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一度コンシューマを離れた飯島多紀哉が、スイッチ版『送り犬』に託した期待とは─『アパシー』『ONI』新展開の可能性にも言及

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一度コンシューマを離れた飯島多紀哉が、スイッチ版『送り犬』に託した期待とは─『アパシー』『ONI』新展開の可能性にも言及
  • 一度コンシューマを離れた飯島多紀哉が、スイッチ版『送り犬』に託した期待とは─『アパシー』『ONI』新展開の可能性にも言及

株式会社シャノンの代表取締役社長であり、シナリオライターや小説家としても活躍し続けてきた飯島多紀哉氏(旧・飯島健男氏)。創作者としての歩みは長く、パソコンが「マイコン」と呼ばれていた時代から走り続けているクリエイターのひとりです。

デビュー作の『抜忍伝説』や、2部構成で壮大な物語を描いた『BURAI』、人類滅亡後の世界を舞台にモンスターとエイリアンの戦いを描いた『ラストハルマゲドン』など、PCゲーム黎明期に数々の作品を手がけ、ユーザーの記憶に残るゲームを生み出します。

その活躍ぶりはコンシューマでも存分に発揮され、多くのファンに支持された『ONI』シリーズや、ホラーゲームを語る上で外せない『学校であった怖い話』などにも携わり、様々な物語を力強く発信してきました。また、『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-十勇士陰謀編』や『バトル・サッカー』、『魔法騎士レイアース』といったキャラクター作品のプロデュースも担当しました。

飯島氏は2001年にゲーム業界を離れて創作活動を一時停止するものの、約5年の歳月を経て2006年に業界へ復帰。シナリオ面で、PS2ソフト『四八(仮)』や、DSソフト『ONI零 戦国乱世百花繚乱』、『アパシー 鳴神学園都市伝説探偵局』などに関わりましたが、以降の活動はコンシューマではなく、主に同人作品として提供するスタイルを選択。また2009年には、携帯アプリ向けに『送り犬』をリリースしました。

創作活動に関してコンシューマと距離を取ったように見える飯島氏でしたが、先月末に『送り犬』のニンテンドースイッチ版を電撃発表。飯島氏自身は、スイッチ版の開発そのものにはノータッチとのことですが、新シナリオを2本書き下ろし。“正統派のガチホラー”と“青春ファンタジー”とのことなので、期待が膨らみます。

YouTube 動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=KZbSPB2BVmg

そんな飯島氏は、自身のブログ「七転び八転がり」にて、スイッチ版『送り犬』についてや、一時期コンシューマを離れていた理由などを、10月11日付けの「実は凄いこと」で綴りました。

かつてのコンシューマは、文章面に関する規制も厳しく、おとなしい表現に書き換えられたり、発売元に名称を勝手に変えられていたといった出来事などを、ブログにて明かす飯島氏。「作家には、どうしても使わなければならない表現の意味合いというものがある」とも語り、“言葉狩り”と表現したシナリオ規制を受けて「コンシューマへの未練がなくなった」飯島氏は、コンシューマと決別して同人ゲーム制作に打ち込んだ模様です。

そんな飯島氏が、スイッチ版『送り犬』でコンシューマにもう一度戻ろうと考えたのは、表現規制の緩和がきっかけとのこと。それが本当かを確かめるために、あえて『送り犬』をチョイスしたと述べています。

「今回の『送り犬』に関して金銭的なメリットはほとんどない」としながらも敢えて挑んだその挑戦は、「シナリオが、ほぼ僕が満足する状態で発売されそう」との嬉しい形へと繋がり、ゲームファンにとっても飯島氏にとっても喜ばしい話となりました。

この挑戦について飯島氏は、「実質的な利益を度外視しても、僕にはやる価値があった」と語ります。その理由として、『学校であった怖い話』でお蔵入りになったエンディングを描くためには、規制の緩和が必要だったと告白。今回の『送り犬』が理想的な形でリリースされれば、「『学校であった怖い話 月下美人の章』も姿形を変えて、家庭用ゲームで実現することも可能になる」と、新たな選択肢があり得ることを示唆します。

また、「スイッチ版『送り犬』の先には、『アパシー』シリーズの完全新作や『ONI』シリーズの新作が待っている」といったコメントも記しており、『送り犬』の評判と売れ行き次第で様々な展開に繋がる可能性についても触れました。

表現の規制により一度コンシューマを離れましたが、新たな希望を感じてスイッチ版『送り犬』を試金石として送り出す飯島氏。今回のチャレンジが新たな展開へと繋がるのか否か、コンシューマ業界の在り方も問われる大きな1歩となりそうです。

■飯島多紀哉の七転び八転がり:「実は凄いこと」
URL:https://plaza.rakuten.co.jp/iijimatakiya/diary/201710110000/

■ニンテンドースイッチ版『送り犬』ティザーサイト
URL:http://d-mebius.com/okuriinu/

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(C)飯島多紀哉
(C)mebius.
《臥待 弦》

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