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水口哲也の贈る最新作『Child of Eden』をいち早くプレイした

『Rez』『ルミネス』など、映像と音楽の融合をテーマに、数々のゲームを世に送り出してきた、水口哲也氏の最新作『Child of Eden』。海外ではXbox360版がいち早く発売されたにもかかわらず、日本では情報が乏しく、やきもきしていたファンも多いのではないでしょうか?

マイクロソフト Xbox360
Child of Eden
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『Rez』『ルミネス』など、映像と音楽の融合をテーマに、数々のゲームを世に送り出してきた、水口哲也氏の最新作『Child of Eden』。海外ではXbox360版がいち早く発売されたにもかかわらず、日本では情報が乏しく、やきもきしていたファンも多いのではないでしょうか?

Xbox 360 Summer Showcase 2011では、待望の日本版がプレイアブル出展され、発売日なども明らかになりました。

まずスペック的な確認から。『Child of Eden』の日本語版は、Xbox 360とPS3で共に10月6日に発売され、価格は6,279円。Xbox 360版はKinectでの操作にも対応しています。ただしKinect専用ではなく、コントローラでもプレイ可能です。一人称視点のシューターと、水口氏が参加する音楽プロジェクト「元気ロケッツ」、そして独創的なビジュアルがシンクロして、これまでにないタイプのゲームに昇華しています。

ゲームは西暦2019年、電脳空間上で人格を再構築するプロジェクト「ルミ」が、インターネットから進化した全人類の記憶アーカイブ「エデン」上で開始されたところ、当のエデンがコンピュータウィルスに侵食されたという設定でスタートします。プレイヤーはプロジェクト「ルミ」を完遂させるため、エデン内を進みながらウィルスを退治していく・・・という設定です。

会場では当然ながらKinectによる操作でプレイ。3D空間内を自動的に進行しながら、左手でバルカン砲のような連射武器、右手でホーミングレーザーを操って、ウイルスを攻撃していきます。ホーミングレーザーは右腕を動かしてカーソルを移動し、複数の敵をロックオンできます。ロックオン後に画面に向かって右腕をプッシュすれば、レーザーが放射される仕組みです。他に両手を上にあげればボム攻撃ができます。

こう説明すると、右手と左手で2つのカーソルを操作するのかと思いがちですが、実はカーソルは1つだけなんです。そのためホーミングレーザーとバルカン砲の切り替えで、最初はちょっと戸惑うかもしれません。Kinectの操作ということで、つい両手を一緒に前に出してしまいがちですが、右手と左手を片腕ずつ前に伸ばしながら、武器を切り替えて使うのがコツのように感じられました。

またゲームのビジュアルがどんどんリアルで、現実に即したものになっている一方で、本作は花や自然がモチーフとなっており、一線を画しています。なんというか、HDの美麗な映像で、目の前に色彩のシャワーが展開されるんですが、ダークっぽい感じがなくて、華やかなんですね。今回は限られた時間でのプレイでしたが、製品版を遊んでみると、さらに新しい発見があるかもしれません。
《小野憲史》
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