3月22日、高知県は歴史を中心とした観光博覧会「志国高知 幕末維新博」の第二幕として、地域活性プロジェクト「平成の海援隊」を記者会見にて発表しました。
本プロジェクトは、ゲーム、玩具、ファッション、飲食など多様なジャンルの企業・団体と連携し、新たな地域活性につなげていくというもの。本稿ではこの記者会見の模様をレポートします。
そもそも「志国高知 幕末維新博」とは、土佐が生んだ偉人ゆかりの地など、高知県内24の歴史文化施設などで貴重な歴史資料を展示するというもの。第二幕では龍馬の殿堂「坂本龍馬記念館」のグランドオープン、県内各地の会場もリニューアルされます。
最初に登壇した高知県知事 尾崎正直氏より概要の説明が行われました。「第一幕はおかげさまで160万人近く来場頂き大盛況。新たなプロジェクト「平成の海援隊」では特色ある企業に集まってもらえた。坂本龍馬の叶えられなかった「世界の海援隊」を結成し、地方にあってその魅力を世界に発信し、強い地方を作っていきたい」と意気込みを語りました。
※尾崎氏の「崎」は本来は旧字です。
続いては、「平成の海援隊」に参加する各企業よりプロジェクトの発表が行われました。
スマーフォトンアプリのゲーム運営をてがけるDeNA Games Tokyo代表取締役社長である井口氏は「高知県の新たな地域活性プロジェクトの志に共鳴し、タイアップに至った。錚々たる面々とプロジェクトを共にできて光栄に思う。「平成の海援隊」プロジェクトを盛り上げ、ゲーム運営業界も盛り上げていきたい。」とコメント。
具体的な取り組みについては、同社が運営する『怪盗ロワイヤル』、『農園ホッコリーナ』、『アクアスクエア』、『スペースデブリーズ』、『戦国ロワイヤル』、この5つのゲームの中にタイトルの特徴にあわせ、坂本龍馬などの幕末志士、高知県の農作物や海産物をアイテムとして登場させるとのこと。詳細については今後発表予定となり、夏頃には連携が開始されるということです。
最後に、尾崎知事より「平成の海援隊は今日がスタート。更に多くの同志を募り、地方から世界に情報を発信して大きな流れを作っていきたい。」と語り記者会見を締めくくりました。
平成の海援隊の航海はまだ始まったばかり。詳細は今後随時発表されるとのことですが、「地方創生」という言葉が政府だけでなく民間企業からも叫ばれて久しい中、この地域活性策がどのような実を結ぶのか注目が集まります。
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