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『NTE』を遊んで実感した“好きなお菓子を少しずつ食べる”楽しさ─お手軽回避の爽快アクションや“異象”の作り込みを満喫【プレイレポ】

『NTE: Neverness to Everness』の正式サービスが始まりました。話題になっていた注目作は、どのような仕上がりとなったのか。製品版のプレイレポをお届けします。

ゲーム プレイレポート
『NTE』を遊んで実感した“好きなお菓子を少しずつ食べる”楽しさ─お手軽回避の爽快アクションや“異象”の作り込みを満喫【プレイレポ】
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注目作『NTE: Neverness to Everness』(以下、NTE)の正式サービスが、4月29日にスタートしました。すでにプレイしているユーザーも多い一方で、興味はあるもののまだ触れていない人や、内容までは把握していない人も少なくないでしょう。

そこで今回は、正式サービス版を実際に遊んで感じた手触りや魅力をまとめたプレイレポートをお届けします。本作をプレイするかどうか、その判断材料のひとつとして役立てていただければ幸いです。なお、今回のプレイ環境はPS5版となります。

■現代都市「ヘテロシティ」と“異象”の存在

『NTE』の舞台は、現代的な大都市「ヘテロシティ」です。この街では、“異象”と呼ばれる不可解な現象が頻発しており、人々の生活に悪影響を及ぼすケースも確認されています。その影響は大きく、専門の対処機関が設けられるほど深刻な状況にあります。

プレイヤーが操作する主人公は、そうした公的機関では手が回らない依頼を引き受けながら、“異象”の正体や背景へと迫っていきます。

物語序盤から本作独自の用語が登場しますが、細かい設定などは遊びながら覚えていく形でも問題ありません。全てを正確に理解するよりも、少しずつ慣れていく心持ちで遊ぶくらいでも十分です。

そして、こうした説明だけでは語りきれない部分にこそ、実際にプレイして分かる『NTE』の魅力が詰まっています。

■テンポと手応えを両立したアクションバトル

本作のゲーム性の軸はアクションRPGです。“異象”への対処では戦闘が発生することが多く、メインストーリーだけでなく、任意で挑む戦闘やイベントが各地に用意されています。

バトルは全体的にスピーディでありながら、攻撃のヒット時にはしっかりとした手応えがあります。ハイスピードながら攻撃を軽く感じるアクションRPGもありますが、『NTE』は軽快さと重みのバランスが良く、操作する楽しさが心地よさに直結しています。

攻撃手段は複数用意されているものの、1キャラだけに絞ってみると、アクションはそれほど複雑ではありません。通常攻撃のほか、クールタイムが発生するスキルやいわゆる必殺技なども揃っていますが、戦況に応じて使う場面もあるため、通常攻撃が基本になります。

ただし、スキルなどを使用するためのリソースはそれほど重くはないため、いち戦闘でも複数回の発動が可能です。そのため、「ここぞ」という場面でしか発動できない、といった使いにくさは感じません。

また、複雑ではないものの、戦闘中の選択肢が少ないわけではありません。本作はパーティ制を採用しており、いつでも操作キャラを切り替えられます。それぞれの通常攻撃・スキル・必殺技を組み合わせられるため、4人編成なら4人分の選択が加わり、アクションの幅を広げてくれます。

そして、バトル面で特に印象的だったのが「極限回避」の存在です。いわゆる“ジャスト回避”に近いシステムで、成功時には無敵時間が発生し、直後の反撃が強力な一撃へと変化します。

こうしたシステムは他のゲームにもありますが、本作の極限回避は非常に心地よい塩梅でした。あくまで体感の話になりますが、平均的な判定よりも甘めに感じられ、結構な頻度で極限回避が発生します。

“ジャスト回避”と聞くと、「死にゲー」のような精密な操作を要求されるのでは、と気負う人もいることでしょう。実は筆者もそのひとりで、正直苦手意識があります。しかし、『NTE』では極限回避がよく決まりました。

筆者は、ソウルライク系のゲームで「難易度:ノーマル」より上は決して選びません。その程度の腕前でも、本作の極限回避はたびたび成功し、心地よさを存分に味わうことができたのです。

『NTE』のバトルは、アクションが得意でなくても成功体験を得やすいように思います。そのおかげで、回避から反撃へと繋げる一連の流れも生まれやすく、強い爽快感を味わえる構造になっています。



《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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