「生まれたゲームが面白い国や地域は、観光しに行っても面白いに違いない!」というわけで、この記事では『世界のアソビ大全51』に収録されているゲームの発祥国、地域を巡る世界一周を考えていきます。前提として、この記事で言う起源は今遊ばれているゲームの内容に近い物が生まれた国や地域とし、詳しい起源が不明のゲームは省略しています。
世界一周始まりの地はもちろん日本!




長い旅路になるであろう世界旅行へ旅立つ前に、日本発祥のボードゲームを見ておきましょう。『世界のアソビ大全51』に収録されている日本発祥のゲームは『花札(こいこい)』、『将棋』、『5五将棋』、『五目並べ』、『トイベースボール』。トランプ遊びでは『大富豪』、『7ならべ』、『たこ焼き』、『ぶたのしっぽ』です。
以上、全部で9つの日本発祥のゲームが収録されています。初めて聞くトランプ遊びが日本発祥で驚いたりしましたが、どのゲームも和風な部屋と合うゲームがそろっているように感じますね。
次の訪問地域は、おとなりの中国!

日本から飛び出してまず向かうのは中国です。中国のゲームといえば皆さんご存じの『麻雀』。運に加え、他のプレイヤーが何の役を目指しているのかなど、状況把握能力を求めらます。
西へ進んでインドへ!


このまま西へ向かって行きましょう。歴史から見ても、中国に様々な文化を伝えてきたインドで生まれたゲームを見ていきます。ここを発祥地とするゲームでは『ルドー』と『キャロム』が収録されています。
チェスや将棋の御先祖と呼ばれるゲームが存在するなど、ボードゲーム文化で重要な立ち位置を担ってきた国のゲームですね。とても簡潔なルールにゲームにかかる時間が長いというのが特徴です。近代ボードゲームの基礎になったゲームを遊ぶことで、現在流行っているゲームが何を重要視して進化してきたのかを味わえます。
すごろくの起源を訪ねて、アフリカへ!


パーティーゲームとしても人気のすごろくが生まれた場所、それがエジプトです。すごろくのジャンルを正確に分ければ、エジプトで誕生したのは盤すごろく、日本でよく見かける物は絵すごろくと違いがありますが、すごろくというゲームジャンルが誕生したのには間違いありません。
エジプト生まれの『バックギャモン』は盤すごろくの一種で、同じルートを互いに逆向きに進んでゴールを目指します。サイコロを2つ使う点や相手の駒を振り出しに戻す、前に動けなくするといった戦略を要求される点が特徴です。このゲームの世界大会が開催されているのを見ると、エジプトの文化には人を引きつける魅力が溢れているのだと思わされます。
アフリカ全体を発祥とする『マンカラ』というゲームもあります。種まきを題材にしたルールの『マンカラ』は、終盤になるほど忙しい素朴なゲームです。のんびりしていると逆転される展開は、野原でいきなりライオンに襲われるような、大自然の厳しさを教えてくれます。
地中海をこえてギリシャからヨーロッパへ!
『世界のアソビ大全51』に収録されている『トイボクシング』の起源ではありませんが、ボクシングの発祥地であるギリシャを経由してヨーロッパに入ります。南からヨーロッパを巡るなら南ヨーロッパ発祥とされる『チェス』、ローマ発祥の『ナインメンズモリス』とイタリア生まれの『ドミノ』は現地で見ておきたいですね。
特に多くの方がピタゴラスイッチの一部でしか遊んだことがないと噂される『ドミノ』は、カジノにも取り入れられているゲームなので、遊んでおいて損はないでしょう。南ヨーロッパのゲームはスーツが似合う印象が全体的にあります。
西、中央ヨーロッパを抜けてヨーロッパをざっくり制覇!


ここからはフランス、ドイツ、イギリスの順にヨーロッパのボードゲームを追ってみます。フランスが発祥のゲームは『チェッカー』、『ビリヤード』、『ドット&ボックス』が収録されています。『トイテニス』もテニスの発祥地がフランスなのでフランス発祥として扱っておきますが、どれも見た目がお洒落なゲームばかりなのは流石としか言えません。


次のドイツでは、『ボウリング』の基礎となるゲームが生まれました。現在の主流であるピンを10個用いるものとは異なり、マルティン・ルターが考案したピンを9つ用いるタイプに触れてみてはいかがでしょう。
また、ドイツといえば『チャイニーズチェッカー』の聖地でもあります。『チャイニーズチェッカー』はチャイニーズを名乗りながらもドイツ生まれ、そして『チェッカー』のルールも使っていないというボードゲーム界きっての異端児です。



最後にヨーロッパ地域の締めとして、イギリス生まれのボードゲームも見ていきます。イギリス生まれのゲーは『リバーシ』、『ダーツ』、『スロットカー』の3つ。サッカーとカーリングの発祥地でもあるので、『トイサッカー』と『トイカーリング』をイギリスで遊ぶのもいいですね。ゲームの内容と国柄が一番一致しているのがイギリスの特徴と言えます。
いよいよ終盤、北アメリカ大陸へ!

世界一周の旅も終わりが見えてきました。北アメリカ大陸に属するカナダとアメリカのゲームを見ればこの旅は終了です。カナダを起源とするゲームは『ヨット』です。ポーカーダイスという名前で知っている方も多いこのゲーム。ダイスを5つ振り出た目から規定の役を作り点数を競い合うのシンプルな遊びです。ヨットの上で思いついたから名付けられたこのゲーム、どこかの湖の上で行ってこのゲームが誕生した瞬間を再現したいですね。




アメリカは『コネクトフォー』、『テキサスポーカー』、『エアホッケー』、『麻雀ソリティア』の4つを生み出しました。『麻雀ソリティア』が意外かも知れませんがれっきとしたアメリカ製。また、日本ではゲームセンターなどで見かける『エアホッケー』が、ひとつのスポーツとして扱われている様は文化の違いを感じられる点です。
ボードゲームの発祥地を巡るという世界規模での聖地巡礼でしたが振り返ってみると、予想以上にしっかりと世界一周できました。何かしらゲームが発明される程の文化があるということは、人も物も集まっていることを意味するので当然なのかもしれませんね。
この記事では各国の観光名所には全く触れていないので、歴史や文化に触れながら観光すれば、ボードゲームへの理解が深まりそうです。ゲーマーとして一度はやってみたいゲームだけを追いかける旅、老後の目標として掲げてみませんか? 《Takumi》
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