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【特集】原作者から「やりすぎ」のツッコミも―原作愛から産まれた『リ・モンスター』の“これまでとこれから”

前世で不運な死を遂げた主人公は、目覚めると最弱ゴブリンに転生していた──そんな驚きの幕開けから始まる下克上ファンタジー「Re:Monster」。金斬児狐氏が手がけるこのライトノベルは、累計で55万部を超える人気を博しています。

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◆◆『リ・モンスター』に対する海外の反応は? 気になる今後の展開は?


――先日、原作小説第一部の最終巻が発売を迎えましたが、それを踏まえて、ゲーム版の今後の展開をお聞かせください。


村石氏:ここまでだった世界がこうなるのか、という広がりを更に迎えます。例えば、初代の『ドラゴンクエスト』から『2』で世界が広がるといった感じですね。

原作で大きい戦いの区切りが付き、その後に主人公が生まれ変わってから365日経った誕生祭を行った後に、「よし、世界に美味しいものでも食べに行こう」となり、ここから第2部へと繋がります。原作自体はどんどん広がっていますから、こちらとしては新しいキャラクターが出たら「ありがとうございます」と言ってユニットを作れるなぁという感じです(笑)。

――なるほど。では、今後の具体的な話とかはその都度になると思いますが、全体的な展開としては、今後にご期待くださいということですね。。

村石氏:そうですね。今はあまり詳しく言えないので、もどかしいところですが(笑)。

――事前のメールインタビューで、金斬先生に「今後取り入れて欲しい要素や展開」について伺ったんですが、「モンスターの進化先を増やしたり、ユニットの配置で何かしらの効果が出たり、もしくはアビリティの構成とかを増えても面白いかもしれません」というようなお答えをいただきまして。この点について、いかがでしょうか。

村石氏:モンスター、いわゆる「ユニット」の追加や進化先の増加、アビリティ補正など、すでにあるものを増やしていくのは、通常の運営で出来るだけやりたいかなという思いはあります。存在進化(人間は位階上昇)の場合、主人公だけは分岐があるのですが、他には分岐できるユニットってあまりいなくて。

今、水着のユニットが出るイベントと同時にアイドルイベントがあるんですが、初期ユニット以外で初の「分岐する存在進化」を出しました。これが、面倒くさいと思われるのか良いねと思ってもらえるか、その反応をみたいですね。

あとは、バランスに大きく関わってくる部分なので慎重にならざるを得ませんが、ユニット配置で何かしらの効果は、確かに「やったほうが」という意見はいただいたりするので、今後検討したいですね。

――本作は海外展開もされていますが、日本のユーザーと比べ、反応の違いや文化の違いなどを感じますか?


村石氏:当初は海外展開というか、遊ぶことができる国を縛っていなかったという方が正しいですね。おかげさまで、日本以外でも多くの方々に遊んでいただけて、現在では、英語オプション、繁体字オプションと海外ユーザー向けに拡大しているところです。海外ユーザーさんの反応を見て1番違うなと思うのは、日本の方は曖昧な表現でもゲームの作法というか、前提などから察していただけたりすることが多いんですが、海外の方は、○○じゃないとダメ、という風に明確に言わないと「分からない」と言われることが多くて。

例えばガチャであれば、このガチャの何が出るとか確定だとか、装備であれば限定装備だった時に、誰が装備したら効果があるのかなど、このあたりの説明はコンパクトにしたくて、文章量をあまり多くしなかったんです。ですが、そこは長くなっても正確に書くように変わりましたね。

あと、本作はいわゆるソーシャルゲームなので、季節モノなどのイベントを行うんですけど、例えば花見や梅雨など、日本的なものをやっても「これ何?」と言われる場合もあるんですが、日本ではそれほど特別ではないことも日本的なものとして面白がられる場合もありますね。

逆に、海外発祥の、例えば「イースター」をイベントでやってみた時、「海外の人が結構遊ばれるのかな?」と思ってたんですけど、むしろ日本のほうが反応が良くて。日本でもイースターイベントを色々なところでやるようになってきているので、一般化してきたのかもしれませんが、この辺りは手探りで反応を見ながら、運営しているという感じですね。



――面白い違いですね。この国は特に『リ・モンスター』熱を感じる、みたいな手応えはありますか?

村石氏:東南アジアかなと思います。一応、今のオリジナルはどこからでも出来ますけど、ベトナム版が別で出ていまして。金斬先生も直接ベトナムに足を運んでイベントをされたこともあり、ベトナムは熱いですね。ほかは、タイ、インドネシア、台湾、香港なども熱を感じます。ちなみにプレイヤー数は、日本に続いて台湾、北米が多いですね。

■金斬氏への質問:『リ・モンスター』は海外展開もされていますが、海外進出を知った際はどのような心境でしたか?

金斬氏:へー、そうなんだー、くらいですね。何ですかね、今までとはかけ離れている事だったので、正直実感はありませんでしたね。献本とか届いて、ああ、本当になったんだなー、とは思いました。


次ページ:金斬氏と村石氏の「下克上」

《臥待 弦》
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