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最終章主題歌「時計」に込めた思いや展示の見どころは?「Fate/Grand Order展 -星見の回廊-」川澄綾子さん&坂本真綾さんインタビュー

アニプレックスは、「Fate/Grand Order展 -星見の回廊-」を7月17日~9月14日の期間、森アーツセンターギャラリーで開催。

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最終章主題歌「時計」に込めた思いや展示の見どころは?「Fate/Grand Order展 -星見の回廊-」川澄綾子さん&坂本真綾さんインタビュー
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アニプレックスは、「Fate/Grand Order展 -星見の回廊-」を7月17日~9月14日の期間、森アーツセンターギャラリーで開催します。

本展は「『Fate/Grand Order』の全て』」をコンセプトに、配信開始から10年以上となる『Fate/Grand Order(以下、FGO)』の軌跡をたどるアートワーク、設定資料、映像、立体造形などを一堂に集めた大規模展示会です。2025年末のメインストーリー第2部 終章までを含む物語を巡る内容で、物販コーナーやコラボカフェも展開されます。

今回インサイドは、開催前日の7月16日に実施されたメディア向け内覧会に参加する機会をいただきました。本記事では展示会と同時に行われた『FGO』に縁深い声優・川澄綾子さん、坂本真綾さんへの囲み取材の様子をお届けします。

◆川澄綾子さん、坂本真綾さんに囲みインタビュー

――先ほど展示会場内を一足早くご覧いただきましたが、感想はいかがでしたか。

川澄綾子さん(以下、川澄):『FGO』は声優としてだけでなく、プレイヤーとしてもずっとプレイしていたので、たくさんの思い出がよみがえってきました。収録したときの思い出が詰まった貴重な資料を皆さんに見ていただけるというのが、私自身も嬉しく感じました。

坂本真綾さん(以下、坂本):見応えがあって時間をたっぷりかけて回りたい展示ですよね。アフレコの場で目にしているコンテなどの資料を皆さんにもこの機会に見ていただけるということで、一緒に共有できるものが増えて嬉しいという気持ちもありますし、今回のために収録したボイスも聞いていただけるので、見るだけではなく体験するような展示だなと思います。

――「Fate/Grand Order展」用として、どのような収録をされたのですか。

川澄:私はオープニングシアターのフォウくんと、ボイスガイドを担当しました。

坂本:ボイスガイドと、展示会場でお聞きいただけるキャラクターの声を録りました。 ぜひ皆さんに堪能いただれば嬉しいです。

――各展示についてもお伺いしたいです。今回は制作資料からゲーム内に登場したアイテムを再現した展示、多数の新規イラスト・映像・造形など、様々な要素が今回の展示会を構成されています。お話にも挙がりましたオープニングシアターはいかがでしたか。 

川澄:やはり『FGO』はマシュの旅でもあるので、マシュと初めて出会ったときから、色んな人と出会って成長して、辛い思いもして駆け抜けてきたんだということが分かる映像になっています。展示会に来られるマスターの方々は、マシュに対して自分のパートナーという強い思いがあると思うので、まずはオープニングシアターの映像を見ていただいて、世界観に浸っていただく準備ができるんじゃないかなと思います。

坂本:流れ出した瞬間からこみ上げてくるものがある映像ですが、同時に展示の世界に入っていくきっかけの仕掛けもあって、思わず声を上げて「こうやってはじまるんだ」と驚きました。

――オープニングの後は、様々なプロットやシナリオ、イラストなどがゲーム開発にまつわる「制作資料室」ですが、気になった資料はありましたか。

川澄:私は『FGO』のシナリオを印刷した紙の束が一番印象に残っています。物語を読み進めるうちに世界観へ深く引き込まれますし、ここまでストーリーが作品の核となっているソーシャルゲームは珍しいと感じています。その膨大なシナリオが紙の束として目の前に積み上げられている光景を見たとき、「これだけの文字数で、これだけの物語が紡がれてきたんだ」と実感して、同時に11年間自分も『FGO』を通して多くの物語に触れ、時間を積み重ねてきたのだと改めて感じました。

坂本:入場した瞬間から、目が忙しかったですね。足元から天井まで見る資料がたくさんあって、時間をかけて見ていたんですけど、それでも見きれなかったですね。キャラクターが形になっていく過程まで垣間見ることができて、特別な感じがしましたし、ボイスガイドと合わせてじっくり見ていただけたらいいなと思います。あと写真を撮ってもいいということなので、帰ってからもじっくり楽しめますね

――次はイベントにまつわる展示の「イベントストーリー保管庫」ですが、印象深いことはありましたか。

川澄:フォウくんが壁から突き出ているのが一番最初に目に入りますが、今までにこれだけたくさんのイベントがあったんだと振り返りながら感じましたね。昔から最近のイベントまでありましたし、キャラクターもバラエティ豊かだと改めて感じるエリアで、イラストレーターさんの独自の色を『FGO』が繋げているんだなと思いました。

