■仲間集めと編成の試行錯誤が、序盤から面白い!
戦闘については、スカウトが決まりやすく仲間を増やす楽しさを存分に味わえました(体験版で遊べるのが序盤だからかもしれません)
仲間になるモンスターの種類が多彩なので、どの組み合わせでパーティを組むか試行錯誤する機会も増えていきます。新しいモンスターを迎えるたびに、今いる仲間と入れ替えるべきか悩まされるのも嬉しい悲鳴と言えるでしょう。

新たな仲間が加わったら、覚えられるスキルを確認するのも楽しみのひとつ。今回のプレイでは回復呪文「ホイミ」を使えるモンスターを意識して選び、旅の安定感を高めてみました。そこに全体攻撃ができるスキルを持つ仲間を加えるのか、それとも攻撃力を重視した編成にするのか。自分なりの戦術を考える楽しさを序盤からしっかり味わえます。
戦闘中の行動はプレイヤーがコマンドで直接指示できるほか、モンスターごとに「さくせん」を設定して任せることも可能です。

さらに、戦闘スピードを上げたりオートで進行する「おまかせ戦闘」を利用したりもでき、ターン制コマンドRPGの基本を押さえつつ快適に遊べる工夫も施されています。
ただし、すべての戦闘で自由に指示を出せるわけではありません。例えば、「闘技場」のバトルではモンスターに直接命令ができず、「さくせん」に任せて戦うことになります。プレイヤー自身が細かな戦術を組み立てられない分、モンスター同士の相性や、それぞれの地力が重要です。

アタッカーが不足していれば敵を倒すまでに時間がかかり、こちらが受ける被害も増えてしまいます。とはいえ、回復役やサポート役も欠かせません。攻撃に特化するか安定性を重視するか。普段とは異なる条件だからこそ、編成の工夫が腕の見せ所になります。
■巨大ボスとの総力戦! 激怒ゲージを見極めて反撃せよ

ボスとの戦闘も通常のバトルとは一味違います。まず目を引くのが、敵の圧倒的な大きさ。見上げるほど巨大なボスに対して、フローラやパーティメンバーは小さく表示されて体格差が際立ちます。画面越しにも普段のモンスター戦とは異なるスケール感が伝わってきました。
見た目だけでなく、戦い方にも違いがあります。強敵との戦いではこちらも総力戦で挑み、普段はスタンバイしている仲間たちも参戦します。今回のプレイでは、メインパーティを率いるフローラとスタンバイチームを率いるビアンカが力を合わせて戦いました。操作キャラクターにビアンカを選んだ場合は、スタンバイチームをフローラが率いることになります。

攻撃などのコマンド選択は通常の戦闘と変わりませんが、HPやMPなどはパーティ単位でまとめて表示されます。個々のモンスターではなく、“パーティというひとつのモンスター”として考えると分かりやすいかもしれません。
スタンバイチームも同様にHPなどがパーティ単位で表示されるため、いわば“ふたつのパーティモンスター”で巨大なボスに挑む形になります。スタンバイチームには「さくせん」を出せるので、メインパーティとうまく噛み合うように指示を送りましょう。

ボス戦で特に気をつけたいのが、「激怒ゲージ」の存在です。ボスにダメージを与えるごとにゲージが溜まっていき、最大になると強力な攻撃を放ってきます。その威力はかなりのもので、可能なら「ぼうぎょ」で被害を抑えたいところ。また、攻撃に備えて、あらかじめHPを回復しておくことも肝心です。
ただし、激怒状態になってから2ターンが経過すると、ボスは一時的に動かなくなります。強力な攻撃をしのいだ後に反撃のチャンスが訪れるため、このタイミングに備えて準備を整えて一気に畳みかけましょう。

今回のプレイでは前述の通りビアンカ率いるスタンバイチームに「ホイミ」を使えるモンスターを多めに入れていたため、火力不足が目立ってしまいました。さらに回復を「さくせん」任せにすることにも不安があったため、メインパーティが「ホイミ」を使ってスタンバイチームを支援する場面もありました。
スタンバイチームも攻撃役と回復役のバランスを考えて編成し、「さくせん」にお任せしても安定して戦えるようにしておくべきでした。

試行錯誤の末に編成を見直し、次の戦いで勝利を目指す。こうした失敗を次の工夫につなげられる点も、本作の遊び応えのひとつでしょう。

スカウトしたモンスターを駆使して戦う『DQM4』は、シリーズが持つ基本的な魅力を受け継ぎながら、フィールド探索の演出や、迫力あふれる巨大ボスとのバトルなど、新鮮な刺激も備えています。仲間集めや編成の試行錯誤に加え、通常の戦闘とは異なるバトルも楽しめるため、状況に応じてチームを組み直す面白さも味わえました。
物語面では、ビアンカとフローラ、そしてデボラのやりとりが可愛らしく、心地よい魅力を生み出しています。この3人で旅をする展開は、『ドラクエV』では味わえなかったもの。おなじみのキャラクターたちによる、かつてない冒険を楽しめる点も、本作を遊びたくなる大きな理由になりそうです。

さらに、体験版のクリア直前には、シリーズでおなじみの「配合」も解禁されました。モンスター同士を掛け合わせ、新たなモンスターを生み出す仕組みは、本作でも健在です。体験版では育成の奥深さを十分に味わうところまではいきませんでしたが、「どんなモンスターが生まれるのだろう」と組み合わせを調べるだけでも楽しく、製品版での育成に期待が膨らみます。
従来の面白さに、本作ならではの新要素が加わることで、モンスター育成の楽しみはさらに広がっていくはずです。2026年12月3日の発売が、早くも待ち遠しくなる体験プレイでした。
なお、体験版で仲間にしたモンスターの一部は製品版に引き継げます。発売日までにお気に入りのモンスターを集め、育成を進めておくのもよさそうです。まずは体験版で、自分だけのチーム作りに励んでみるのも一興でしょう。















