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シリーズ最新作『サクラ革命』のメディア向け体験会をレポート―“らしさ”を継承し新たな挑戦へと向かう意欲作!

主人公、男女選べるのか……!「体が勝手に……」なイベントがあるのか気になる。

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シリーズ最新作『サクラ革命』のメディア向け体験会をレポート―“らしさ”を継承し新たな挑戦へと向かう意欲作!
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いよいよ2020年12月15日(火)よりサービス開始となる、スマートフォン向けゲーム『サクラ革命』。本作は大人気の『サクラ大戦』シリーズの新機軸となる作品であることや、白上フブキ&宝鐘マリンら話題のVtuberの声優起用などが話題を集めています。

サービス開始が迫るタイミングで、先日ディライトワークスでメディア向けの体験会が実施されました。今回はそのプレイレポートと、体験会前に行われた開発スタッフによるトークセッションの模様をお届けします。

▲左から池大輔氏、中央が岡村光氏、右が木原卓氏

開発陣が本作に込めたこだわりとは!?


トークセッションに登壇されたのは、本作のプロデューサーを務める木原卓氏(セガ)&岡村光氏(ディライトワークス)、そして開発ディレクターの池大輔氏(ディライトワークス)です。

最初のテーマは「プロジェクトのはじまり」について。『サクラ大戦』シリーズは長らく新しい展開がストップしていたのですが、昨年(2019年)末発売の『新サクラ大戦』から新たに展開されることなった経緯があります。シリーズのファンが求める家庭用新作がリリースされる前提があるため、当初セガではシリーズの魅力を伝える企画を考え、制作パートナーとなる企業を探していたそうです。


ディライトワークスは当初からその候補にあったそうですが、諸々の理由から断るしかない状況だったのだとか。しかし当のディライトワークス側から再度新しいサクラ大戦の企画提案が上がりその熱量と提案内容が魅力的だったこともあり、今回タッグを組むことになったとのこと。

その後は本作のキャッチコピーに据えられた「日本、奪還。」に込められた想いについて。池氏は当初このテーマと『サクラ大戦』の繋がりを想像しづらかった部分があったそうですが、それでも“歌劇”や“頑張る女の子”といった根幹の要素を抽出。中でも切っても切れない要素として重要視したのが“舞台”だったそう。

脚本は自身も俳優として舞台に立たれている、脚本家としても活躍している松崎史也氏が担当。ゲーム内ではキャラクターたちが舞台に立つ描写もあるそうですが、ゲーム内ではダイジェストで描かれる部分までプロットを起案しているのだとか。

登場人物毎の役割も細かく決まっているので、今後本作が舞台化した際には見られることがあるかもしれません。そんな松崎氏を迎えたことで、脚本に“リアリティ”が生まれたとも。


楽曲についてはセガが担当していることに触れ、続いて「全国の乙女たち」について語っていきました。本作では日本各地に霊力に優れた女の子たちがおり、それぞれの地域ごとに“花組”が存在しています。そんな日本各地を帝国華撃団が旅する形で、物語が進むようです。


「大帝國華撃団B.L.A.C.K.」の面々については、アイドルグループやアーティスト集団として受け取られ、シリーズファンにみなさんから違和感を覚えられたり、一部否定的な意見があるであろうことは想定の上だった模様。

それでも彼女たちを最初に打ち出したのは、敵であるからこそこれを認めていいのかと思わせつつも、主人公たちに対するライバルキャラクターである立ち位置を明確にしたかった意図があったそうです。また、そんな彼女たちを可愛いと思ってくれる人も少なからずいるであろうという期待もあったそう。


九州花組についても掘り下げていったところで、本作のバトルを彩っている「コマンドラインバトル」も紹介。『新サクラ大戦』はアクションゲームへと舵を切りましたが、やはり『サクラ大戦』シリーズはシミュレーションという印象が強い人も多いことと思います。

本作のバトルシステムはその需要に応えたいと考えた部分が少なからずあるようで、それをスマートフォンでより遊びやすく最適化させたのがこの「コマンドラインバトル」なのだとか。


最後にサービス開始への意気込みを3人が語ったところで、質疑応答へと移りました。いくつか出た質問から特に注目を集めたのは、配信スタート時の実装キャラクター数。大体30~40になるそうで、各都道府県ごとに何人かのキャラクターが登場するそうです。

加えて『サクラ大戦』シリーズのキャラクターの登場について質問も飛び出しましたが、「あるとも言えないし、無いとも言えない」といった状況なのだとか。

『サクラ革命』プレイレポートをお届け! シリーズらしさは継承しつつ新たな試みも!


今回の体験会でプレイできたのは序章まで。九州地方に入る第1章以降は、ぜひ本配信でお楽しみください。また一部は本配信時に変更となっている部分があるかもしれませんので、その点だけはご了承ください。


ゲームを初めたばかりのプロローグから特に目を引いたのが、キャラクターたちがストーリーを進行するドラマチックアドベンチャーパートでもよく動いていたこと。こういったスマートフォン向けゲームのストーリーパートは、キャラクター毎の立ち絵と背景を表示させ会話劇の形で進んでいくスタイルを想像する人は多いと思います。

しかし本作はキャラクターたちの表現はCGで行われており、会話中の感情表現が非常に多彩で豊か。またキャラクターたちの声もメインストーリー部分は全て入っているので、物語に入り込みやすかったです。


また単にCGのキャラクターが立ち絵と同じように表情を変えながら喋るだけでなく、例えばライブ中なら盛り上がる客席を写してみたりなど、場面に応じてユーザーへの魅せ方が工夫されているように見受けられました。