――「カルデアの旅」エリアでは、今までの旅路を振り返る展示となっていました。改めて『FGO』が歩んだ約11年という旅路は、どのように感じられましたか。

坂本:作詞や収録期間も合わせると11年以上前からの付き合いで、言わば生まれる前から知っている子がこんなに大きくなったみたいな。ただ体感はあっという間で懐かしいこともありますが、人生を一緒に共にしてきた気持ちが強いですね。

川澄:私は『FGO』が、生まれてはじめてここまで長く遊んだゲームなんですよね。あまりゲームが得意ではないんですが、アルトリアとして深く関わるということで頑張ってプレイしてきて、「このイベントのときはこういう状況だったな」と思い出せますね。やはり自分がどこにいてもプレイできる、例えばお仕事で地方にいたときも隣にあるのは、本当にスマホゲームならではだと思います。

――その先の「星見の回廊」エリアでは、サーヴァントたちとの絆を感じる第2部終章のバトルが、映像演出を交えて表現されていました。特に川澄さんはプレイヤーとしてどう感じましたか。

川澄:第2部終章は2025年末に実装されましたが、なぜ年末の忙しい時期に大変なバトルをしなきゃいけないんだと、きっとマスターの皆さんも思ったと思います(笑)。ただ11年間を共にしてきたサーヴァントたちと、すべてを取り戻すために頑張った時間を思い出すような空間になっていて感動しましたね。

――坂本さんも7月29日には主題歌ベストアルバム「余韻」もリリースされますが、制作秘話などがあれば教えてください。

坂本:『FGO』に出会わなければ生まれなかった音楽たちが、今回アルバムに詰まっているわけなんですけど、一番最初の「色彩」を制作した当時はこれほど長い旅路になるとは想像しておらず、1曲だけで終わってしまうのかなと考えていました。ただ奈須さんがシナリオの中で歌詞との連動性を深めてくださったおかげで心に残る1曲に育てていただいたと思っていますし、その後も歌詞を書きながら、『FGO』の世界をプレイヤーの皆さんにどうやって楽しんでいただけるかを考える立場になれたことが、貴重で良い経験なりました。

――第2部終章の主題歌「時計」についてもお伺いしてもよろしいですか?

坂本:「時計」は2025年末に皆さんにお届けすることになり、私自身も長い旅路を締めくくる楽曲を作りたい思いがありました。未だにどこの現場に行っても『FGO』ファンの方に、「『時計』を聞くと自然に涙が出ます」といった感想をいただいています。

――川澄さんは「時計」についてどう感じていますか?

川澄:「時計」が流れたときは、今までの旅路が走馬灯のように蘇って泣きました。真綾ちゃんの優しい歌声とメロディで、旅をしてみんなと出会えて良かったねと思える心が温まる歌ですよね。

――詳しくは言及できませんが、“とある楽曲”が終章に合わせて話題になっていたのは、坂本さんご存知ですか?

坂本:制作・発表もだいぶ前の楽曲なんですが、終章のシナリオとともにようやく種明かしされた形で、「どこまで知ってたんですか?」という質問をたくさん受けました。皆さんが考えるより知っていた訳ではありませんが、数年越しにすっきりしたなと思います。

――最後に奈須きのこさんと武内崇さんなど、TYPE-MOONの皆さんと長年歩んでこられたかと思いますが、実際に奈須さん・武内さんの印象は、お仕事を通してどう感じていますか。

川澄:私も真綾ちゃんも『FGO』以前からのお付き合いにはなりますが、収録でお会いするときは今回のキャラクターはこういう感じ・こういう風に演技をしてもらいたいというディレクションを受けるのですが、毎回目をキラキラしながら説明をしてくださるんですよね。私は奈須さんに全幅の信頼を置いていて、奈須さんが思うような声を出せたら幸せだなと思っており、頭の中で思い描いた世界を自分が声優として表現する一つのお手伝いができているということだけで幸せです。奈須さん・武内さんをはじめ、『FGO』の世界を作り上げてきた皆さんが、これからもずっと健康でいてほしいといつも思っています。

坂本:川澄さんが言われた通りだと思っていて、とにかくピュアでひたむきな情熱を持った二人で、良い作品を作って皆さんに伝えていきたいという思いを持って進み続けており、その姿に私たちや多くのクリエイターが何かしたいという気持ちになるような人です。だからこそこんなにたくさんの人が集まって、約11年も続けてこられたと思います。ただ大きなプロジェクトを長年引っ張っていくのは相当大変なことですし、私もいつも健康でありますようにと願いつつ、またこれからも素晴らしい作品をいただいてほしいです。

――ありがとうございました。


「Fate/Grand Order展 -星見の回廊-」は7月17日~9月14日の期間、森アーツセンターギャラリーで開催。詳細は公式サイトをご確認ください。


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《SIGH》

RPGとADVに強いと自称するライター SIGH

RPGとADVが好きなフリーのゲームライター。同人ノベルゲームは昔から追っているのでそこそこ詳しい。面白ければジャンル問わずなんでもプレイするのが信条。

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