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【TGS 2012】ディ・モールト ベネ!『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』ステージはジョジョネタ満載の内容に

東京ゲームショウ2012で開催された、バンダイナムコゲームスが発売するPS3ソフト『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』のステージは、ビジネスデイの「ジョジョステージ」に勝るとも劣らない怒濤のステージになりました。

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東京ゲームショウ2012で開催された、バンダイナムコゲームスが発売するPS3ソフト『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』のステージは、ビジネスデイの「ジョジョステージ」に勝るとも劣らない怒濤のステージになりました。

「『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』オラオラオラオラステージ ~ディ・モールト ディ・モールト 良いぞッ!~」という、長すぎるイベント名を冠したステージには、ビジネスデイにも登場した、本作プロデューサーの新野範聰氏(バンダイナムコゲームス)、制作担当で開発ディレクターの松山洋氏(サイバーコネクトツー代表取締役)の2名加え、先日発表になったキャストから、空条承太郎を演じる小野大輔さんが登場しました。

当編集部にも原作に登場する岸辺露伴の衣装でインタビューに応じてくださった松山氏ですが、なんと4日目となるステージも同じ衣装で登場し、「どうも、松山露伴です」と軽いジャブ。

登壇者の挨拶が終わったところで、トークが本格的に開始。そこで小野さんの衝撃の事実が発覚しました。原作には学生時代にはまり、「生きる指針になった」というほどに大好きだってそうです。出がけに帽子をかぶる際には「俺が裁く」と言って家を出たり、一時期はブチャラティの髪型(おかっぱ)にしたこともあったということ。「それって似合うの?(笑)」とすかさず松山氏から突っ込みが入りました。

ここで、松山氏から「リハーサルでは17分もかかった」(予定は7分)という「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズについての紹介がありました。いつも以上に熱っぽく、そして熱く語る松山氏。ところが冒頭から「ジョナサンはシリーズで唯一死んでしまう主人公なんです!」と壮絶なネタバレ。その後も全編にわたり、ネタバレが続き、小野さんが「そんなにネタバレして大丈夫なんですか?」と笑いながら聞くと、「日本人でジョジョを読んでいない人はいないでしょ!だから問題ないんです。」ときっぱり言い切っていました。

ネタバレのオンパレードだったシリーズ紹介に続いては、それぞれの好きなポイントが紹介されました。長期作品だからこそ、それぞれの「オレのジョジョ」が違うということで、三者三様の回答になりました。

まず「やれやれだぜ」と回答したのは小野さん。自らが演じる空条承太郎の「てめーはおれを怒らせた」をチョイス。「最後の最後でジョジョ側が勝つカタルシスがたまらない」「荒木先生の物語構成の巧みさが感じられるシーン」ということです。

続いて、新野氏は「ンまあーーーいっ!!(億泰)」と虹村億泰のセリフをチョイス。ここからはイタリア料理店「トラサルディ」トークにはいり、各々が好きなメニューを語り合うとう展開に。

そして、岸辺露伴の格好をしながらも、最近は第5部が大好きだという松山氏は「ジョルノ・ジョバーナには夢がある」をオススメにあげました。ゲームクリエイターという仕事は、夢がなければできないということで、常にこの言葉を頭にとどめて、何度も助けられながら、ゲームの制作にあたっているということです。

この話をうけ、小野さんはジョジョのテーマでもある「人間賛歌」について話し始めました。このテーマを強く感じるのは、第5部だそうで、アルバッキオと警官の名シーンのセリフに感銘をうけたそうです。大学時代の自分の姿と重ね、頑張ろうと思ったそう。ただ、その勢いで「ブチャラティの髪型にしてしまった」ということでした。

次に出された「欲しいスタンドは?」という質問では、小野さんが「ウェザーリポート」と回答。自身が出演するイベントの日はことごとく雨が降るそうで、当日もあいにくの雨模様。「すでに雨は降らせられるが、操作出来るようになりたい」とのこと。

続いてはゲームの制作についての話になりましたが、「明日っていつさ?明日って今さ!」と松山氏が語ったように、本当に熱い思いでゲーム制作が進行しているとのこと。それを聞いた小野さんは「皆さんの熱い思いが伝わってきます。そこにシビれる!あこがれるゥ!」と一言。

と、ここでジョジョネタで漫才をする吉本芸人の爆笑コメディアンズが登場し、新野、松山両氏がジョジョ好き芸人としても有名な、ケンドーコバヤシさんの元を訪ねた映像が公開になりました。ケンコバさんの「おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」と会うなりのネタを一発、松山氏も負けじと「この岸辺露伴が金やちやほやされるためにマンガを描いてると思っていたのかァ――――ッ!! 」とすかさず応戦、映像ではカットになっていましたが、なんと2人で数十分もやりあっていたそうです。

映像では実際にケンコバさんがプレイし、「非常に楽しめる作品がここにありました。発売日まで首を長くして待っていてください」と会場に向けてコメントしました。映像が終わった後は、爆笑コメディアンズによるショートコントも披露されました。

会場でも小野さんが実機でプレイし、ケンコバさんに続き、ジョジョファンの2人が納得するほど、満足度が高い作品になっているようです。それを示すかのように、ステージ終盤には、日本ゲーム大賞2012「フューチャー部門」を受賞したことが発表されました。先日のインタビューによれば、まだまだ開発途中ということですが、非常に期待が高まります。

ステージの最後は登壇者からファンに向けてのメッセージが伝えられました。小野さんは「スタッフのジョジョ愛が凄いが、キャストも負けないように頑張っていきたい」と述べ、「単行本にもありますが、承太郎の「承」の字には「承ける」「受け継ぐ」「伝える」という意味があります。ジョジョを知らない次の世代にも伝えていこうという思いで、承太郎を演じていきたいと思いますので、応援お願いします。」と開発陣に負けない熱い意気込みを述べ、ステージは終了しました。
《宮崎 紘輔》

タンクトップおじさん 宮崎 紘輔

Game*Spark、インサイドを運営するイードのゲームメディア及びアニメメディアの事業責任者でもあるただのニンゲン。 日本の新卒一括採用システムに反旗を翻すべく、一日18時間くらいゲームをしてアニメを見るというささやかな抵抗を6年続けていたが、親には勘当されそうになるし、バイト先の社長は逮捕されるしでインサイド編集部に無気力バイトとして転がり込む。 偶然も重なって2017年にゲームメディアの統括となり、ポジションが空位になっていたGame*Sparkの編集長的ポジションに就くも、ちょっとしたハプニングもあって2022年7月をもって編集長の席を譲る。 夢はイードのゲームメディア群を日本のゲーム業界で一目置かれる存在にすること、ゲームやアニメを自分達で出すこと(ウィザードリィでちょっと実現)、日本武道館でライブすること、グラストンベリーのヘッドライナーになること……など。

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