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【今どきゲーム事情】HOUKOU:今年もRTS宣言!

2008年は皆さんにとってどんな年でしたでしょうか。年の後半は世間的に暗い話題も多かったところですが、それはそれとして個人的には今年も私生活を含め、ゲームも、特にRTSを頑張って行きたいところですね。さて、今回のコラムでは、まずは去年のRTSに関連する話題を振り返りたいと思います。

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2008年は皆さんにとってどんな年でしたでしょうか。年の後半は世間的に暗い話題も多かったところですが、それはそれとして個人的には今年も私生活を含め、ゲームも、特にRTSを頑張って行きたいところですね。さて、今回のコラムでは、まずは去年のRTSに関連する話題を振り返りたいと思います。

■激動の年、2008年を振り返る

去年はいわゆる、筆者個人の中で興味深いタイトルの発売はなかなか無かった印象です。シリーズの続編物のRTSとしては、『Command & Conquer: Red Alert 3』あたりが目だった程度でしょうか。『エンパイアアース III』の日本語版等も登場していますが…。

むしろ、目立ったのは発売されたタイトルよりも、業界再編の動きと言えるかもしれません。個人的にも今もまだ元気にプレイしている『エイジオブエンパイア』シリーズの生みの親である『アンサンブル・スタジオ』の閉鎖は衝撃的ニュースでした。海外はもちろん、国内のPCゲーム業界でも大きく取り上げられたこのニュースは『AoE』シリーズのブランドの価値とその人気を考えると、非常に残念と言わざるを得ません。幸いなことに、『AoE』シリーズそのものは存続が決定しており、まだ、既存の『Ensemble Online』等のゲームサーバ一も存続が決定し一安心と言える状態ですが、今後続編の情報が出るのか、そもそも本当に発売されるのか等、懸念される事項はいろいろとある状況です。続編が出るとしても、1からの開発となるでしょうし早くても数年先は見ないといけないのではないかと思われます。『AoE』シリーズを散々遊んできたファンの1人としてはやはり残念でならない気持ちです。

『AoE』シリーズの生みの親である『アンサンブル・スタジオ』も、まもなく閉鎖されます。去年は世界的にさまざまな業界で再編の波が起きましたが、RTSも例外とは言えませんでした。


一方で、非常に目立ったのが前回のコラムの最後でも取り上げた『DotA Allstars (DotA)』の躍進でしょうか。昨年度は本家の『WarCraft III : The Frozen Throne(WC3)』を差し置いて『WCGアジアチャンピオンシップ』の正式競技に選ばれる等、一介のカスタムシナリオとは思えない人気を集めています。去年の新作が不作であったということもあり、今年も台頭してくるタイトルがないようであれば、より注目度が上がってくるかもしれませんね。去年のようにメジャーな大会での採用が増えれば、日本国内でも去年より『DotA』という単語を耳にする機会はより増えるかもしれません。

2009年もその絶対的な人気で世界のRTSシーンを引っ張っていくのは間違いない『WC3』。今年はその後継となる作品がいよいよ登場することとなるのかが注目されます。


世間的な話はそこそこに、筆者個人としての2008年を振り返ってみたいと思います。相変わらず1年を通してプレイしていたのは『エイジ オブ エンパイア III : アジアの覇王(AoE3:TAD)』 でしょうか。その一方であまり新作のゲームに手を出さなかったという反省もあります。『AoE』自体はやはり面白いゲームではあるのですが、その反面、筆者自身が年を取ってきているせいかより保守的な思考になりつつあるというのも実感してきています。元々複数のゲームを幾つも並行して遊ぶというのはそれ程得意ではなく、さらに本気で遊び始めると、ある程度満足できるレベルまでやり込んでしまう性格というのもあり、なかなか新しいタイトルに手を出しづらいというのもありますが、今年度はもう少し新しいゲームに挑戦しなければいけないなぁと思います。

そんな筆者が、特に印象に残っているタイトルといえばこのコラムでもよく話題に上げていた『ファイヤーキャプテン』シリーズでしょうか。正直なところ、もっぱらマルチプレイゲームばかり手を出す筆者としてはきちんと最後までプレイした数少ないシングルプレイ用のゲームです。あの効率よく消化し、負傷者を救出していかなければどこまでも火が燃え広がり被害が広がっていく様はなかなかに忘れがたいものがあります。火の近くに燃えやすいものや、爆発物がある恐怖はこのゲームをプレイしないとなかなかわからないかもしれませんね。実はマルチプレイにも対応しており、協力プレイで消火も可能な『ファイアーキャプテン』。何回か協力プレイをしたところ、かなり動作が不安定なのが難点ですが、そこさえ目をつぶれば普通に面白く遊べました。マルチプレイでも良いゲームだと思います。ちなみにとなりますが、筆者の知人には本当の消防士が居ますが、このゲームを遊ぶことにより彼らの苦労を少しでも理解できたのではないかと思います。最近、電話による悪戯が増えているという話等をよく聞くかもしれませんが、現場の人間は本当に大変そうでした。できれば、今すぐやめてもらいたいものですね。

