日本企業でのインターンシップ研修は、サウジアラビアで2017年11月に開催された「ミスク・グローバルフォーラム」に、スクウェア・エニックスと東映アニメーション、SNKの3社が参加したことから実現したもの。また金融経済分野で人材を受け入れ中のみずほ銀行は、2018年5月にテレビ東京で放映されたアニメ『きこりと宝物』でスポンサー提供していたことが今回の実施に繋がった。
スクウェア・エニックスは「3Dキャラクターデザイン・2Dバックグラウンドデザイン」、東映アニメーションは「アニメ作画の基本と知識」、SNKは「デザインの基礎からキャラクター制作まで」、みずほ銀行は「ミスク=みずほプログラム:金融専門家を目指す優秀な人材を育成する」をテーマにそれぞれ研修中だ。
インターンシップを企画したマンガプロダクションズのCEO、ブカーリ・イサム氏は「マンガプロダクションズは昨年から日本の企業とアニメ・ゲームの共同制作を始めました。今後、両国の共同コンテンツ制作プロジェクトをより多く実施するために、この人材開発プログラムは欠かせません」と指摘。
同プロダクションのアートディレクター・アシスタントであるサラ・オウルダッダ氏は「今回参加しているすべての研修生は情熱的かつ献身的で、自分たちの創造性を高めて将来得た技術と知識を世界に披露する能力を持っていると信じています」との期待を述べている。
インターンシップ生では、SNKで研修中のアルワ・アルルズクさんが「私はゲーム開発を勉強しています。SNKの研修にはプログラマーとして参加しました。私の目的はゲーム開発分野を学び、より多くの経験を積むことです。私はサウジアラビアに最高の知識を持ち帰るつもりです。このプログラムの最後まで、ゲーム制作の仕事を続けることにワクワクしています」とコメント。
日本の技術と知識を取り入れて発展していく、サウジアラビアのアニメ・ゲーム分野に今後ますます注目となりそうだ。
<日本企業受け入れ先・内容>
スクウェア・エニックス(6月25日~8月30日、3名)
「3Dキャラクターデザイン・2Dバックグラウンドデザイン」
東映アニメーション(6月25日~8月30日、11名)
「アニメ作画の基本と知識」
SNK(6月29日~8月30日、4名)
「デザインの基礎からキャラクター制作まで」
みずほ銀行(6月25日~8月30日、2名)
「ミスク=みずほプログラム:金融専門家を目指す優秀な人材を育成する」
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