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リメイク版『月姫』を遊んでおきたい3つの理由ー「タイトルだけ知ってる」で終わらせるには、あまりにも惜しい…!

『月姫』を「タイトルだけ知ってる」で終わらせるのはもったいない!その理由を語ります。

ソニー PS4
リメイク版『月姫』を遊んでおきたい3つの理由ー「タイトルだけ知ってる」で終わらせるには、あまりにも惜しい…!
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2008年に制作発表され、気付けば10余年。ファン待望とも言える『月姫 -A piece of blue glass moon-』が8月26日、PS4/ニンテンドースイッチ向けタイトルとして発売を迎えました。

本作は「Fate」シリーズで世界中のファンを魅了するTYPE-MOONが、まだ同人サークルとして活動していた頃に送り出した伝説的ADV『月姫』のリメイク版にあたります。しかしそんな『月姫』について、「聞いたことあるのはタイトルのみ、ストーリーはほとんど知らない」という方も多いのではないでしょうか。

なにせオリジナル版は1999年に、PC用の同人ゲームとして制作されたもの。今でこそ「ゲーミングPC」という言葉が出るくらい、PCでゲームを遊ぶことが一般的となっていますが、当時はPCが家庭に普及しきったとは言いづらい時代です。あっても大きなデスクトップ機がデーンとリビングに鎮座しており、あんなゲームやこんなゲームが遊びにくかったというケースも「あるある」です。

このようにオリジナル版をプレイする機会や環境に恵まれず、アニメやコミックで『月姫』に触れた人。もしくは、『月姫』の世界観がベースになっている対戦格闘ゲーム『MELTY BLOOD』シリーズをプレイして、なんとなくキャラの顔と名前が一致している人が一定数いても、なんら不思議ではありません。近年だとスマートフォンアプリ『Fate/Grand Order』にて、シナリオを担当する奈須きのこ氏の魅力を知った方もいるでしょう。

実際、筆者も『月姫』に関してはキャラクター名と雰囲気だけはなんとなく知っているというような人間でした。知識はひどく断片的であり、『月姫』が面白いという話を周囲から聞くたびに、その感動と興奮を共有できないモヤモヤが募った記憶も多々あります。

“神ゲー”だと分かっているのに、履修できていない…。でもさすがに今からオリジナル版はちょっと…。しかし、そんなワガママな願いが叶う時がきました。伝説的タイトル『月姫』のリメイク版が、PlayStation4及びニンテンドースイッチという現代のメジャー機種で遊べるという、奇跡が起きたのです。正直、見逃す手はありません!

そこで今回は、”初めて遊ぶ『月姫』”という視点で、本作をピックアップ。極力ネタバレは避ける形で(公式PVに則り、記述は最小限に留めます)、本作について語っていきます。

出会いから度肝を抜かれる展開、想像を超えた“CERO Z”にポカーン

まずはストーリーの冒頭を軽くおさらいしましょう。

幼い頃、事故によって「モノの壊れやすい線」が見えるという特異な能力に目覚めた主人公「遠野 志貴」。彼はワケあって遠い親戚の家に預けられていましたが、突然「本家に戻ってくるように」という通達を受け、七年ぶりに帰ることになります。

彼の実家である遠野家は、その地域では知らぬ人がいないほどお金持ちであり、屋敷も嘘みたいに豪華。オマケに一緒に暮らすのは、新たな当主となった和風黒髪美女な妹「遠野 秋葉」と、これまた美人双子姉妹である使用人「琥珀」と「翡翠」。呼び戻された主人公の心は複雑ですが、側から見れば超スーパー勝ち組ライフとも見える形で、物語がスタートします。

退屈ながらも平和な学生生活を送る志貴。そんな彼はある日、「吸血鬼」の王族であるヒロイン「アルクェイド・ブリュンスタッド」との出会いを切っ掛けとして、常識では計り知れない怪異の世界に足を踏み入れることになってしまいます。

こう書くと本作はよくある「ボーイ・ミーツ・ガール」なシナリオであり、それ自体はなんら間違ってないかとは思うのですが、志貴とアルクェイドが初めて遭遇するシーンは衝撃の一言。筆者は思わず、「あ、そういえば月姫ってゴリッゴリのCERO Z(18歳以上対象ソフト)だったわ。いわゆる“18禁”的な意味じゃなくて、CERO Zだったわ」と、真っ赤に染まるゲーム画面を眺めながら、その意味をヒシヒシと噛み締めてしまいました。

ここから先は、非常に緊迫感のある展開が続きます。途中にADVらしく、いくつかの選択肢が表示されるのですが、間違ったものを選ぶと即バッドエンドに直行することも。

その際は、直後に流れるヒントコーナー「おしえて!シエル先生」の内容をもとに、選択肢を選び直せばOK。とはいえ、このコーナーは本編とはまた違ったゆる~い雰囲気が面白く、こちらを見たいがゆえに、あえて危険そうな選択を取ってしまうことも多々ありました。すまない、志貴。