『ファイアーキャプテン』の話題はここまでとして、最後に筆者のプレイヤーとしての1年も振り返ってみたいと思います。大会に参加したゲームはすべて『AoE3:TAD』ですが、ここ数年の中では一番活発的にだったと思います。また2001年以来となる(実に7年振り!)『WCG』予選に参加したりもしました。どの大会でも良い結果は残せたとは言い難いですが、本当に久々にプレイヤーとしての自分を意識できた1年だったと思います。そう言った意味では充実した年だったと言えるかもしれませんが、プレイヤーとしては、やはり結果を残してこそと思いますので、今年は結果も残せるように努力していきたいところですね。

大地震によって、水の中に沈む地下鉄を救うというステージも存在します。


ということで、2008年の話題はこのぐらいにして、次は2009年の展望についてもお話しましょう!

■2009年という年の展望

今年最大の注目点は全世界注目度NO.1タイトルである『StarCraftII(SC2)』が発売されるかどうかでしょうか。発売されれば、既存のRTSに当たる影響は凄まじく世界的な勢力図を間違いなく書き換えると思われますが、やはり懸念すべき材料はブリザード社は「いつ」発売するかまったく読めないということです。完成したものの、満足いかない完成度なので最初から作り直します、のような可能性も当然常に付き纏う会社ですのでたとえプレイ動画等が登場しようともなかなか安心できません。世界中のRTSプレイヤーが待ち望んでおり、日本のRTS業界にも少なからず影響を与えると思われるタイトルですので、早く発売が決まって欲しいものですね。そして、できれば日本語版もきちんと発売して欲しいところですが…・今や世界NO.1であることは間違いない『World of Warcraft』の日本語版が未だに登場しないことを考えると、リスクを背負ってまでローカライズする会社がないのではないかと一抹の不安も覚えますね。

出ると言われつつもなかなか登場しない『SC2』。今年こそは…。


次に個人的に大注目なのが、当コラムにて何度となく話題に上げている『Halo Wars』です。悲しいことに『アンサンブル・スタジオ』の遺作となることが決定的となっている本タイトルですが、世界的なFPSである『Halo』の名を掲げ「コンシューマーゲーム機でのRTS」というあらたなジャンルを開拓することができるか注目です。尚、日本語版の発売日は2009年2月26日と決定しました!どうやら、筆者が久々に買うゲーム機はXbox 360となりそうですね。

日本語サイトもいよいよ登場『Halo Wars』。コンシューマー機でのRTSはかなりマイナーなジャンルとなりますが、期待したいところです。


その他、2009年の動向として気に掛かるのが、『日本 Eスポーツ協会設立準備委員会(JESPA)』についてです。2008年にはEスポーツに関係するさまざまな活動を行っていましたが、今年はどのような活動をしていくのか、特にRTSに関連したイベント等は実施していくのか興味深いところです。『SC2』等を盛り上げる為にいろいろと動いて欲しいところですが、できれば一度関係者の方々に話を聞いてみたいところですね。

2009年の展望として、最後に筆者個人の目標についてもお話したいと思います。2008年での話の中でも挙げましたが、やはりプレイヤーとして1年通して頑張りたいところです。特になんらかの結果を出すよう努力していきたいと考えています。そのためにはスタートダッシュが肝心と思いますので、『Halo Wars』で発売日から積極的にプレイしていきたいと思います。まだ、どんなゲームか具体的なイメージが掴めていないので、すぐに止めてしまう可能性もあるかと思いますが、腰を据えてプレイできそうならばランキング上位を目指すつもりです。できれば、一桁順位!といいたいところですが、プレイヤー総数がまったく読めないゲームですので、とりあえず最高順位世界100位以内を目指して頑張れればと思います。…とこう言っておきながら、相当下の方の順位をさまよう可能性も否定はできないところが悲しいところでしょうか。『AoE』シリーズに近いゲームであれば、そこそこいいところまでいけるのでは?とは思うのですが、こればかりは蓋を開けてみないとわかりませんね。

こんなところで、2009年の展望は終わりです。筆者個人もそうですが、これを読んでいる皆様にとっても2009年は良い年となればいいですね。

■筆者の年始…たまに遊ぶならこんなゲーム
少しスペースが余ってしまいました。せっかくなので、筆者が年始に遊んだゲームについて話をしたいと思います。筆者が年始に遊んだゲームは下記のタイトルです!

