映画制作の際に、スタッフたちが生み出した数々の原画など制作資料を中心に紹介するものだ。編集部では一足先に会場を訪れて、展覧会の様子を取材した。その様子をレポートする。
原画展は、本編中に登場する海馬コーポレーションが主催というかたちを取っている。入り口に大きくその企業名が掲げられ、気分を盛り上げる。
原作者で、本作の製作総指揮を務めた高橋和希の挨拶から始まり、シリーズ作品の紹介や千年アイテムの説明が並び、作品を振り返る。さらにその先は、主催者として海馬瀬人社長からの挨拶が登場する。カッコいいポーズの社長パネルが並び、流れる音声は録り下ろし、社長尽くしの空間である。
原画の展示では、映画の中心となる海馬と遊戯と藍神の3人に特にフォーカスしていた。同時に多くのキャラクターたちを紹介する。なかには獏良のファンの女子やお弁当、鼻の穴のアップまで細かい部分もあった。セリフやスタッフへの指示、監督へのメッセージが書かれたものもあり、制作現場の様子も伝わってくる。また印刷された原画をパラパラ漫画のようにめくって見る展示もあった。これも、アニメの制作を伝えるものだ。
なかでもテレビシリーズでもファンから高い評価を受けていた加々美担当の作画は堪能できた。独特な表情や美しい手の作画、ダイナミックなアクションなど全く飽きることがない。
桑原智監督とキャラクターデザイン・総作画監督の加々美高浩の色紙の展示。原作者・高橋和希が担当したシーンの原画が一面に並んだコーナーもある。
原画以外では、3DCGのモンスターたちのコーナーも面白い。「青眼の亜白龍」の3DCG過程の映像も上映する。
展示の後半は、絵コンテ、設定資料が並んだ。設定資料はモンスター、キャラクターは勿論、イメージボードなどかなり見ごたえがある。さらにシナリオもあった。ここでは展示されているケースも注目だ。劇場版を見た人なら思わずニヤッとしてしまうデザインとなっている。設定資料やブラック・マジシャン・ガールたちのフィギュア、描き下ろしのカラービジュアル、絵コンテなども豊富に紹介している。
原画展ということで、鉛筆で描いた雰囲気を感じられる貴重な機会となった。作品のクオリティの高さがよく分かる。原画集を発売して欲しいと願わずにいられないほどだ。見ごたえのある原画展だった。
「『遊☆戯☆王THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』劇場版アニメ原画展~決闘者デュエリストの勇姿~」
http://www.yugioh-history20thten.com/
期間:2016年4月29日(金・祝)~2016年5月2日(月)
会場:池袋サンシャインシティワールドインポートマート 4階展示ホールA
劇場版『遊☆戯☆王THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』
(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/ 2016 劇場版「遊☆戯☆王」製作委員会
劇場版「遊☆戯☆王」原画展レポート 強靭!無敵!最強!原画の数々を堪能
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