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皇帝・ハルからも「ぶっ壊れ」扱い…『Apex』世界大会でシアがまさかの再評価!

突如として世界的に流行り出した“シア入り構成”。その理由は?

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日本時間7月8日~11日にかけて、『Apex Legends』の世界大会にあたる「ALGS 2022 Championship」が開催されました。世界の頂点をかけた戦いが繰り広げられるなか、とある意外なレジェンドが脚光を浴びていたようです。

国際大会で再評価された“アンブッシュアーティスト”

世界のプロゲーマーが注目しているレジェンド、それはシーズン10「エマージェンス」より登場したシアです。

シアといえば、実装当初は敵のステータスを見えるようにして、行動を阻害する「フォーカス・オブ・アテンション」が猛威を振るっていた印象。しかしそれゆえに、1週間足らずでナーフされた過去がありました。それ以降は索敵キャラに競合相手が多いせいか、ランクマッチなどでもめっきり姿を見なくなるように…。

しかし今回の大会に向けたスクリムの時点で、NA地域の強豪チーム「TSM FTX」は何度もシアを入れた構成にチャレンジ。安定した成績を収めていました。

とはいえ、シアはここ最近のアップデートで強化されたわけではありません。競技シーンでも、今年4月に開催された「ALGS Year2 Split2 Playoffs」でヨーロッパ地域代表「Team Empire」がピックして話題になりましたが、やはり現環境のいわゆる“メタキャラ”ではない印象です。

実は現環境に刺さるレジェンドだった?

ところが「TSM FTX」の司令塔であり、世界トップクラスの実力者として知られるImperialHal選手は、シアのポテンシャルを高く評価。配信上ではシアについて「ぶっ壊れ」だと断言し、パッシブアビリティの「ハートシーカー」による索敵がフリーに使用できる上、隠れている敵(ハイド)に効果的だと語っていました。

たしかに競技シーンで採用されているマップの中でも、「ストームポイント」では作戦としてハイドを選択するプレイヤーが珍しくありません。つねに「ハートシーカー」で心音を確認していれば、そのリスクを格段に減らせるため、立ち回りが安定するでしょう。

また戦術アビリティ「フォーカス・オブ・アテンション」で、相手の蘇生や回復を阻害できるところは、撃ち合いにおいてかなり有用です。

現在ではランクマッチでもシアが再流行しているようで、SNS上でも「ハルがシア強い言ってたからシア使ってる」「TSMのハルが言ってたように時代はシアなのかもしれん。たしかに強いわ!」と採用に踏み切るプレイヤーが散見されています。

ちなみに、「ALGS 2022 Championship」当日は、「TSM FTX」以外にもシアを投入したチームがチラホラ。Day2で公開された「レジェンドピックレート」によれば、「シア」のピック率は25.90%で4位。前回大会で圏外だったことを踏まえると、トッププレイヤーの間でも再評価されつつあるのでしょう。

今大会での結果を受けて、復権の機運が高まっている「シア」。今からでも練習しておいて、損はないのかもしれません。


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