筆者にとっては物凄く久々のコーエーの『三国志』!


かなりいまさらですが、コーエーの『三国志』、しかも最新作の11ではなく、9のほうになります。筆者が三国志好きなのは、当コラムでも何度も『三国志大戦』の話題を挙げましたので、過去のコラムを御覧になった方は御存知かと思います。昔はよくコーエーの三国志2や三国志3あたりを遊んだものですが、実は6をプレイしたのを最後にしばらくこのシリーズは遠ざかっていました。期間にして、10年以上も前の話となります。いやぁ、本当に懐かしいですね。ずっと、遊びたいなぁと思っていたのですが、なかなかその機会がありませんでした。正月に秋葉原で福袋でも買いつつちらっとお店のPCソフトコーナーを覗いた所、『三国志9』とそのパワーアップキットの廉価版が置いてあり、そういえば、コンビニにも置いてたなぁ、昔はよく遊んだなぁ、そう言えば年始にやるものも特にないなぁと思い出し、懐かしさにも駆られついつい衝動買いしてしまいました。

9を選んだのは一応理由があり、比較的昔の三国志の近い印象があり、一応リアルタイム的要素が僅かながらにあったこと(軍隊の進軍等はある意味リアルタイム)がその理由となります。ということで、久々ながらにコーエーの三国志をプレイ。適当に新君主を作成し、2人ほど配下をつけ、適度に難しそうな赤壁の戦い(そういえば、赤壁に関する映画も最近やっていましたね)直前のシナリオを選び、場所は端がいいだろうということで建寧(中国の南西部、雲南省のあたり)を選択します。頑張るぞとプレイを始め、数ヵ月後に早速滅ぶ我が国家。あれ?こんなはずでは…という自体に。理由としては、兵数が30万を誇る蛮族(南蛮王…猛獲しか思い出せません)の大軍に押し潰されてしまいました。昔にはこんな蛮族はいなかったため、マークをしていませんでした。あれあれと思いながら、少しセーブとロードを繰り返してみたところ、どうやら適度に贈呈を送らないと友好度が下がり攻められてしまうらしいという仕様を理解しました。また、贈呈を送るタイミングにも注意が必要なようで、他国と交戦中(兵をまともに雇っていなかったので、劉璋からも攻められてました)であるとどうやらなかなか贈り物を受け取ってくれず、友好度が逆に下がってしまうという事があるようでした。また、贈り物を受け取ってくれれば兵を引いてくれるのですが、この位置だと近すぎるため、どうしても相手の動きを見てからでは間に合わないと気づき、この位置はちょっと辛いと判断して今度は1つ右側の空白地であった交趾を選択することにしました。といった具合に、最初は適度にパニックに陥りつつプレイしていましたが、後は昔を思い出しつつ、人を増やし適度に内政基盤を構築した後、万全の体制で蜀の地を目指す事に成功。途中、やはり劉璋やら、孫権やらに攻められたりもしましたが、今度はきちんと体制築いていたこともあり逆に返り討ちに。返す刀ということで、その勢いに乗り続々と蜀の地を落とすことに成功しました。

土台さえできれば、どうしても作業的なプレイになり易いゲームですので、とりあえず今回はこのぐらいで切り上げましたが、久々に三国志をプレイすると新鮮な気分で楽しむことができました。今回は難易度を低くしたこともあり、比較的簡単でしたが、次回プレイする時は難易度を上げてより難しい環境で遊びたいと思いました。今回は純粋なRTSとは違うゲームの紹介となりましたが、たまには、過去を振り返って懐かしのゲームをプレイすることも悪くないと思いました。皆さんもたまには、こういう楽しみ方をお勧めしたいと思います。

中央のあたりでは、曹操と孫権が泥沼の戦いを繰り広げる中、上手く蜀の地へ食い込むことに成功しつつある我が軍。


新年1回目のコラムでしたが、いかがでしたでしょうか? 去年は残念ながら、RTS業界としてはイマイチピリっとしない年だったように感じましたが、今年は早速『Halo Wars』等の期待作が登場します。タイミング的に微妙なところですが、次回のコラムまでに発売が間に合えば1つレビューをしたいと思っています。

さきほども述べましたが、今年はよりゲーマーとして頑張りたいところです。当コラムに関しても、もっとゲーマーよりな内容で書いた方が面白い記事が書けるのではないかと思っています。そう言った意味では、今年は去年同様、いやもっと積極的に大会などのイベントに参加したいと思います。

それでは、今回はこのあたりで失礼します。今年もRTSを楽しみましょう!
《HOUKOU》
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