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『FGO』ネタバレ有りで振り返る第1部~第三特異点オケアノスの巻~【特集】

iOS/Androidアプリ『Fate/Grand Order』遠い記憶の底にある第1部を振り返る短期連載、第4回目です。今回は地上より海上で過ごした「第三特異点 封鎖終局四海 オケアノス」をゆるゆる振り返ります。

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iOS/Androidアプリ『Fate/Grand Order』遠い記憶の海の底にある第1部を振り返る短期連載、第4回目です。今回は地上より海上で過ごした「第三特異点 封鎖終局四海 オケアノス」をゆるゆる振り返ります。

※『Fate/Grand Order』のネタバレにご注意ください。
※ 書かれているのはあくまでも一個人の推察と解釈です。

◆ストーリーを振り返ろう



この特異点は1573年のおかしな海が舞台。フランシス・ドレイクの仲間の船にたまたま乗った主人公は、彼……と思いきや彼女と協力し、海を駆け抜けていきました。その途中にはラビリンスがあったり、女神と出会ったり、気持ち悪い海賊に見つかったり……。黒髭、エドワード・ティーチが特異点かと思えば、その黒髭をヘクトールが裏切り、イアソン、メディアリリィ、ヘラクレスという新たな敵も登場。ヘラクレスに苦戦しながらも、アタランテやダビデのおかげでなんとか切り抜け、魔神柱“フォルネウス”も討伐。ソロモンが黒幕なのか……?という謎を残しつつ帰還しました。


海だ!宝だ!海賊だ!ということでひたすらに島を渡っていったストーリーでした。『ワンピース』のキャラクター名のモチーフとなっている人物もたくさんいたので、個人的にはテンションが上がりましたね。あと『Fate/stay night』で相性が悪いと言われていたヘラクレスとメディアが肩を並べると言うのもある意味胸熱な展開でした。さらにフランスで敵として出たアタランテが仲間として登場したのも嬉しいポイント。しかも記憶が共有されていることも分かりました。クリスマスの礼装ではダビデとアタランテが並んでいたり、ネロ祭では黒髭とヘクトールがチームだったりと、今でも思い出すことが多い章だったりします。

◆強烈なインパクトを残した黒髭、愉快なキャラクターたち



一番強烈だったのは、黒髭のキャラクターでしょう。「デュフフwww」といった笑い方や、「BBA」などの単語を連発。しかし散り際には、ドレイクへの尊敬の念も見え、気持ち悪いだけではないところも見せました。一番我々プレイヤーと近い思考かもしれないと思いつつ、今ではすっかり愛すべきサーヴァントとなっています。そしてある意味似たような、対照的なような立ち位置でイアソンがいました。実装されるのか分かりませんが、こちらもなかなか憎めないキャラクターです。


そして忘れてはならないアステリオスとエウリュアレ。本当にこの二人には胸をしめつけられました。アステリオスが自分を多くの人を殺した“かいぶつ”だからと前に出て、人間に戻らなきゃと言い、名前を呼んでくれたことが嬉しかった、そして「うまれてうれしかった」と自分の生を肯定する。ばらばらで繋がらない言葉でも、アステリオスの気持ちが伝わってくるものでした。


また、アン・ボニー&メアリー・リードとアルテミス、オリオンというコンビサーヴァントが出てきたのも印象的です。あと筆者の最推しであるヘラクレスもここで初登場し、英霊としてもトップレベルの強さであることがよく分かる内容でした。黒髭の尊敬するドレイクも『Fate/EXTRA』と違ったかっこよさがあり、ついて行きたくなる姉御感がハンパなかったですね。また、彼女もマシュに大きな影響を与えています。

気になる人物は、ヘクトールの語ったアイアスと、ドレイクが倒したというポセイドンの二人ですね。アイアスはアーチャーのエミヤが原作で使う「熾天覆う七つの円環(ローアイアス)」の持ち主。ポセイドンはオリュンポス十二神の一柱で、色々なゲームにも登場するレベルの超神様です。オリオンやアステリオスなど関わりのあるサーヴァントも多いので、いつか実装……でもボスで出てきそうなレベルの神様でもありますよね。

