プレイステーション3の当初の製造コストは805〜840ドル(約72000円〜75000円)で、販売価格は499〜599ドル(約45000円〜53000円)。1台を売るごとに22000円〜27000円のマイナスが出ていることになります。
製造コストを下げる努力も行われており、部品点数は4048個から2820個へ減少。現在は448.73ドル(約40000円)で作られたプレイステーション3が399ドル(約36000円)で販売されており、マイナスは4000円に縮小しているとのこと。
プレイステーション3とXbox360のスタート時点を見ると分かるように、ゲームビジネスはハードを赤字販売しソフトで利益を出すのが基本ライン。
ハードの赤字はコストダウンで減少していきますが、販売1日目から利益が出ているとされる(任天堂オブアメリカ(NOA)のReggie Fils-Aime氏のコメント及び週刊東洋経済誌2006年12月の分析による)Wiiが珍しい存在であることが分かるでしょう。
製造コストの削減がハードメーカーにとっていかに重要な課題か、数字は何よりも雄弁に語っています。
(ゲームのビジネスモデルに関する表現を追加・訂正しました)
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