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『SEKIRO』2時間プレイで気になった新要素を紹介―プレイ動画も録ってきました

ほぼ全て、初見一発録りでのプレイです。あしからず……。

ソニー PS4
『SEKIRO』2時間プレイで気になった新要素を紹介―プレイ動画も録ってきました
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発売まで一ヶ月を切った『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』。フロム・ソフトウェアの新作ということでかなりの注目を集めている本作の、メディア向け試遊会が2月某日に実施されました。本稿では、試遊会で判明した様々な情報を、動画を交えてご紹介していきます。

と、その前に予防線を張らせていただきます。動画内でプレイしているのは筆者なのですが、初見の新作かつリテイクなしの一発撮りのため、お見苦しい箇所がいくつかあると思います。申し訳ありません。なお、今回はPC版をXbox Oneのコントローラーでプレイしています。

あまりネタバレにならないように書いていますが、システム周りに関する仕様や固有名詞についての記述がいくつかあります。また、動画にはNPCとの会話やアイテム説明文等が含まれています。本作をまっさらな状態でプレイしたいという方は、ご注意ください。

◆冒頭



体験会では、まずゲーム冒頭をプレイ。オープニングムービーが終わると、チュートリアルを兼ねたマップでのプレイが始まります。ここではキーキャラクターである「御子」を逃がすことが目的なのですが、丸腰でのスタートです。まずは戦闘以外のアクション(ジャンプやステルス関連)のチュートリアルを受けながら、御子の元へ向かうことになります。

御子の元に着くと、主人公の愛刀「楔丸」と(“楔”にちょっと反応してしまいました)、回復アイテムである「傷薬瓢箪」が御子から渡されます。「傷薬瓢箪」は、チェックポイントとして使う「鬼仏」で補充ができ、特定のアイテムでその使用回数(初期は1回)と回復量を強化することもできます。『ダークソウル』経験者であれば、「篝火」と「エスト瓶」の関係を思い出してもらうのが一番わかりやすいかと思います。なお、体力回復アイテムには、「丸薬」というものもあります。こちらは徐々に体力を回復していく消費アイテムです。


刀を手に入れたので、ここからは戦闘のチュートリアルに入ります。敵の「体幹」を削って「忍殺」をキメるという戦闘の流れ、敵の攻撃をタイミングよくガードする「弾き」からつながる「斬り返し」などを学べます。ちなみに、チュートリアルと言えど容赦がありません。普通に殺しに来るので、なんだか嬉しくなってしまいます。チュートリアルマップの最後にはボスが登場します。強いです……。

◆葦名城 城下~平田屋敷



チュートリアル終了後、主人公は「荒れ寺」という場所で目を覚まします。本作ではこの「荒れ寺」を拠点に、物語を進めていくことになります。「荒れ寺」には、忍び義手の改造を請け負う「仏師」、傷薬瓢箪の強化を行う「薬師・エマ」といったNPCたちが存在します。なお、本作では最初から所持している「帰り仏」を使う(回数制限無し)ことで、いつでも荒れ寺へ帰還することができる他、発見した鬼仏間の転送、及び鬼仏・荒れ寺間の転送も最初から可能です。

本作では、一部を除きマップは地続きになっています。そのため、まずは荒れ寺に隣接する「葦名城 城下」を攻略していきます。このタイミングから「鉤縄」でのワイヤーアクションが可能となり、マップを縦横無尽に飛び回りながら攻略することができます。


鉤縄を使った三次元的な動きを想定した本作のマップは、『ダークソウル』シリーズとは全く違った趣を持っています。「塀があるなら越えればいいじゃない」を地で行く本作は、決まったルートがありません。ルートが変われば敵の対処にも当然変化が出るので、とにかく探索と観察がいつも以上に重要。まずは見晴らしのいい場所を目指してマップを見渡し、ルートを考えるという箱庭的な遊び方もできそうです。「聞き耳」をたてて突破の糸口を見つけるのも忍びらしくて良いのではないでしょうか。ちなみに、いわゆる目的地マーカー的なものはもちろんありません。迷うのもまた、楽しみの一つ。

