1997年に発売された『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』は、探索型アクションの魅力を広く知らしめ、後に「メトロイドヴァニア」と呼ばれるジャンルの形成にも大きな影響を与えた作品です。
広大なマップを探索し、新たな能力や武器を手に入れることで行動範囲が広がっていく。その面白さは、『悪魔城ドラキュラ』シリーズにも受け継がれ、探索型アクションに派生したシリーズ品が次々と生まれていきました。

そして2026年10月15日、探索型『悪魔城ドラキュラ』の最新作となる『キャッスルヴァニア ベルモンドカース』が発売されます。探索型サイドビューアクションの完全新作としては、2013年発売の『キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ 宿命の魔鏡』以来、およそ13年ぶりです。
果たして『キャッスルヴァニア ベルモンドカース』は、長らく新作を待ち続けてきたユーザーの期待に応える作品になっているのでしょうか。ひとりのメトロイドヴァニア好きとして、発売に先駆けて配信された体験版をプレイし、アクションや探索の手応えを確かめてみました。
■トレバーの娘、ローズが新たな冒険へ

『キャッスルヴァニア ベルモンドカース』の設定などに詳しく触れると長くなるため、今回は割愛しますが、その上でひとつ注目したい点があります。
ゲーム開始直後に登場する「トレバー・ベルモンド」は、かつて『キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ 宿命の魔鏡』で主人公を務めた人物です。ここで再び姿を見せるのは、シリーズを追ってきたファンにとって心くすぐられる展開と言えるでしょう。

ただし、トレバーは今回の主人公ではありません。彼の娘である「ローズ・ベルモンド」が主人公を務め、新たな冒険に挑みます。
『悪魔城ドラキュラ』シリーズでは、女性主人公は比較的珍しい存在です。『悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印』のシャノアをはじめ、前例はいくつかあるものの、シリーズ全体で見ると男性主人公のほうが明らかに多数派。約13年ぶりの探索型アクションに抜擢された女性主人公。しかもベルモンド家の直系となれば、期待もさらに高まります。
■爽快な連撃に回避やスライディング、壁ジャンプも標準搭載

さっそくプレイを始めると、まずはローズの力強いアクションが目を引きます。ベルモンド家の武器といえば鞭を思い浮かべますが、ゲーム開始時に装備しているのは「ロングソード」です。連撃を叩き込む動きは滑らかで、攻撃時の効果音も心地よく、操作しているだけでも気持ちよさを味わえます。
そして、目を引くアクションは攻撃だけにとどまりません。後方へ身をかわす「回避」に加え、素早く移動できる「スライディング」も備えており、開始直後から多彩な立ち回りが可能です。壁を蹴って高く跳び上がる「壁ジャンプ」も使えるため、戦闘だけでなく、探索でも大いに活躍してくれます。

また、『悪魔城ドラキュラ』シリーズでは、鞭などのメインウェポンに加えてサブウェポンもおなじみですが、本作ではそれに当たる要素として「スペル」が登場します。
最初から使用できるのは、火球を放つ遠距離攻撃「呪われし炎」。加えて、探索を進めることで「聖なる十字架」も獲得できました。シリーズでおなじみの十字架(クロス)を投げられるのは、往年のファンとして感慨深いところです。
スペルには成長要素もあり、条件を満たすと性能が強化されます。「呪われし炎」は敵をノックバックさせる効果が加わり、「聖なる十字架」はクロスを2つ投げられるようになるなど、使い勝手が向上します。しかも、強化は一段階だけではなく、製品版ではその先も強化も楽しめることでしょう。
■隠された武器を発見! 探索型ならではの喜びも

スペルも冒険を助けてくれますが、戦闘の軸となるのは、やはりメインウェポンです。体験版では主にロングソードを使うことになるますが、マップを丁寧に調べていくと、拳で殴打する武器「セスタス」も見つかります。
パワフルな一撃を繰り出せるセスタスは、敵を殴りつける感触も心地よく、クセになる気持ちよさがありました。こうしたさまざまな武器は、製品版では全7種が用意されていますが、ロングソードとセスタスの使い心地を踏まえると、残る5種にも期待が持てます。

ちなみに、セスタスは人によっては発見に少し苦労するかもしれません。しかし、苦労して新たな武器を手に入れたときの嬉しさは、探索型『悪魔城ドラキュラ』の醍醐味。探し回った分だけ得られる喜びがある。そんな探索の楽しさは、本作でも健在のようです。
また、メニュー画面を見ると、武器種ごとに4つ分の枠があるのが分かります。ロングソードやセスタスの上位武器もあると思われるので、探索の楽しみもさらに広がりそうです。












