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IGAVANIA『Bloodstained: Ritual of the Night』モバイル版プレイレポ―探索や装備の自由度はそのまま機種に合わせた進化版

iOS/Android向けに配信中です。

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IGAVANIA『Bloodstained: Ritual of the Night』モバイル版プレイレポ―探索や装備の自由度はそのまま機種に合わせた進化版
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NetEase GamesとArtplayより、12月4日にiOS/Android向けで配信されたモバイル版『Bloodstained: Ritual of the Night』。壮大で美しいマップを探索し、ボス戦やギミックなどを解きながら物語を進めていく横スクロールアクションです。


PC/コンソールでは2019年にリリースされた本作は、その広大なマップを探索する楽しさとゲームの自由度で非常に高い評価を受け、これまで総計100万本以上を販売しています。



本稿では、リリース前のテストビルド版を使用してのプレイレポートをお届け。モバイル版の操作感やゲームの印象を紹介します。なお、スクリーンショットはテスト版のためリリース時とは異なる場合があるのでご了承ください。また、一部ローカライズも変更される予定です。


『Bloodstained: Ritual of the Night』とは


本作は、『悪魔城ドラキュラ』シリーズなどを手がけた五十嵐孝司氏による探索型アクション。2015年にKickstarterキャンペーンで目標額の10倍以上となる550万ドルを集め、2019年にPC/PS4/Xbox One/ニンテンドースイッチでリリースされた作品です(PC/コンソール版のパブリッシャーは505Games)。


プレイヤーは錬金術師の手により改造され「シャードリンカー」と呼ばれる特殊な力を得た女性「ミリアム」を操り、親友である「ジーベル」の野望を止めるべく、魔物や罠が待ち受ける悪魔の城へ乗り込みます。



ミリアムはその特殊な力により、魔物を倒した際に得られる結晶「シャード」の力でスキルの習得が可能。武器も剣や槍、銃やブーツなど多くの種類が用意されています。プレイヤーは装備とスキルを自由に組み合わせ、自分のお気に入りのプレイスタイルを見つけながら広大なマップを探索していきます。


強力なボスとの戦闘、ストーリーを進めて得る力と共に広がっていく世界、さまざまなキャラクターとの交流やクエストなど、やること満載のアクションゲームです。なにより主役のミリアムが魅力的で、何かとかわいいリアクションが見れるのも嬉しいポイントです。




モバイルでもグラフィックは健在!UIも直感的で使いやすい


モバイル版となった本作でもその美麗で印象的なグラフィックは健在。筆者はiPhoneでプレイしたためPC版に比べると画面は小さいのですが、十分にその魅力的な世界観の風景を堪能できました。魔物のスケール感や表現に関してもほぼそのままのため、モバイル版だから見つけづらい相手がいるということはありません。


また、モバイル版の本作ではデバイスに合わせたさまざまなUIの工夫が行われています。基本操作はいわゆる「仮想コントローラー」を使用し、移動と攻撃やジャンプなどの操作を直感的に行えるシステム。人物や扉などのインタラクトもボタン操作で簡単に行なえます。仮想コントローラーに対するレスポンスが非常に軽快なため、戦闘時の回避や攻撃も非常にやりやすい印象です。




いわゆる「メトロイドヴァニア」と呼ばれるジャンルの本作。舞台となる悪魔の城は複雑で広大なため、探索にはマップは欠かせません。プレイ中は右上のミニマップからすぐ全体マップを閲覧できます。マップではNPCのいる位置やワープポイント、セーブポイントなども表示されます。ミニマップ表示の「透明度」「ズーム」も設定できるため、カスタマイズはかなり自由な印象です。


また、ストーリーの進行とともに手に入るスキルで移動できる場所が増えるのもこのジャンルの特徴。本作では2段ジャンプなど、一部の特殊移動はパッシブで使えるのですが、シャードを使用しなければ突破できない場所も多くあります。そのため、装備やシャードのセットを8ヶ所まで保存できる「ショートカット」も用意されており、ゲーム画面からワンタッチでいつでも変更可能です。






スキルは120種類以上!お気に入りの組み合わせを見つけよう


本作には120種類以上のモンスターが登場します。それはつまり、ミリアムが装備できるシャードも120種類以上存在しているということです。集めたシャードはいつでも変更でき、それぞれ6つのカテゴリーに別れた独自の効果を持っています。


使用するタイプのシャードは画面上のボタンでいつでも発動可能。射出型の技が多い「ディレクショナル」はボタンをフリック操作して射撃方向を決定して発射するシステムです。フリック操作のレスポンスも良好なため、人によってはPC/コンソール版より狙いやすいかも知れません。





モバイル版で一番嬉しいのが、回復や移動補助スキルなど継続して効果を発揮するシャード「エフェクティブ」の発動固定ボタンがあるという点。もちろん発動中はミリアムのMPが減り続けるので管理は必要ですが、とある移動スキルは本作では手に入れた以降だと探索などでほぼ必須となる効果を持っています。情報量が一気に増える移動スキルでもゲームがカクつくことなく、ストレスを感じさせないのも嬉しい部分です。


また、ミリアムは武器種ごとに特別な攻撃を繰り出す「必殺技」が使えます。必殺技は「特定の武器を持って特定のコマンドを入力」で発動するのですが、そのコマンドは入力が複雑なものも用意されています。モバイル版では、身につけた必殺技は武器ボタンをフリック操作すると発動可能。この点もモバイルでゲームを遊びやすくしている良い改善点です。なお、必殺技は熟練度を上げることで「奥義」となり、同一武器種でならどれでも発動できるようになります。




とにかくスキルや技の種類が多い本作ですが、モバイル版で遊びやくするためのUIの工夫と改善が多く見られます。一部スキルや技の簡略化はモバイル版で3つ以上操作しづらい部分を改善していますし、スキルボタン用のアイコンを導入することで見た目もわかりやすくなってます。単純な移植というだけでなく、ゲームを大切にしながらモバイル版で遊びやすくなるように工夫しているな、と好印象です。


PC版


モバイル版。タッチしやすい画面配置に変更されています。





ここまで紹介してきたモバイル版『Bloodstained: Ritual of the Night』ですが、元のゲームの印象をまったく損ねることなく、上手にモバイル版独自のUIを入れてきている作品という印象です。ちょっとした会話シーンやクラフトのUIも、画面に合わせた見やすいものに変更されています。


なにより操作のレスポンスが非常に良いのがとても好印象。直感的に操作できる仮想コントローラーを存分に生かし、直感的に戦闘などのアクションがしやすいシステムになっています。上述の通りスキルや技、武器がとても多いため「ゲーム自体に慣れる」必要はありますが、「操作に慣れる」のはそう難しくないと思います。



120種類を超えるスキル、100種類を超える武器、そこに防具やアクセサリーなどを組み合わせると無限の組み合わせが構築できる本作。弱すぎる組み合わせというのはそこまでなく、プレイヤーの好みに合わせたスタイルで自由に探索可能な点が非常に魅力的です。サブクエストやレアアイテム/レアシャード集めなどのやりこみ要素も多数用意されているため、最後まで飽きることなく遊び尽くせる作品です。


まだプレイしていない人には、このクオリティで遊びやすくやりごたえもある本作は是非おすすめ。もちろん、以前プレイしたけどまた遊びたいな、という人でもまったく遜色がないプレイ感覚を楽しめます。気軽に中断しながら遊べるスマートフォン/タブレットというプラットフォームも、遊びやすさとの相性が抜群です。





モバイル版『Bloodstained: Ritual of the Night』はiOS/Android向けに配信中です。


《Mr.Katoh》
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