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PS5版『Ghost of Tsushima DC』最速プレイレポ─爆速ロードで臨場感は満点、新たな物語で仁が過去と向き合う!

8月20日発売の『Ghost of Tsushima DIRECTOR'S CUT』をいち早くプレイし、その実感をレポートとしてお届け。本作の魅力の一端を、どうぞご覧あれ。なお、今回はPS5版でのプレイとなります。

ソニー PS5
PS5版『Ghost of Tsushima DC』最速プレイレポ─爆速ロードで臨場感は満点、新たな物語で仁が過去と向き合う!
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ゲームハードの円熟期には、そのポテンシャルを大きく引き出し、非常に優れたタイトルがリリースされることも珍しくありません。それは、発売から7年以上の時が経ったPS4も同様で、ここ1年だけでも注目作が続々と登場しました。

その中でも特に印象深いタイトルのひとつといえば、昨年リリースされた『Ghost of Tsushima』です。コトゥン・ハーン率いる蒙古の軍勢に襲われ、対馬の武士団がほぼ壊滅。そんな厳しい状況の中、武士の誉れを苦渋の覚悟で手放し、闇討ちから毒まであらゆる手段を用いて奮闘する「境井 仁」の生き様は、多くのプレイヤーを魅了しました。

また、時代劇の殺陣をモチーフとした戦闘は、テンポの良いアクション性と見映えを両立しており、流れるような動作で相手をなぎ倒す爽快感も忘れがたいものがあります。

戦さの痕跡が痛々しい一方で、美しい自然が広がる対馬の大地をオープンワールドで表現し、物語への没入感も高めてくれた『Ghost of Tsushima』を、昨年のNo.1ソフトに推す方も少なくありません。

そんな『Ghost of Tsushima』の躍進は、このたび新たな展開を遂げます。目前に迫った8月20日に、本作の本編に加え、追加ストーリー「壹岐之譚」を収録した『Ghost of Tsushima DIRECTOR'S CUT』が発売。しかも、無印版はPS4のみでしたが、今回はPS4に加えてPS5にもリリースされます。

PS4の円熟期を支えた名作が、新要素を備えて最新ハードにも進出。果たして『Ghost of Tsushima』は、どのような進化を遂げたのでしょうか。また仁は、新たな舞台でどのような物語と直面するのか。気になっている方も多いことでしょう。

今回は、『Ghost of Tsushima DIRECTOR'S CUT』の最速プレイレポートを通して、本作が持つ魅力の一端をお届けします。本作を待ち焦がれている方や、購入するか悩んでいる人は、こちらのプレイレポを参考にどうぞ。

なおネタバレを考慮し、「壹岐之譚」に関する物語面の情報は、すでに公開されているものや、最序盤の内容のみに留めています。また、今回はPS5版でのプレイとなります。

■無印版の魅力を継承し、理想的な環境を提供してくれた『Ghost of Tsushima DIRECTOR'S CUT』

『Ghost of Tsushima DIRECTOR'S CUT』は、ゲーム本編とこれまでリリースされた追加コンテンツ、新たな物語などが追加されていますが、そのほかにも新たな機能なども盛り込まれています。

無印版の時点で十分美しいグラフィックを誇っていましたが、PS5版の『DIRECTOR'S CUT』は描画面がさらに向上しており、より深い没入感を味わえます。また、DualSenseの恩恵で、様々なシーンに対応した振動を手のひらで感じられるのも嬉しい点です。

このほかにも、対応ヘッドフォンによる立体的なオーディオや、日本語音声に合わせたリップシンクなどもポイントですが、実際にプレイして驚いたのがロード時間の短さです。

オープンワールドという点を踏まえれば、無印版もロード時間はかなり短めでした。多少気になる点といえば、タイトル画面からセーブデータを選択or「続きから」を選んで、実際にプレイできるまで、やや時間がかかる程度。オープンワールド作品なので、やむを得ない部分と言えます。

ですが、PS5版はそれを大きく上回る快適性を見せました。『DIRECTOR'S CUT』のタイトル画面から実際のゲームプレイまで、ロード時間は2~3秒ほど。数回まばたきをしている間に、いつの間にか仁が目の前にいる──初めて目の当たりにした時は、正直驚くほどでした。

また、オープンワールドにつきもののファストトラベルですが、こちらもPS5版で大きく進化し、ほとんど2~3秒で移動が完了します。多少ばらつきが出ることもありましたが、逆にもっと短い場合もあり、1秒前後で移動が終了することも。

対馬と同様に、新ストーリーの舞台「壹岐」もファストトラベル先が点在しているため、ロード時間の大幅短縮も含め、移動面に関してのストレスはほとんどありません。もちろん馬での移動も健在なのでご安心ください。

馬といえば、プレイ進行にもよりますが、「壹岐之譚」の序盤で新たな技を習得可能。詳細は伏せておきますが、馬を用いた新たな技となります。上手く運用しないと気力の消費が大きいものの、手応えがかなり心地よく、仁の戦いに新たな刺激をもたらしてくれることでしょう。

新たな技を含めたいくつかの新要素こそありますが、ゲーム性の根幹は『Ghost of Tsushima』を踏襲しており、敵への対処や立ち振る舞いなどは、基本的に無印版と同様です。しかしそれは、無印版で面白かった部分が引き続き楽しめる、という意味に他なりません。

