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【日々気まぐレポ】第154回 バンダイ驚異のメカニズム!「フィギュアライズバスト キラ・ヤマト」をレビュー

インサイドを御覧の皆様、こんにちは。ライターひびきがお届けする週間連載「日々気まぐレポ」、第154回目でございます。

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インサイドを御覧の皆様、こんにちは。ライターひびきがお届けする週間連載「日々気まぐレポ」、第154回目でございます。

本日はバンダイより発売中のプラモデル「フィギュアライズバスト キラ・ヤマト」をご紹介します。「フィギュアライズバスト」はキャラクターの胸像をテーマとした組み立て式のプラスチックキットシリーズです。今回、その第1弾キットとして、今なお根強い人気を誇るTVアニメ「機動戦士ガンダムSEED」の主人公である「キラ・ヤマト」が登場しました。


では、さっそく中身のチェックから。組み立て式ですので、通常のプラモデルと同じようにランナー状態でパッケージングされています。全8枚でそれぞれがカラー別に成形。まずは説明書の通り胴体から組み立てていきます。


胴体自体はモナカ割り。ですが、腕や襟、服の模様などでうまく合わせ目が処理されており、パチ組しただけでもかなりの見栄えに。もちろん普通のガンプラと同じくスナップフィットキットですので特に難しい工作も必要ありません。


続いて頭部の組み立て。瞳を構成するこのランナーが、文字通り本キット最大の目玉となるFパーツです。なんとこれ、写真の状態で未塗装・未シール。このFパーツと顔面を構成するGパーツは、バンダイの最新技術である「レイヤードインジェクション」で成形されており、瞳の中の模様や顔面の眉毛や睫毛などが全て成型色で再現されているのです。また、服部分や瞳部分などで素材のツヤが使い分けられているのも見逃せないポイントです。


髪の毛も複数パーツに分かれており、立体的な造形を楽しむことが出来ます。最後に首の胴体に接続して完成です。首はボールジョイントなのである程度角度による表情つけをすることが可能。また、ベースは別売りのガンプラディスプレイ用のアクションベースに接続することも出来るようになっています。


写真は塗装はおろか、付属のシール(襟のレッドや地球連合軍マーク用に一部付属)も貼っていない状態です。この状態でもかなりの完成度であることがわかっていただけるかと思います。

成型色での色分けと言えば、プラモデルマニアの読者さんの中には「イロプラ」や「システムインジェクション」を連想した方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。ランナーに繋がった状態でパーツが既に色分けされており、組み立てるだけで設定のカラーリングをある程度再現出来るタイプのキット……長いガンプラの歴史の中で何度か登場したこの手のアイテムですが、いずれもあまり長続きはしませんでした。もっとも、技術自体は連綿と受け継がれており、近年ではPGの一部キットやRGのアドヴァンスドMSジョイントなどにシステムインジェクションの一端を見ることが出来ます。

しかし、かつて展開されていたようなパーツ単位でマルチカラー成形されているタイプのキットは現在でも主流とはなっていません。この理由として、金型の消耗が激しいといった製造上の都合があったそうですが、ユーザーから見てもこのタイプのキットは「扱いづらいもの」とさえされていました。と言うのも、当時のガンプラの基本的な楽しみ方とされていた「塗装」や「工作」がこのタイプのキットではし難く(複数のカラーで1パーツが構成されている=分解できないため)、かと言ってパチ組で楽しむには完成品としての出来が今ひとつ。そのまま楽しむにも、手を加えて楽しむにもどっちつかずで中途半端な存在だったのです。そして、結局は現在の多色成形ランナーの形に落ち着いた……といった具合でした。

もっとも、これらの短所。発想を逆転して「手を加える必要性が薄いキット」にまで昇華してしまえば強力な長所となり得ます。特にキャラクターフィギュア的なキットでは、瞳や顔面の塗装が必要不可欠。熟練のモデラーでも非常に神経を使う繊細な部位だけに、ここが全て成型色で処理されていれば、初心者でも簡単にキャラクターフィギュアのキットを楽しむことが出来ます。

そんな細かい箇所は塗装済みパーツやシールで再現すればいい……と言ってしまえばそれまで。ですが、フィギュアライズバストはあくまでプラモデルとしてのキャラクターフィギュア表現の限界へ挑んだ非常にエポックメイキングなキットといえるのではないでしょうか。普段ガンプラを全塗装で楽しむという方も、是非パチ組での手軽さ、楽しさを今一度このフィギュアライズバストで思い出してみてはいかがでしょうか。

「フィギュアライズバスト キラ・ヤマト」は発売中。価格は1,296円(税込)です。

(C)創通エージェンシー・サンライズ


■筆者紹介:ひびき
関西在住のゲームやアニメ、おもちゃが大好きな駆け出しひきこもり系ライター。そのシーズンに放送されているアニメはすべて視聴する暇人。ゲームのプレイは基本的にまったりじっくり遅い方。2012年からINSIDEにてライター活動を開始。お仕事はTwitterと個人サイトにて随時受付中。


Twitter:@hibiki_magurepo
個人サイト:日々気まぐれ屋(http://ogsaga2.rosx.net/)
《ひびき》

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