水口氏によれば新作の話がスタートしたのはちょうど2年前の東京ゲームショウ。ユービーアイソフトとは『ルミネス』を欧米で販売したという付き合いがあり、ユービーアイ本社(パリ)のプロデューサーと食事をする機会があったそうです。そこで「新しいものを、新しいプラットフォームで作れないかと盛り上がり、その成果をようやく発表することができることになりました」
さっそく水口氏による『Child of Eden』のデモンストレーションが行われました。デモは12時と14時の2回行われ、それぞれXbox 360 Kinect、PS3コントローラーを使って行われました。
Kinectでは一切コントローラーを使わず、両腕の動きだけでゲームがプレイできます。デモでは、水口氏の手の動きにカーソルが追従し、ターゲットをロックオン、手首を前方に振るような動作でアタック。両手を開いたり、手を叩くといった動作もゲームに組み込まれているようでした。体の動きが画面とシンクロし、画面の動きが音楽とシンクロする。音と映像にこだわり続けた水口氏の最新作として相応しい、心を揺さぶるようなデモだと印象付けられました。
隣で見ていたユービーアイソフトの辻良尚氏は「色の洪水、音の洪水を見ているようで、日本人的な感覚では花火を見ているような印象を受けました」とコメント。
水口氏は「音楽と映像そしてゲームが絡んだとき、今までにない感動があると思っています。そうした化学反応を作っていくのが自分の使命だと思っています」と話しました。
楽曲は全て水口氏がプロデュースするユニット、元気ロケッツのものです。「このゲームのために育ててきた側面もある」と水口氏。「シナスタジア(共感覚)と呼んでいるのですが、音楽と映像、体全体で感じられるようなライブを元気ロケッツでは行っています。『Child of Eden』のコンセプトはそれとシンクロしています」
今回はKinectでしたが、もちろん通常のコントローラーにも対応。その場合は「振動というまた違った体験もある」ということでした。
現時点では日本での発売は未定となっていますが、『Child of Eden』を早く遊べる日が来る事を期待したいですね。
編集部おすすめの記事
特集
ソニー アクセスランキング
-
『モンハンワールド:アイスボーン』ミラボレアスを倒すために考えた7つのこと
-
『Bloodborne』神秘と狂気の古都・ヤーナムでも旅行は楽しめるのか?ガスコイン神父までをポジティブな旅レポ風に紹介
-
テトリスがちょっぴり苦手な『ぷよテト2』プレイヤー向け、テトリス基礎知識!覚えるだけで序盤の動きがグッとレベルアップするぞ
-
『原神』稲妻の各探索ギミックを解説!雷の種から結界まで、新天地の冒険を“13項目”でサポート
-
『原神』稲妻には“自力で”行けるのか?ガイアやボートを駆使し、大海原を進んでみた
-
『かまいたちの夜』の舞台となったペンションに宿泊…!あの名シーンを妻と再現してきた【ネタバレ注意】
-
PS5までの歴代PlayStation据え置きハードを振り返る!これまでの進歩とこれからの進歩を見比べよう
-
「『モンハンワールド:アイスボーン』で1番好きになった武器種はどれ?」結果発表―ハンターたちが命を預けた“相棒”はこいつだ!【アンケート】
-
外出自粛のGWはゲームで旅行!オープンワールド『スカイリム』での冒険を旅レポ風にお届け【特集】
-
『モンハンワールド:アイスボーン』下手くそでも「ソロ用ムフェト・ジーヴァ」に勝てるのか? 新規救済に見えた“(ある意味)辛い狩猟”をレポート