正直、”先を知らなければ知らないほど、のめり込める”ストーリーであるため、その言及はここまでにします。『Fate』シリーズをはじめ、奈須きのこ氏が描くシナリオが好きな方であれば、間違いなく楽しめるでしょう。オリジナル版にはいないキャラクターも登場するため、当時遊んだ方もまた新たな気持ちで、『月姫』の世界に浸れるはずです。

ADVとしてこだわり抜かれた演出、膨大なテキストも読み飽きない

『月姫 -A piece of blue glass moon-』はADVというジャンルとして見ても、非常に進化が感じられる作品だと感じています。

「既読スキップ」や「フローチャート」といった読み進める上で必須とも言える機能は当然のように完備。また、プレイした上で新鮮だなと感じたのは、キャラクターを表示させるバリエーションの豊富さです。

セリフに合わせてキャラクターの表情がコロコロと変わるのはもちろん、その時の距離感に応じてグラフィックの見せ方も変化しており、場面の随所にこだわりが溢れています。

その演出は、人智を超えた能力がぶつかり合う戦闘シーンでも健在です。一般的にADVは動きが少ないと考えられがちですが、本作は攻撃がぶつかり合う瞬間や大技が炸裂するシーン、一瞬の判断が生死を分ける緊迫した瞬間まで、“静”と“動”がメリハリ良く表現されます。

膨大なテキストが間延びせずにスッと頭に入ってくるのは、こうしたこだわりが作用している部分も大きいのでしょう。読み進める速度は個人によって変わりますが、全体のプレイ時間の目安は40~50時間前後。決して短くないボリュームが快適に味わえるのはとても嬉しいです。

束の間の日常で垣間見える、キャラクターの可愛さが堪らない

『月姫 -A piece of blue glass moon-』に登場する、個性豊かな登場人物たち。『MELTY BLOOD』でキャラクターをほんのり知っていると筆者は考えていましたが、あまりにも浅はかでした。何も分かっちゃいなかった…。

筆者が知っているのは、戦っている時の姿だけ。彼女たちにも当然、戦いから離れた日常があり、そこでは当然のように笑ったり怒ったり拗ねたりと、様々な表情を見せてくれるのです。

例えばアルクェイド。本作をプレイするまで筆者は彼女に対して、「なんか暴走すると目が赤くなる、爪で攻撃する人」という偏った知識を持っていましたが、それが完全に破壊されました。「吸血鬼」の中で最上位に当たる存在でありながらも、接する姿勢はとってもフレンドリー。その言動、全てが可愛く見えてくるのだから、不思議でたまりません。

もう一人のヒロインと言える「シエル」は志貴と同じ学校に通う、1つ上の先輩。年下相手にも敬語を崩さず、誰にでも優しいメガネ属性という、欲張りさんな彼女。シエルについてもただの一般生徒ではないことは分かっていましたが、こちらももまた日常シーンで見せる可愛さが半端じゃありません。見る目が一気に変わりました。これもまた、本作をプレイして初めて味わえる感動です。

印象深いという点においては、学校に転任してきた教師「ノエル」も負けちゃいません。彼女は『月姫 -A piece of blue glass moon-』にて初登場となった新キャラクター。“年上のお姉さん”的な余裕で、主人公をからかう素振りすら見せます。クラスの女子からの評判は低いとのことですが、“あざと可愛い”は大好物なので、個人的に問題ありませんでした。ごちそうさまです…!

『月姫』が多くの人にとって魅力的な作品であったことは、これまで語られてきた評判からも明らかです。しかし前述の通り、オリジナル版は20年以上前の同人ゲームであり、かつリメイクの制作が発表されてから約10数年経過するという、非常に珍しい道のりを経て本作は発売されました。これほどまでに「未プレイでも無理はない」かつ、「未プレイはもったいない」と思えるタイトルは滅多にお目にかかれません。

冒頭、筆者は『月姫』に関する知識は“ひどく断片的”だと述べました。しかし、リメイク版である『月姫 -A piece of blue glass moon-』のプレイを進めるたびに、その断片的な知識がパズルのピースであるかのように心地よく繋がっていく感触があり、止め時を失うほど物語に没頭できました。

単なる比喩表現に収まらないレベルで、気付けば時間が過ぎ去っています。少しでも『月姫』が気になっていたのであれば、今がプレイする絶好のチャンスであることは間違いないでしょう。


PS4/ニンテンドースイッチ『月姫 -A piece of blue glass moon-』は、発売中です。

©TYPE-MOON

《ねんね太郎》

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