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ゲーム19XX~20XX第15回:フィットネスゲーム『Wii Fit』の人気が沸騰、海外の名作も登場した2007年のゲームを紹介

ニンテンドースイッチの『リングフィット アドベンチャー』が大人気。そこで今回の「ゲーム19XX~20XX」では任天堂のフィットネスゲーム『Wii Fit』が人気を博した2007年のゲームを振り返ります。

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ザ エルダースクロールズIV:オブリビオン


発売日:2007年7月26日(Xbox360)、9月27日(プレイステーション3)
機種:Xbox360、プレイステーション3
販売元:スパイク(現スパイク・チュンソフト)


オープンワールドRPGの面白さを世に知らしめた傑作です。海外では2006年に発売され大ヒットを記録。その年のゲーム・オブ・ザ・イヤーを獲得するなどファンの絶大な支持を集め、2007年に日本語版が発売となりました。

細部まで作り込まれた壮大な箱庭的ファンタジー世界、膨大な量を誇る多彩なクエストの数々、豊富なキャラメイキングなど本作の魅力は多岐に渡りますが、一番の見どころはやはり圧倒的なまでの自由度の高さでしょう。

チュートリアルというべき冒頭部のシナリオが終わると、目の前に広大な世界が開けます。そこでは何をしてもよく、どこに行ってもかまわないのです。もちろんメインとなるストーリーはありますが、そこに縛られる必要はなく、自分だけの冒険を自由に繰り広げることができます。さまざまに変わる風景や個性豊かなゲーム世界の住人たちとの出会いも楽しく、その奥の深さと重厚さに驚かされたものです。

これらの要素は今のファンには、どれも当たり前のものに見えるでしょう。しかし、当時の日本のRPGはまだまだストーリーを体験していくタイプの作品がほとんどでした。それだけに本作の与えたインパクトは大きく、日本でも多くのゲーマーたちがハマりました。2000年代を代表する名作のひとつにして、ゲームの歴史に残る1本です。


本編に拡張パックなどを追加した『Game of the Year Edition Deluxe』(画像はSteamより、MODを利用すれば日本語でもプレイ可能)。

アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝


発売日:2007年12月6日
機種:プレイステーション3
販売元:SCE(現SIE)


トレジャーハンターのネイトことネイサン・ドレイクが、世界を股にかけて活躍するアクションアドベンチャーの記念すべきシリーズ第1作です。ジャングルや遺跡などを舞台に、次々に襲いくる危機をくぐり抜けていくスピーディな展開はスリリングのひとこと。目もくらむような高所を登ったり、崩れる足場をジャンプしながら進んだりするアクションシーンの数々も楽しく、多くのプレイヤーが引き込まれました。

登場人物たちが織りなすドラマチックなストーリーも見どころのひとつです。ことに主人公のネイトはタフガイながら、どこか抜けたところのあるユーモラスなキャラクターで魅力バツグン。声を担当する東地宏樹さんの軽妙な演技もあって、見ていて楽しいキャラクターになっていました。ネイトとともにさまざまな危機に挑むことになる、女傑のエレナや皮肉屋の相棒サリーなど脇を固めるメンバーも秀逸。これらひと癖もふた癖もあるキャラクターたちのやり取りも非常に面白く、見ていて飽きない内容になっていました

2作目以降に比べて銃撃戦の要素が濃く、戦闘がやや単調に感じるなど、まだこなれていない部分は確かにあります。しかし、画面上に体力などのゲージがなく、ムービーからゲームにシームレスで移行するなどシリーズの魅力の核となる要素は本作の時点ですべて盛り込まれています。今プレイしても十分楽しい、極上のエンタテインメント作品になっていますので、ぜひこの機会にプレイしてみてください。

PS3向けに発売されたオリジナル版(画像はソフトウェアカタログより)。

PS4の『アンチャーテッドコレクション』に収録されているリマスターバージョン(画像はPlaystation Storeより)。

この年はほかにもさまざまな海外の名作ゲームが発売されています。十字軍の時代を舞台に暗殺者アルタイルの活躍を描いた『アサシン クリード』(UBIソフト)がXbox 360向けに発売(PS3、PC版の発売は2008年)。のちにXboxシリーズの看板タイトルとなったTPS形式のシューティング『GEARS OF WAR』(マイクロソフト)、北米で大ヒットを記録した人気作『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』(カプコン)の日本語版なども話題となりました。

一方、日本国内では携帯ゲーム機が圧倒的人気を誇っており、PSP向けに発売された『モンスターハンターポータブル2nd』(カプコン)がミリオンヒットを記録。翌2008年に発売されたアップグレード版『モンスターハンターポータブル2ndG』はさらなる大ヒットとなり、『モンハン』人気を不動のものとすると同時にPSPをニンテンドーDSに劣らぬ人気機へと押し上げました。

『アサシン クリード』(画像はソフトウェアカタログより)

『モンスターハンターポータブル2nd』(画像はソフトウェアカタログより)

ニンテンドーDSも『ポケモン』と『不思議のダンジョン』がコラボした『ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊』(ポケモン)をはじめ『マリオパーティDS』(任天堂)、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』(スクウェア・エニックス)、『ヨッシーアイランドDS』(任天堂)が出荷本数100万本超えを達成。『逆転裁判4』(カプコン)、『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』(任天堂)なども人気を博し、「DS強し」を印象付ける1年となりました。

そのほか3Dマリオのシリーズ第3弾となる『スーパーマリオギャラクシー』(任天堂)、Wiiリモコンを剣に見立てて戦う『ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔』(スクウェア・エニックス)などがスマッシュヒット。某大型掲示板でネタとなり、さまざまなAAが作られたRPG『オプーナ』(コーエー:現コーエーテクモゲームス)もこの年に発売されています。

左は『マリオパーティDS』(画像はWii Uバーチャルコンソールより)、右は『逆転裁判4』(画像はニンテンドー3DSソフトウェアより)

『スーパーマリオギャラクシー』(画像はWii Uバーチャルコンソールより)

いかがだったでしょうか。個人的印象ですが、この頃から国産ゲームのカジュアル志向と海外のゲームの重厚長大化が、さらに目立つようになった気がします。そして海外では、この年に初代iPhoneが登場。いよいよスマートフォン時代の幕が上がることとなります。
《仁志睦》
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