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『龍が如く ONLINE』製作の裏話や込められた思いを横山Pと堀井Dに訊く【TGS2018】

2018年のサービス開始が迫った『龍が如く ONLINE』について、『龍が如く』シリーズプロデューサーの横山昌義氏と『龍が如く ONLINE』ディレクターの堀井章生氏にインタビューを行いました。

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『龍が如く ONLINE』製作の裏話や込められた思いを横山Pと堀井Dに訊く【TGS2018】
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『龍が如く』シリーズの最新作として、多くのファンが2018年内のサービス開始を心待ちにしている『龍が如く ONLINE』。すでに20万人を超えるユーザーが事前登録を済ませていますが、そのゲーム内容は未だに多くの謎に包まれています。

そこでインサイド編集部は、『龍が如く』シリーズプロデューサーの横山昌義氏と『龍が如く ONLINE』ディレクターの堀井章生氏にインタビューを実施。シリーズのファンが気になるであろう本作の裏側をじっくりと訊いてました。

『龍が如く』シリーズプロデューサー 横山昌義氏

『龍が如く ONLINE』ディレクター 堀井章生氏

─新主人公「春日一番」が発表されてから約1年が経ちました。長年シリーズの顔を務めていた「桐生一馬」の後任ということで、相当なプレッシャーもあったとは思いますが、春日に対するこれまでの評判を教えてください。

堀井氏:
生み出すまでは半年以上かかりましたが、それ以降は歴代のキャラに引けを取らない評価を社内では貰っていますし、手応えも感じています。

去年の8月26日に『新・龍が如く』プロジェクトとして、本作を含む3タイトルを同時に発表しました。その時点でゲーム自体は何度もスクラップ&ビルドを繰り返していたんですが、キャラクターは一貫して評価点が高いんですね。「春日一番」はびっくりするくらい受け入れられてます。

横山氏:
「春日一番」はストーリーのプロットを書いた時点で出来上がったキャラクターでした。桐生一馬の後だから…なんて考えると作れなくなるんで、パパッと作ったんですよ。そうしたら名越(※『龍が如く』シリーズ総合監督 名越稔洋氏)も含めて、みんな「良いね」と言ってくれて。ここまで、反対意見が無いのが不思議なくらいです。

なので春日に関しては、チームとしては心配していないです。ただユーザーさんにはまだそれほど浸透していないでしょうから、そこは乖離かなとも思います。

─これまで『龍が如く』はコンソールの性能を活かした表現でファンを魅了してきました。本作はスマートフォンでの展開となりますが、開発を進める上で見えてきた課題は何だったのでしょうか。

横山氏:
コンソールのタイトルを携帯機に移す時、そのまま移植する道と、ゲームシステムを作り変える道の2つがありました。

実は『龍が如く』も、一部分はスマートフォンで動かそうと思えば動くんです。ただ『龍が如く』は、大きい画面を使った家庭用タイトルという環境を想定して作っています。単純に、そのまま移植したものを携帯で遊んでもつまんなかったんですね。音も消すでしょうし、コントローラーが無いから「ワンボタンでアクションが出る」なんて対応も必要になる。携帯で動かすためにわざわざつまらない操作にするのは間違っている、と考えたんです。


横山氏:
新しい『龍が如く』は家庭用と携帯用で2種類動いていますが、それらはきっちり分けてちゃんと作ろうよ、と。なぜ携帯用も作ることにしたかと言うと、今の時代、家庭用だけだと厳しいというか…単純に言うとタッチポイントを増やしたいんです。

例えば2005年を超えたあたりから、各家庭で「DVDが見たい」という需要が高まりPS2が普及しましたよね。『龍が如く』はそんな、どこにでも本体があるという環境でシリーズが始まったんです。そんな中、シリーズが『6』で一区切りを迎え、新しい展開を考えた時にもう一度、「いつでもどこでもある」という環境にサービスを提供することが我々の務めだと考えました。その答えが、スマートフォンだったと。

とはいえ、家庭用の遊びをスマホへ無理に持っていくのではなくて、スマホで遊んで一番面白いスタイルにしようと。時代と技術に合わせてゲームの中身を変えて提供していくということを、このタイミングでしっかりやりたいと考えています。あと家庭用も、単純にこれまでのようなタイトルとは違いますよ。遊びもグラフィックも全く異なります。

我々は家庭用ゲーム機を捨てたわけではありません。『龍が如く オンライン』は今の時代、無理をしない環境で『龍が如く』に触れたいという要望に、シンプルにお答えした形ですね。PS4って久しぶりに電源入れる時に気合が必要だったりしますけど(笑)、携帯なら気軽に遊べますし、ゲームを遊ぶ習慣を取り戻してもらえると嬉しいですね。

─堀井さんはスマートフォンでの開発を進めてみて、いかがでしたか?

