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またいつか、スペースワールド―園内には27年分の「ありがとう」があふれていた

1990年4月22日、福岡県北九州市に開園したスペースワールドは「宇宙」をテーマにした遊園地。実物大のスペースシャトルの模型や月の石のレプリカの展示、「タイタン」や「ヴィーナス」など惑星の名を冠した絶叫マシーンなど、宇宙を身近に感じることができるテーマパークです。

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1990年4月22日、福岡県北九州市に開園したスペースワールドは「宇宙」をテーマにした遊園地。実物大のスペースシャトルの模型や月の石のレプリカの展示、「タイタン」や「ヴィーナス」など惑星の名を冠した絶叫マシーンなど、宇宙を身近に感じることができるテーマパークです。

2016年にはアイススケートリンクの演出で炎上するもそれを逆手にとったかのようなCM展開、閉園が決まった後に「なくなるヨ!全員集合」といったユニークなプロモーション、更には実際の星の命名権を取得し「SPACE WORLD(スペースワールド)」と名付け「粋」すぎると話題になるなど、様々な事柄でネット上を盛り上げました。

スペースワールド駅を降りると真っ先に飛び込んでくる風景。

著者は実家が北九州市とお隣の下関市ということもあり、小学生の頃には家族と、大学生の頃にはサークルの友人たちと頻繁に通っていたのでスペースワールド閉園のニュースには少なからずショックを受けました。年末年始に実家に帰る習慣がない著者でも「スペースワールドの最後を見に行かねばならない」と閉園前日に東京から駆けつけたのですが、園内には悲壮な雰囲気はなく、いつも以上の活気と笑顔、27年分の「ありがとう」があふれていました。

スペースワールドまで続く道。ここを歩くとテンションが上がってきます。

ここからは閉園間際のスペースワールドの写真とともに、著者の想い出も振り返ってみたいと思います。

チケット売り場は大混雑でした。

27年分の「ありがとう」


閉園を機に園内は「落書きOK」になっており、スペースワールドへの感謝と想い出がいたるところに綴られていました。








4年間スペースワールドでパフォーマンスしていたというバーテンダーアーティストの増田タカノリさん。そのパフォーマンスには、いつも以上に熱が入っているように感じました。

最後にサインを!と来園者からもみくちゃにされるマスコットキャラクター、ラッキーラビット。

【画像】他にも数々の「ありがとう」が

目の前で消えた美女が真後ろから現れた衝撃



スペースワールドではキャラクターショーなどのイベントがステージで行われており、過去にはマジックショーも披露されていました。小学生だった著者が訪れた日には「箱に入った美女が消える」というよくあるネタがステージ上で行われていたのですが、驚いたのはその後。

観客席の最後列に座っていた著者の肩が突然叩かれたので振り返ってみると、なんとそこには目の前で消えたはずの美女が立っているではありませんか。美女はポカンと口を開けている著者にニッコリ笑いかけると、颯爽とステージまで駆けていったのでした。あれは双子だったのかなぁ、ステージに穴が空いていてそこから抜け出したのかなぁ、なんて今でも思い返していたりします。

この日はNIGHT OF FIREをパラパラで披露。キレッキレでした。

ヴィーナスに乗りすぎてダウンした若気の至り



ヴィーナスほど三半規管を壊しにかかる絶叫コースターはないでしょう。目玉はなんと言ってもグルンと一回転する垂直ループ。全体的にグルグルと回るコースなので乗り終わったあとは目が回ってまっすぐ歩けなかったりするのですが、当時の著者は何を思ったのか3回連続で乗るという蛮行に出たのです。

言うまでもなく、胃の中から虹色の液体を吹き出してしまいその日は他の乗り物にのれずウンウン唸って終わる、という残念な結果に。ヴィーナスは1日1回までにしようと心に決めた瞬間でした。
スペースシャトルをバックにグルンと回る。

190分待ち!100分待ちを越えるのは今年のお盆以来だとか。

タイタンの「絶望感」は忘れられない



小学校6年生の頃、クラスメイトと一緒に訪れた際に初めて乗ったタイタン。当時、世界最大の傾斜角度とスピードで話題となり、実物を見てみると「これからコレに乗るのか…?」と震えが止まらなかったほどです。そこは小学生男子特有の「見栄(こ、怖くねーし!)」でなんとか乗り切ったわけですが。無事に(?)乗り終わったあとの「やってやったぜ!」感がなんだかとても誇らしかったのを覚えています。

この角度から落ちるだと…と身震い。

なんとこの日は4時間半待ちでした。

絶叫マシーンの枠を超えているザターンの爽快感



大学生になると年2回はスペースワールドに行っていたのですが、その楽しみは何と言ってもザターンでした。著者がこれまで乗ってきたどんな絶叫マシーンよりも爽快感があり、初めてザターンが動く所を見た時の衝撃と言ったら…。乗る前にスタッフから「マフラーやネックレスなどは外してください。後頭部は必ずシートに密着させてください。」と指示があり首を傾げていたのですが、発車シーンを見た時に全て納得がいきました。

「そんな急発進するの?!」という勢いで発射し2.5秒後には130kmに到達。最後には89度の射角で高さ65mから急降下していくのですが、最初の急加速が気持ちよすぎて気付いたらいつも「フー!」なんて言いながらザターンから降りているのでした。最前列、真ん中、最後尾と座る位置で感じるスリルも変わるので、連続で何回も乗ったものです。

治療と予防、と病院がテーマのよう。確かに乗ると元気になります。

2時間半待ち。この日のために急遽「2時間30」というマグネットを作ったのだとか。

またいつか、別の星で、会いましょう



大学を卒業し東京の企業へ就職してから数年間、スペースワールドに足を運ぶことはありませんでしたが、実に8年ぶりに訪れたこの場所は想い出の中とは何も変わらず、スタッフの方々もいつもの笑顔で来場者を迎え入れていたのがとても印象的でした。

そんなスペースワールドは間違いなく著者の中で輝く青春の1ページであり、閉園するからといってその輝きが消えるわけではありません。だって、空を見上げればそこにはいつだって「SPACE WORLD」があるのですから。

27年間、ありがとう。またいつか、別の星で、会いましょう。
【画像】閉園直前の園内の様子はこちらから
《山﨑浩司》

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