無印版では、各地に根を下ろした蒙古たちの拠点を取り返すべく、幾度も激戦を繰り広げました。物陰に潜み、ひとりずつ闇討ちした冥人もいれば、一騎打ちで幕開けし、多数を相手に斬り伏せた猛者もいることでしょう。

こうした拠点を落とす楽しさを始めとする、様々な『Ghost of Tsushima』の遊びが、壹岐という新たな舞台でもう一度味わえる。無印版に惚れ込んだ方ならば、この事実だけでも十分魅力的なはず。実際に筆者も、久しぶりの拠点攻略に胸が踊り、昨年味わった興奮が再び蘇りました。

多くの方が太鼓判を押したお馴染みの楽しさを、優れた描画やオーディオ関連、またロード時間の短縮など、臨場感を途切れさせない足回りで提供してくれる──ゲーム性の面だけ見ても、この『Ghost of Tsushima DIRECTOR'S CUT』は十分な魅力を垣間見せてくれた作品です。

■誉れを捨てる苦渋の物語から、過去と向き合う苦悩の展開へ! 呪師が立ちはだかる、戦闘の新たな要素も

無印版で味わった手応えを、よりよい環境で楽しめる──それも『Ghost of Tsushima DIRECTOR'S CUT』の醍醐味ですが、新ストーリー「壹岐之譚」で語られる物語も、本作を語る上で欠かすことが出来ない大きな要素です。

「壹岐之譚」は、本編の最中に起こった出来事を描いたもの。無印版をクリアした後の物語ではなく、蒙古との戦いの渦中にある仁が立ち向かった、もうひとつの戦いとなります。

ゲーム的な解説を交えますが、第二幕に入って「対馬の豊玉」へ到着後、壹岐への移動が可能に。すでに二幕以降に進んでいる場合は、「壹岐之譚」が開始できるというポップアップが表示されるので、「進行状況」タブに従って進めば「壹岐之譚」が始まります。

壹岐にも蒙古の手が伸びていることを知った仁は、臆することなく島へ向かい、「オオタカ」と呼ばれる呪師との戦いに臨みます。もちろんその道中には様々な出来事があり、オオタカの打倒は一筋縄ではいきません。特に、オオタカの「呪師」という側面が仁を追いつめ、かつてない苦戦を強いてきます。

この苦しい戦いは、無印版の本編にはなかった形なので、ぜひとも前情報なしのままで味わって欲しいところ。なので詳しくは語りませんが、本編を経験済みの方ならば、この壹岐と仁の関係はすでにご存じでしょう。

かつてこの島に上陸した仁が、どのような記憶を刻むことになったのか。本編で幾度も振り返った当時の出来事を、オオタカとの対峙を経て、より深く掘り下げていきます。本編の物語では、武士としての生き方が問われた仁ですが、この壹岐では「境井家の当主」として、忘れがたい過去を突きつけられて苦しみむことに。

本編では、誉れという理想を捨ててまで現実に向き合った仁。その苦悩は、同時に仁の人間性を如実に浮かび上がらせ、物語に厚みを加えました。だからこそ、この壹岐で見せる仁の辛苦もまた、『Ghost of Tsushima』らしい切り口と言えます。本編の付け足しといったオマケ要素的な内容ではなく、ファンの期待を裏切らない、生々しい彼の生き様へと迫っていました。

また呪師による技は、戦闘においても仁の脅威となって迫ります。というのも、呪師はオオタカ以外にも数多くおり、蒙古兵のひとりとして戦闘に参加。直接的な戦闘能力は特筆するほどではありませんが、経を唱えることで仲間の士気を高め、他の蒙古兵たちを狂騒へとかき立てます。

仁の戦いは、基本的に多対1。数的不利はいつものことですが、呪師の経に支えられた兵士達はより手強い存在となります。難易度やプレイヤーの腕前にもよりますが、壹岐での戦いはさらに厳しいものとなるでしょう。

もちろん、真っ正面から立ち向かうだけが仁の戦いではありません。他に目もくれず、呪師を真っ先に斬り捨てるのもアリ。手強い相手でも上手く立ち回り、冥人らしく勝利を掴んでください。


ここまで様々な特徴やポイントに触れてきましたが、総括して表現すると、無印版の特徴を引き継ぎ、よりよい環境を加え、体験のレベルを大きく引き上げたのが『Ghost of Tsushima DIRECTOR'S CUT』と言えます。

そこに、仁の人間性を新たな角度から問う物語が加わったことで、壹岐で繰り広げる戦いは新鮮な刺激と興奮に満ちたものへと発展。一ファンとして見ても、期待通りのものが予想以上に盛り込まれた一作だと強く感じました。

そして、『Ghost of Tsushima DIRECTOR'S CUT』には本編も含まれているので、無印版を経験していない方も、本作だけで対馬で起きた出来事の全てを存分に味わえます。

ロード時間をはじめ様々な恩恵があるので、可能ならばPS5版でのプレイをお勧めします。が、PS5自体が手に入りにくいのが難点。まずは無印版をPS4でプレイし、PS5が手に入ったらPS5版『Ghost of Tsushima DIRECTOR'S CUT』にアップグレードし、壹岐での戦いに挑む──といった遊び方もひとつの手でしょう。

無印版経験者も、未体験の方も、それぞれ遊び方で『Ghost of Tsushima DIRECTOR'S CUT』をご堪能ください。

《臥待 弦》

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