堀井氏:
『龍が如く』はドラマチックかつ重厚なストーリーが特徴ですが、これをスマホでどう表現するかというのが1番のプレッシャーでした。限られたリソースの中で2Dのカットシーンやイラストを使ったり、街の表現に3Dを活用したりしましたね。2Dと3Dの良いところを駆使して世界観を表現するというのは、開発末期までこだわったところです。


─『龍が如く』はバトル部分にも力が入っていますが、本作のバトルシステムはどのようなものでしょうか。

堀井氏:
スマホなので常に操作を求めるのではなく、セミオートで進行するようにしてます。キャラクターが「攻撃」「防御」「回復」「補助」のどれかにカテゴライズされていて、この4タイプを組み合わせて戦っていくという形ですね。秋山だと全体攻撃が得意、真島だとスピードが速いなど、歴代キャラクターの特徴も性能に反映されていますよ。

横山氏:
通常攻撃とバトルスキルはオートに対応しているんですが、各キャラクターが持つ「ヒートアクション」だけはプレイヤーが介入する必要がありまして、ここが従来の操作感と凄く近いです。「ここだっ!」っていうタイミングでボタンを押した時に強力な技が出せるっていう、あの爽快感がそのまんま残っていますよ。

あと敵が落とすアイテムを活用するとゲージが溜まりやすくなって、ヒートアクションが連発できます。これがまた、気持ち良いんです。

─それは楽しみですね。ヒートアクション周りのゲージシステムはどういった感じなのでしょうか。

横山氏:
例えばチーム全体でゲージが3つ溜まっている時に、●個消費して秋山で攻撃するか、●個使って遥で回復するか、といったイメージです。オートバトルってぼんやり画面を見ちゃいますけど、このヒートアクションのおかげで、『龍が如く』を遊んでいる感覚が味わえると思います。


─キャラクターの育成方法についても、教えて頂けますか。

堀井氏:
キャラクターの強化は、従来のタイトルであったようなボードを埋めていく形です。複雑なものは予定していないです。また時間を有効活用できる手段として、いわゆる「遠征」を用意しています。街にキャラクターを派遣すると、一定時間後に報酬がもらえます。

横山氏:
『龍が如く 0』を出した時に、経験値をお金に変えたことがありました。ひたすらお金を稼いで、それが経験値になるっていうシステムですね。本作はそれに近いです。春日は所持金0円に近い状態からどんどん成り上がっていかないといけないので、とにかく金を稼ぐんですね。それがそのまま、育成にも必要になってきます。強化に必要な素材等もあるにはありますが、基本的にはゲーム内のお金が一番の軸になってきます。


─『龍が如くONLINE』のこだわったポイントはどこですか?

堀井氏:
一番こだわったのはキャラクターと街の表現です。3Dだとスマホの場合どうしても安っぽく見えてしまうところがあって…。なので2Dと3Dそれぞれの良さを活かして、その境目を無くすという部分にこだわりました。

横山氏:
カードで仲間をゲットするっていうシステムにストーリー的な整合性を持たせてないので、シリーズの歴代キャラクターがたくさん出せるっていうのも良い点ですよね。例えば同じ「柏木」というキャラクターでも、年を取った柏木と若い頃の柏木では、性能がまるっきり違うんですよ。「あの時代の、このキャラ」っていう作り方が凄く楽しくて。

堀井氏:
ユーザーにとっても、今まで好きだったキャラクターにまた会えるのは、良いことかなと思います。


─ちなみに『見参』や『維新』、『JUDGE EYES:死神の遺言』のキャラクターが出るなんてことは…?

横山氏:
今はさすがに本編のキャラが中心となりますが、『見参』や『維新』については、「それも面白いよね」なんて話はしてます。イベント等でいつか、やってもいいかな。『JUDGE EYES:死神の遺言』は、『龍が如く』のキャラクターが出てないのでなんともですが…。それもまあ、これからって感じですね。

─少し聞きにくいんですが、『龍が如く オンライン』は運営型タイトルとなります。いつか春日の物語にも終わりは来るのでしょうか…?

横山氏:
ある程度進んだあとのエンディングは考えていますが、それが今すぐ訪れるものではないです。そこからまた次の物語が生まれてくると思います。

─どんな方に『龍が如くONLINE』を遊んでもらいたいですか?

堀井氏:
今までハードがなくて『龍が如く』を遊べなかったり、ここ最近触れてなかった方に遊んで欲しいというのが、企画立ち上げ時からの純粋で最大の思いです。

横山氏:
『龍が如く』から離れた人、そこが一番ですね。あと、どんな人というか、奥さんとか子供とか学校の先生に怒られながらプレイしてほしいです。携帯だからコソコソ遊べるじゃないですか。ゲームって怒られながらやるもんだっていうのが、自分の中にあるんですよね。昔、親に隠れて音量も絞りながら、真夜中に自室でゲームしてた体験が忘れられなくて。やっちゃダメってものをやっちゃう快感ってあるし、ゲームってそうあるべきだと思うんです。


横山氏:
あのね、「偉いね」って言われたらエンターテイメントはおしまいなんですよ。ゲームもその領域に入ってきてる気がしてて、勉強のためにコンソールいっぱい触ってると、この業界では「偉いね」ってなるわけです。エンタメはやっぱり、止められない毒であってなんぼだと。スマホって今、そういう毒みたいなものだと思ってます。だから、こそこそ隠れてやめられないぐらい『龍が如く ONLINE』を遊んでほしいし、みんなにとっての毒であってほしいです。

─ありがとうございました!



ブースにて事前登録が確認できると、オリジナル手ぬぐいがプレゼントされます。


『龍が如く ONLINE』プロモーション映像
《ねんね太郎》

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