動画もぜひ観てほしいのですが、最初のマップであっても手心は一切なく、真正面からいこうものなら、もはや縛りプレイです。主人公は忍びですからね……鎧を着込んだ騎士と比べれば若干打たれ弱いのも仕方ありません。しかしそこは、忍びならではの体術・忍殺・忍具などでしっかりカバーできるようになっています。鉤縄のおかげで逃げるのも比較的容易なので、とりあえず高所へ逃げて体制を立て直すのもアリです。ちなみに、戦闘中、敵の頭上にでる「危」の文字は、ガード不可攻撃等の「危険攻撃」の予兆です。最初は「親切だな」と思ったのですが、敵によっては複数の危険攻撃を使ってくることもありますし、そもそも激しい戦闘中に反応できないことも多いので、ヌルくなったと感じることはありませんでした。


死にやすいとはいえ、もちろん主人公を強くしていくこともできます。成長要素は『ダークソウル』的なレベルやステータス割り振りとは全く違い、「スキル」を取得していく形が主となります。スキルは、RB+LBで繰り出せる特殊な「流派技」、義手忍具とのコンボ技「忍び義手技」など多数用意され、これらをツリー形式で取得していきます。また、前述の「仏師」の元では、忍び義手の強化スキルを取得できます。他にも、ボスクラスの敵を倒すと得られる「数珠玉」や「戦いの記憶」を一定数集めることで、体力や攻撃力といった基礎的なステータスを上げることもできます。

スキル取得に必要なポイントは、敵を倒すと得られる「スキル経験値」を一定数貯めると獲得できます。動画内で、時たま右上に出る青いゲージをMAXにするとスキルポイントが1得られるという形です。一方、忍び義手のスキル取得には、敵の撃破やアイテムの使用で得られる「銭」が必要になってきます。銭はアイテムの購入にも使うので、やりくりを考える必要があるかもしれません。なお、銭とドロップアイテムは、Xボタンで敵の死体から「吸引」する必要があります。

本作は死亡時に上記の「スキル経験値」と「銭」をそれぞれ半分ずつ失います。半分か……と安堵された方もいるかも知れませんが、この失った経験値と銭は取り戻すことができません。死亡地点に戻っても落ちていません。厳しい現実ですが、受け入れましょう。が、もちろん救済措置もあります。それが「冥助」というシステム。一定確率で発生し、死亡時のロストをなかったことにしてくれます。また、死んでもその場で生き返ることができる「回生」も有効です。回生してすぐに逃げればロストを回避できます。しかし、回生してから死亡を繰り返していると、「竜咳」という病が世に振りまかれ、「咳の音」というアイテムが所持品に追加されます。「咳の音」は、その所持数に応じて「冥助」の発生確率を下げるというデメリットを持っています。

◆仙峯寺



今回の試遊会では、紅葉が美しい「仙峯寺」というマップもプレイすることができました。こちらは予め用意されたセーブデータを使用するので、少し強化された主人公で進めていきます。寺というだけあって、お坊さん(武闘派)や僧兵らしき敵が主に登場。どれも強いんだこれが……動画を観てもらうとわかるのですが、初見じゃまず動きを見切れません。



仙峯寺に限ったことではありませんが、敵に肉薄し、弾き弾かれ刹那の攻防を味わえる本作の戦闘は、『ダークソウル』シリーズや『Bloodborne』のそれとは全く感覚が違います。もちろん、それらで培ってきた技術や経験が活きる場面もありますが、基本的には通用しないと思ったほうが良いかと思います。

故にプレイ中は、常に脳みそが焼け付くような緊張感を味わうことができますし、この緊張はすっかりフロム産死にゲーに慣れてしまった体と心へ、潤いと心地よい疲労感を与えてくれます。この感覚、しばらく忘れていたような気がします。


また、刀と刀がぶつかりあう際のエフェクトと音、激しい戦闘を煽るBGM、忍殺を決めた際に吹き出る血しぶきなど、戦闘中の演出が非常に気持ちよく、一戦一戦で脳汁が溢れるような達成感を得られます。今回は約2時間と決して長くはないプレイ時間でしたが、得られた満足感と疲労感はかなりのものでした。発売されたらどうなってしまうのか……。非常に楽しみです。



『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』はPS4/Xbox One/PC向けに、3月22日発売予定。価格は、7,600円(税別)です。
《Takuya Suenaga》
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