◆ダビデとアーク、そしてソロモン



このストーリーでは、ダビデの宝具「契約の箱(アーク)」が重要なアイテムになりました。そしてダビデの息子であるソロモンについて語られたのもこの章です。アークについては、恐ろしいアイテムとして一回きりの登場かと思いつつ、聖杯に近しい力を持つので第2部でも登場するのではと考えています。というのも、アーク自体霊体化できず、ダビデがいなくとも所有者がいれば存在し続けるというとんでも宝具なんですよね。第2部で敵対する者が何にせよ、登場したら物騒なスーパーアイテムになりそうです。


そしてダビデとソロモンの親子共演もこの章でありました。ロマニの嘆きも今読み返すと、そりゃそうだよな……となります。とはいえ、この親だからこそこの子、とも思える部分です。

個人的にはダ・ヴィンチちゃんがどの時点でロマニをソロモン王だと知ったのかが気になりました。セプテムから帰ってきた時はソロモン王について追及するかのようにロマニに聞いていましたが、オケアノスではロマニをかばうために誤魔化しているような素振りがありました。この合間に教えたのか、元々知っていたわざとマシュや主人公に分かるように話したのか……ここについては今後のストーリーで明かされる可能性が低いと思われるので、想像を膨らませるのみです。

あとこの章ではマーリンの記述がなさそうに見えるのですが、「魔力に関しては協力者のあてもあるしね」というロマニの発言があります。皆勤賞。

◆マシュの回想、最期への影響


オケアノスは、冒頭で初めてマシュの回想が出た章でもありました。「5110回目」と話しているので、マシュが当時14歳であることが分かります。実装当時はマシュと確定できなかったものの、この“誰か”が普通ではない生活を過ごしているのは明らかでした。個人的にロマニが「二号」と呼んでいるのはかなり意外でしたが、色々と理由があるのでしょう。


先程ドレイクがマシュへ大きな影響を与えたと書きましたが、モーツァルトの“人間になる”という言葉がマシュの中で具体化した物語だったと思っています。少し前の話に戻りますが、アステリオスが「ぼくは、うまれて、うれしかった!」というシーンで、マシュは言葉を失っています。かいぶつと自分を呼ぶアステリオスとデザイナベビーで融合実験体のマシュは、創られた誰かに閉じ込められた同士。二年前のマシュは「わたしは今日も、存在を許された」と目覚め、真っ白な部屋に閉じ込められながら「わたしはとても幸せだ」と言います。「生まれて良かった」とは言っておらず、おそらくこの時点でもマシュにはまだ言えなかったのではないかなと。だからこそアステリオスの言葉に、何か思ったのではないでしょうか。

そして、その後のドレイクとの会話がマシュの最終章の行動に繋がっています。ドレイクはどんな人間も望みを持っていて、それを自覚するか一生自覚しないかの違いがあるだけだとマシュに話しました。マシュは自分がどっちのタイプか聞くと、ドレイクは「きっと最後にわかるさ」と。何がしたくて、何をするために最期まで盾を振るのか。必ず死ぬからこそ、今を楽しく生きたくなる。そしてマシュはそれを本当に最後に理解し、主人公を守って消えました。ドレイクは死について「そんな恐怖を――いつでも笑って誤魔化すのさ」とも語っていましたね。だからこそマシュも、あの時笑っていたのかもしれません。


◆まとめ


海が舞台とあって、さらに冒険感の増したストーリーでした。サーヴァントの個性も豊かで、ドレイク姉さんの言葉一つ一つが身に染みる内容だったなと……改めて読み返すと、マシュについて色々考えてしまいますね。

精神のライフが削りに削られたので、最期までこの連載をやり遂げられるか今から心配です。ということで次回は「第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン」を振り返ります。お楽しみに!
《タカロク》
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