンロード販売」も強化していくとのこと。まずは12月6日にニンテンドー3DSソフト『モンスターハンター3(トライ) G』のダウンロード販売が開始されます。
PC、モバイル事業においても、ソーシャルゲームやオンラインゲームなどの新規タイトルを多く投入し、コンテンツを拡充していく予定。国外においては、台湾や韓国に現地の開発ラインを立ち上げ、アジアでのビジネス展開をより広げていくとしています。また、アジア地域以外の国々にも「GREE Platform」を通じて、ソーシャルゲームを3タイトル提供予定で、国内外でコンテンツを拡充すべく、経営資源を集中させていくということです。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
ゲームビジネス アクセスランキング
-
世界最大のゲーム会社は中国・テンセント 今年上半期のトップ25はアジア勢が存在感
-
令和に新作ファミコンカセットを自作!その知られざるテクニック&80年代カルチャーを「桃井はるこ」「なぞなぞ鈴木」らが語る【インタビュー】
-
任天堂ミュージアムに行ってきました!
-
なぜ「アイカツ」のライブ映像は、ユーザーを魅了するのか…製作の裏側をサムライピクチャーズ谷口氏が語る
-
USJのVRジェットコースター「XRライド」がヤバ過ぎる…レールのない空間を走り、前振りなく急落下する
-
さよならハドソン、過去の名作をCMで振り返る
-
【CEDEC 2011】心に響くSEはこうして生まれる・・・SEマンのこだわりとは
-
【CEDEC 2016】技術から語る『龍が如く』の10年──特殊エフェクトや物理エンジンの取り組み
-
イケメンはこうして作られる!「「その口…塞いでやろうか…?」250人のイケメンをLive2D化してわかった、成人男性キャラの魅力的な見せ方」セッションレポート【alive2019】
-
「日本と海外におけるゲーマーにとってのリージョン制限」・・・イバイ・アメストイ「ゲームウォーズ 海外VS日本」第22回