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なぜ「イャンクック」を“先生”と呼ぶの?『モンハンワイルズ』で復活する怪鳥に、多くの卒業生が再会を心待ちにする

『モンハンワイルズ』で久しぶりに「イャンクック」が帰ってきます。なぜ「先生」と呼ばれ、親しまれているのでしょうか。

ゲーム 特集
なぜ「イャンクック」を“先生”と呼ぶの?『モンハンワイルズ』で復活する怪鳥に、多くの卒業生が再会を心待ちにする
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■戦いの基本を教えてくれた「イャンクック先生」!

『モンスターハンター4』の「イャンクック」

「イャンクック」は多くのハンターから「先生」と呼ばれ、親しまれています。先生という言い回しは、何かを教え伝える相手に対して広く使われる言葉ですが、では「イャンクック」はハンターたちに何を教えてくれたのでしょうか。それは、『モンハン』における戦い方の基本です。

1作目『モンスターハンター』のオフラインクエストでは、素材の収集や「ランポス」といった小型モンスターとの戦いから始まります。そして、一際大きな「ドスランポス」を倒し、ハンター生活のサイクルを一通り身に着けた時に現れるのが、この「イャンクック」でした。

『モンスターハンター フロンティアG』の「イャンクック」

「イャンクック」は鳥竜種ですが、2本足で立ち、前足は翼状で、長い尻尾を持ち、ブレス(火炎液)を吐くといった大まかな特徴が、「リオレウス」を始めとする大型モンスターたちと一致しています。そのため、「イャンクック」との戦いを通じて、他の飛竜種との戦い方が自然と身についていくのです。

また、「イャンクック」のアクションも、『モンハン』の基本を教えてくれます。新人の頃はモンスターに特攻を仕掛けがちですが、モーションの早いついばみの連続攻撃で、無謀な立ち回りは危険だと教えてくれます。

距離さえ空ければ安全だと油断していると、火炎液で中距離攻撃を繰り出し、甘い位置取りで回復薬を飲んでいるハンターには突進攻撃で分からせる「イャンクック」。危機感の足りないハンターに、一切の容赦はありません。

しかし、その突進後には派手に転び、大きな隙を晒すといったこともあります。「モンスターの攻撃を避けたor防いだ後、攻撃するチャンスが訪れる」という狩りの基本を、まさしく身体で表現してくれているのです。

『モンスターハンターワイルズ』PVより

目立つほど大きな耳は、「イャンクック」の聴力が発達している証です。モンスターの外見を観察することで得られる情報もあると、この時に知ったハンターも少なくないでしょう。また、耳が良いため、通常時なら音爆弾も効果的です。見た目から弱点を推測するというやり方も、「イャンクック」が暗に教えてくれるのです。

「イャンクック」と初めて戦う時は、ゲーム進行度の関係から、武器や防具はかなり貧弱です。特に武器は、斬れ味がまだまだ十分ではないため、適した肉質の部位を正確に攻撃する必要がありますし、頻繁に砥石で磨かねばなりません。

そうした立ち回りは、飛竜種に限らずあらゆるモンスターと相対する時に必要な『モンハン』の基本といえますが、その基本をきっちり叩き込んでくれたのが、この「イャンクック」でした。

基本がなっていないハンターは、攻撃や回避でミスを繰り返し、あえなく「イャンクック」に撃退されます。しかし、モンスターの隙を突いて攻撃し、相手の攻撃を回避や防御で避け、的確なタイミングで回復薬を使う立ち回りを覚えると、「イャンクック」の討伐は決して難しくありません。

「イャンクック」の討伐は、ハンターが一人前になる最初の登竜門ともいえるでしょう。そのため、「イャンクック」の討伐に成功し、大型モンスターとの戦いに一歩踏み出したハンターたちは、その恩恵に敬意を表し、「イャンクック」を「先生」と呼ぶのです。


『モンスターハンターワイルズ』PVより

長く愛されるも登場時期に空白期があり、ようやく『モンスターハンターワイルズ』で帰ってきた「イャンクック」。本作の先生役は、ほかのモンスターに譲ることになりそうですが、過去作でハンター1年生を卒業した面々は、懐かしい先生との再会に心を震わせることでしょう。

生態系をより濃密に描く『モンスターハンターワイルズ』で、「イャンクック」はどんな姿を見せてくれるのか。再会と新たな一面のお披露目に、ご期待ください。


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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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