これによってキャラクターたちの声を聴きつつ文章を読み進めているだけでもワクワクしてしまい、思わず先の展開が気になってしまうことでしょう。この点についてのお話も伺ったのですが、CGでキャラクターを表現すると作業量が膨大になることはわかっていたそうですが、それでも挑戦すると決めた部分だそうです。

『サクラ大戦』と言えばアニメを見ている感覚でストーリーが進行する部分は重要だと考えており、映像表現としての『サクラ大戦』らしさを追求したかったのだとか。



そしてもう一つの注目ポイントが、女性主人公が選択できる点。今どきのスマートフォン向けゲームなら主人公の性別を選択できるのは当然のように思えるかもしれませんが、『サクラ大戦』シリーズは大神一郎を代表とするカッコいい男性主人公の存在が欠かせないものでした。

この点についても伺ったのですが、これは開発チームに『サクラ大戦』シリーズのファンである女性の方がおり、意外と女性ファンが多くいることを把握していたため。これによって本作では、カッコいい女性として登場キャラクターたちに関わることもできます。もしあればですが、「身体が勝手に……」的なシーンが女子同士だとどうなってしまうのか……なども気になるところ。


また一部シーンで選択肢が登場するのですが、その結果に応じてキャラクターのやる気が変動する模様。時間制限付きの選択肢も存在しており、選んだ内容によってその先の会話展開が少し変動するようです。元々このシリーズには“LIPS”という選択肢周りのシステムがありましたが、スマートフォン向けゲームにも採用してしまうとは驚きでした。



先ほどトークセッションの内容で少しだけ触れた「コマンドラインバトル」については、敵味方の陣取り合戦的なイメージが近いです。画面中央のラインから左右に分かれ左側2ラインが敵陣、右側2ラインが自陣となっており、このラインをコマンド選択によって移動させつつ敵に攻撃を加えることになります。

バトルでは自分のターンごとに、部隊のキャラクターに一度ずつ“進撃:1ライン前進して攻撃”、“奮撃:その場で攻撃し、気力をためる”、“退撃:攻撃後1ライン下がって防御”の3つのコマンドを選んで指示することができます。その際はキャラクターごとに得意とする間合いや、所持する武器の射程などがあるので、間合いや体力状況を考えつつ適切な指示を送るのが大切になってきそうです。


キャラクターごとの特性を活かして指示を出すあたりは、まさしくシミュレーションゲームの要素だと言えるでしょう。また武器や得意な間合いに応じて敵との距離を調節するあたりは、『新サクラ大戦』以前まで採用されていた「Active & Realtime Machine System(ARMS)」を少しだけ思い出させます。

またバトル自体も快適で、戦闘を倍速で進められる設定があったり、キャラクターごとの必殺技にあたる“必殺攻撃”の演出をスキップ可能。まだまだ序章までのバトルしかプレイできていないので、ゲームバランスや周回については差し控えますが、快適にプレイし続けられる機能は充実しているように感じられました。

▲スキップできる設定があるとはいえ、必殺攻撃は必見の価値アリ!

育成に関してはディライトワークスが開発に携わっている『Fate/Grand Order(FGO)』に近いものの、そこから更にブラッシュアップされた印象。レベルアップ用のアイテムをキャラクターに使用する際に、所持している育成アイテムを何個与えるのか自分で指定できるようになっており、非常に便利でした。





ガチャに関してはいくつか確定演出がある模様。★5霊子ドレスが3%、キャラクターに装備できる霊子護符が6%の排出率となっており、計9%が最高レアの排出率。また★4以上が確定で手に入るようにもなっており、非常に嬉しいところ。

★5ドレス入手時の演出はキャラクターごとに個性のあるものになっていましたので、仲間に迎えられた際は見逃さないようご注意を。その他のガチャ演出も中々凝っていましたので、ぜひ配信が始まったら確かめてみてください。


新キャラクターが解放される可能性も結構高いようで、今回試行した10連ガチャのほぼ全てでキャラクターを引き当てることが出来ていました。このためキャラクターが手に入りづらいといったことは、恐らく少なくなるのではないでしょうか。

序章までではキャラクターの育成アイテムをどうやって手に入れるのかわからなかったのですが、それでもストーリー登場のキャラクターだけで充分クリアできる難易度でしたので、新しいキャラクターが仲間にできなかったり、育成アイテムが入手できずともある程度まではクリアできそうです。

以上、12月15日より配信となる『サクラ革命』のプレイレポートをお届けしました。『サクラ大戦』シリーズと同じ“太正”を舞台としているものの、その年代は100年ということでこれまでのシリーズを知らない人も楽しく遊べることと思います。



もちろんこれまでのシリーズを知っている人は、共通点や繋がりを感じられるポイントが用意されているようなので、追いかけてみてはいかがでしょうか。今回の体験会でプレイできた範囲では、霊子甲冑が登場していたり、刀の名前が“烈刀・王断”になっていて、真宮寺さくらの“霊剣・荒鷹”を少し思い出させたりと、中々に凝っています。


▲次回予告や勝利のポーズまでしっかりありました

選択肢に応じてキャラクターのやる気が上がった際はあの例のSEが鳴りますし、轟雷号や翔鯨丸をちょっと思い出させる新たなメカニックや、弾丸に込めて霊子甲冑を射出するリボルバーカノンを思わせる描写などもありました。これから先もそういった描写が出てくる可能性は捨てきれないので、キッチリとプレイしておきたいところ。

配信がスタートしたらぜひとも一度プレイしてみてくださいね。

《井の上心臓》
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